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2005年10月25日

心房細動・無呼吸症候群患者の冷え性に出された医療用漢方

常連の中年男性。

日ごろから汗かきで、冷え性。

持病に心房細動と無呼吸症候群をかかえ、病院からはジゴキシン製剤や、無呼吸性症候群治療の器具のマウスを使用中。

風邪をよく引き、病院治療は以前から効果がないので、銀翹散製剤と参蘇飲エキス錠に板藍茶の併用で、いつも治っている。

冷え性治療には芎帰調血飲第一加減や、足の神経痛を配慮して、疏経活血湯などでも、十分には効果が出ない。

たまたま、この冷え性問題も主治医に相談したところ、医療用の漢方薬を出してあげようということになって、まずは、当帰四逆加呉生湯一ヶ月で無効だったとか。

そこで、次に医師が処方した方剤が問題だった。

こともあろうに、「麻黄細辛附子湯」エキス顆粒が出された。

事後の報告であるが、これを服用後、咽喉がカラカラになり、かえって気分が悪いので、直ぐに中止したが、どうしたものだろうと、相談にみえた。

小生、とんでもない!

心疾患を抱える患者さんが、滅多な事では服用してはいけない「麻黄(マオウ)」が配合された方剤だから、飲んではいけませんよ!

と思わず、大声で叫んでしまった。

医師のこの漢方薬に対する認識不足には、思わず身震いしてしまった。
ラベル:副作用
posted by ヒゲ薬剤師 at 13:48| 山口 ☔| 漢方薬に無知な医師達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

五苓散や猪苓湯の使用上の注意

漢方薬方剤というものは、いわゆる「証」にぴったり合って、気持ちよく効いている場合、すなわち、目的の治療効果を発揮している場合、それを連用することで生じる「副作用」というものは、ほとんどあり得ないことである。

このことは、中医学、漢方医学の長い歴史上、かなり証明し尽くされていると思われるが、ときにやや「効き過ぎ」という場合がないではない。

といっても、その人の証候(一連の症候)に、よく合っている場合には、過度な薬用量をしようしない限りは、やはり問題は生じるどころか、通常、よいことはあっても、不都合なことは無いはずである。

但し、あくまで連用中における客観的な観察は不可欠である。

ただ、合成医薬品のような激しい副作用というのは、ほとんど稀なことであるから、漢方薬の服用を過度に恐れる必要はない。

漢方を販売する側も、利用者側も、お互いの信頼関係を築いており、販売者側、あるいは処方する側に正しい漢方薬の知識と豊富な経験があれば、不安はない。

前回の五苓散についても、証候によく合っている場合には、連用するのが当然であるが、やや例外的な現象に対する注意もある。

ちょうど、本ブログの前回までの経緯を意識して書かれたといわれる、次のブログさん。

漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記

の、次のカテゴリ。

五苓散(5)

この中には、五苓散のみならず、親戚の方剤で、膀胱炎などによく使用される「猪苓湯」に対する注意も書かれている。

要するに、必ず漢方薬を専門とする医師や薬剤師に相談しながら服用すべきで、漢方薬といえども、素人療法は禁物である。

医師や薬剤師だからといって、皆が皆、漢方薬に詳しいわけではないので、むしろ漢方薬使用上の、最大の注意点は、相談する専門家の選択こそ、もっとも注意が必要なことのように思われるのである!
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:09| 山口 ☔| 漢方薬の利用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

(前回の続報)五苓散に補中益気湯の復活

前回の続報だが、主治医が五苓散を復活しようと言われ、単独で服用していた補中益気湯と併用することになったという報告が、常連さんから届けられた。

分かる範囲の詳細を聞くと、全身転移で、浮腫がひどい場合は、医療用でするなら、せいぜい、補中益気湯に五苓散を合わせて使用するのが、精一杯かも、というような話を、この常連さんに向かって、数ヶ月前に、小生自身が発言していたのを、この常連さんが耳学問で、その患者さんにアドバイスしていたのだそうだ。

