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2006年09月28日

何度言っても休日・祝日に荷物の配達日を指定する漢方製薬メーカーの謎

 いまだに謎が解けない笑い話みたいだけど、些か不愉快千万な話。

 せっかくの休日や祭日に、わざわざ配達日の指定をしてまで送りつける漢方製薬メーカーが、複数存在するのだから怪訝である。

 何度注意し、苦情を訴えても止めない。
 好き好んでイヤミをしているのかと噛み付いても、止めない。多くのメーカーが当方の希望日にきちんと配達を指定してくれているのに、ワザワザ故意としか思えないメーカーが複数いるのだから謎である。

 十数社の取引先があるが、外交と配送係の伝達がうまくいってないのは確かだが、これが昨今の日本企業のタガの緩みを象徴する一端のように思えてならない。

 配達日に休日・祭日に指定する同業者が多いメーカーなのかもしれないが、このレベルの問題でそれぞれ顧客の希望に添えない製薬メーカーというのは、その品質まで疑われても仕方がないだろう。
ラベル:困った人達
posted by ヒゲ薬剤師 at 10:55| 山口 ☔| 困った人達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

「シャックリの漢方薬:呉茱萸湯(ゴシュユトウ)証の状況証拠?」の後日談

 2006年09月10日のブログの後日談:9月9日朝、奥様からの電話では8日の朝には激しかったシャックリが完全に止まったので、点滴なども中止となった。だから、もう呉茱萸湯エキスの服用を中止してよいか、との質問である。

 10日分の残り一週間分くらいは念のため服用するようにアドバイスするも、まだしつこく止めてはいけないだろうかと詰め寄るので、止めたらその後、どうなるかはこちらでは一切責任が持てないこと、一応の役目は果たした事だし、あとは呉茱萸湯エキスなど、医療用でも調達出来るはずだから、お好きにどうぞということで終わった。

 ともあれ、シャックリには往々にして呉茱萸湯(ゴシュユトウ)証が多いことくらい、中医学派や中医漢方薬学派でなくとも、日本古方派でこそ常識的な基本方剤のはずであるが、西洋医学的な発想から芍薬甘草湯ばかりにこだわるのは問題なしとしないはずである。

 だから、本ブログでは入院中のシャックリが止まらず困っている患者さんの中には、呉茱萸湯証を呈している人が多いことを、医療用漢方を使用される医師の先生方に知ってもらうべく、この追加記事を書いた次第である。

 果たして、この世知辛い日本国において、我が老婆親切が通用するや否や?
posted by ヒゲ薬剤師 at 19:31| 山口 ☔| シャックリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シャックリの漢方薬:呉茱萸湯(ごしゅゆとう)証の状況証拠?

 めまいがひどくて入院した