それで、最初から、五苓散単独ではなく、補中益気湯と併用していたらしい。
大変いいことだ。
五苓散単独よりも、末期に近い状態の場合、補中益気湯との併用は、多少とも「補気建中湯」の方意に近づくのである。

それでも、補気建中湯ほどの効果が見られないことも多々あるのが、現実である。

幸い、この患者さんは、補中益気湯と五苓散の併用で、腹水などを含め、全身の浮腫が取れて楽だったのだから、そもそも、それを中止したのはまずかったのだか、医師の方から再開しようと、提案された、というのだから、また聞きながら、少しほっとした。

ただ、以前と同様に効果を発揮してくれることを祈るのみである。

このような重大な疾患では、タイミングを失すると、以前効いていた方剤でも、効果が激減することも珍しくないからである。
posted by ヒゲ薬剤師 at 18:42| 山口 ☔| 漢方薬の利用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月19日

(続)五苓散の服用を医師に止められた場合の2例

前回投稿分の補足である。

2例目の転移ガン患者さんの、よく聞いている五苓散を中止した理由は、漢方に詳しいといわれる医師の発言、貴女には五苓散は強く効きすぎるようだ、

だから中止しなさい

ということで止めたというのである。

本人は、五苓散服用中の一ヶ月間は、随分楽になっていたので、本心は続けたいのだが、医師に中止しろ、と言われれば、シロウトの患者さんゆえ、医師の勧告を無視して、継続服用する気にはなれなかったし、続けるのもコワくなった、ということだった。

患者さんにとって、医師の言葉は、ある種、神のお言葉なのである!

小生の経験でも、浮腫関係で五苓散が適応した場合、1〜2日間、驚くほど大量の排尿がみられたケースが何度かあった。
ご本人もビックリされる場合があるが、五苓散の薬用量をそのままで継続しても、数日以内に落ち着くところに落ち着いて、顕著な利水は消滅し、通常の排尿に戻る例ばかりでなった。

数十年の経験上、例外なく利水過剰の現象を来たした事はなかったのだが、一時的な顕著な利尿に、西洋医学のお医者様たちは、合成医薬品の利尿剤と同列の配慮で、前回のような、誤解に近い判断をされたのかもしれない。

先生方がおっしゃるような、五苓散に恐ろしい副作用が本当にあるとは思えないのだが、どうだろうか。

実際、長年、漢方専門の、この仕事をしていて、聞いたこともないし、文献的にも未見であるが、小生の勉強不足なのだろうか?

病気の重大性を考慮すれば、五苓散のような比較的穏やかな漢方薬で、末期がんの腹水や胸水が効くのは運がよいともいえないだろうか?

素晴らしい効果を発揮しているのだから、中止する必要が、本当にあったのかどうか?

大いに疑問に思っている。
posted by ヒゲ薬剤師 at 22:01| 山口 ☔| 漢方薬に無知な医師達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五苓散の服用を医師に止められた場合の2例

一例は、医師の勧告を無視して、五苓散を続けている老婦人の例だが、当方からお出ししている漢方処方「五苓散料エキス」の製剤で、全身のむくみっぽさが軽減している方である。

五苓散の折々の服用によって、むくみが軽減しているので、そのことをかかりつけ医に報告したところ、五苓散は、血中の水分を過剰に取り除いて、血が粘って血栓が生じやすくなるので、即刻中止するように勧告された。

検査上、何も根拠が無い話で、以前にも本ブログでご報告した一人暮らしの老婦人。

前回は、医師の勧告通りに、長年親しんだ漢方薬を、すべて中止したために、大事になりかけたので、今度の勧告も、例によって、例のごとし。長年のお付き合い、お近くの便利さから、結局は主治医を変えなかったものの、こと、漢方薬に関するアドバイスばかりは、信用なりませんとて。
体調がすこぶるよいのだから、自己責任で、五苓散は継続するし、血栓防止の意味で、冠心二号方に基づいて製造された漢方薬方剤も併用するなど、80歳を大分過ぎても元気なのは、漢方薬のお陰であると、医師の勧告に従おうとしない。

もう一例は、また聞きの話。

全身転移のがん患者さん。

腹水、胸水など貯留して苦しいので、耳学問で、医師に医療用の五苓散を所望し、服用したところ、劇的に効いて、大量の排尿とともに、全身の腹水・胸水などがほぼ消滅。

全身、至る所に転移巣があるとは言え、五苓散ひとつのお陰で、随分と身体が楽になった。

ところが、一月くらい継続中に、漢方に詳しいという医師が、

貴女には五苓散が強く効きすぎる、

と言われ、その言葉が気になって継続服用するのが不安になって中止した。

現在、ひどく再発して苦しんでいるが、当方の常連さんに相談したことで、当方にもこの話が伝わってきた。

常連さんは、その患者さんに、五苓散は決してコワい薬ではないから、続けなさいよ、とアドバイスしたが、医師の言葉が気になって、どうしても続ける気にはならないとのこと。

なお、その医師は、もっとよい漢方処方があるが、ここにはない、と言ったとか、又聞きなので、詳細はよく分からない。
あるいは、補気建中湯のことではおっしゃりたかったのか?

ともあれ、それだけの病状で、五苓散のような比較的穏やかな方剤で、劇的に効いてくれる間は、本当に幸せなことなのに、些か、医師の不用意な発言のように思えてならないのであった。
ラベル:無知 漢方薬
posted by ヒゲ薬剤師 at 21:41| 山口 ☔| 漢方薬に無知な医師達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月14日

相互リンク集(詳細)

漢方薬専門・漢方相談/村田漢方堂薬局 ・漢方専門薬局です。漢方薬専門の薬剤師2名で漢方相談を行っています。サイトは中国にも紹介された村田の構造主義医薬科学論「中医漢方薬学」の論文を満載。直接面談の漢方薬局です。ご相談は直接ご来局下さい。

漢方と漢方薬の質疑応答集と村田漢方堂薬局の近況報告・漢方薬専門・漢方相談/村田漢方堂薬局サイトの御質問フォーム「漢方と漢方薬の質問」から届いた御質問に対するお答え集を中心に、折々の画像を中心とした村田漢方堂薬局の近況報告集。

漢方と漢方薬の真実・漢方とは中国から伝来した医術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬であるなど、正しい認識を訴える。また、専門医にかかる重要性をアピールするのと同時に、合成医薬品の副作用問題の対処方法などを併記。日録を中心にしたブログ的お役立サイト。

白衣を脱いだヒゲ薬剤師 ・管理運営する「漢方と漢方薬の真実」サイトの容量不足のため、書き漏らしや画像などをサポートするためのブログです。

漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱・漢方薬局薬剤師の憂鬱・漢方専門薬局経営の薬剤師の日常の相談業務での、本音を語るブログです。

漢方と漢方薬の正しい意味 ・「漢方」と「漢方薬」という言葉の意味、および用語法を徹底的に辞書・辞典類を調べて、検証するサイトである。

漢方と漢方薬の将来のために・直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集

漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記・日本漢方には、伝統的に「口訣」を残すことによって、後進のための漢方処方の使用指針として、蓄積してきた。市井の一薬剤師の「口訣」など、大した役にも立たないだろうが、しかしながら、三十数年間の経験というものは、馬鹿にならないのではないかとこころみる、専門家に向けた漢方薬方剤の経験雑記である。

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文武両道・失われた日本の心 ・いつの間にか忘れられた「日本の心」。古きよき時代の記憶を呼び戻す、愛書記・読書記。蔵書6万冊、長州男児による文学的ブログ。

HP・ブログ・PageRank・SEO・傾向と対策 ・50歳をだいぶ過ぎたロウジンが、初めて覚えたパソコン・インターネットで、大奮闘。ようやく落ち着いた所で、成功経験と失敗経験を総括。さらにはWebマスターが一番気になる検索順位やPageRank・SEO・ブログなど、ロウジンの目で、鋭い?観察と考察記録。

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村田漢方・姉妹サイト・ブログ管理日誌・複数の一般Webサイトとブログサイトの統括司令塔としての日録・覚書。

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posted by ヒゲ薬剤師 at 21:11| 山口 ☔| 相互リンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月13日

医療用の漢方処方を敬遠される患者さん

常連さんで、一人暮らしの老婦人。

長年の虚弱性から、中年の頃には、しばしば風を引いてはこじらせて、肺炎になったこともある。

不運にも、その都度、合成医薬品の副作用に悩まされ、意を決して当方の薬局に訪れたのが20年前だった。

以来、風邪や流感の都度、当方の漢方薬の複雑な配合で、すべて解決できた。

折々の諸検査も必要だからと、強いて近くの内科医院に行くことを勧め、一人暮らしなのだから、何かあったときのためにも、顔つなぎは必要だからと、説得して、年に1〜2度の通院を義務付けていた。

幸か不幸か、折に触れて、医療用漢方を積極的に使用されるその内科医院さんでは、折に触れて漢方処方を出してくれるのだが、最近も不適切な方剤が出されているのに、もったいないからと服用してみたところ、無意味だったと報告があった。

通院の都度、医療用漢方を処方されるので、困っていると嘆かれるので、貰われる都度、報告してもらうと、適切な場合もあったので、そのときには、せっかくだから服用するようにアドバイスする。

ところが、彼女には、効かないのである。

合っているはずの方剤で、彼女には医療用では効果が無かったものは、猪苓湯・柴胡桂枝湯・疏経活血湯・辛夷清肺湯など。

当方の、保険の効かない他社の方剤では、よく効くのだが、不思議といえば不思議。

彼女が特別なのかもしれないが、他の患者さんのケースでも、共通した方剤で、同様なことが、それぞれ、何人か把握できているので、あながち、彼女だけを特別視するわけにもいかないかもしれない。

これまでも何度か経験していることだが、同じ漢方処方でも、各メーカー間によって、同じはずの効能に、歴然とした違いがあるのは事実のようである。

これが、天然生薬を用いる漢方薬の宿命なのかもしれないが・・・・・・。
posted by ヒゲ薬剤師 at 13:36| 山口 ☔| 漢方製剤の品質問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月10日

舌も見ないで検査票だけで漢方薬を処方する漢方専門医

ある遠方の常連さんが、ある急性疾患にかかったの。

常時服用中の漢方薬は、来れない時には、いつもクロネコの宅急便で送ってあげていた。

今回は、それも間に合わないくらい急だが、保険漢方でも充分に対処できそうだから、近くの漢方専門医があるというので、そこでよく診断してもらって、適切な漢方薬を出してもらうように伝えておいた。

ただし、こちらから漢方処方を指名しないように。
漢方専門医に、患者のほうから指名しては、失礼だから。
もしも、大間違いの方剤がでるようなら、そのときは、止むを得ないから、方剤を指名するように伝えておいた。

後ほどの報告では、適切な漢方処方が出されていて、ひと安心、と思っていたら、患者さんの報告によると、一切漢方的な診断は無く、日本漢方特有の「腹診」すらなかった。

脈はおろか、舌、つまり舌診すらなかってビックリした、との報告である。

熱心に検討したのは「検査票」だけで、こちらの顔もあまり見なかったと、漢方通の患者さんは大いに不満を述べられた。

当方は、思わず、

「保険漢方って、そのレベルなんですよ」

と、言ってはいけない、本当のことを失言してしまった。
ラベル:漢方医
posted by ヒゲ薬剤師 at 01:27| 山口 ☔| 漢方医あるいは漢方専門医のことか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする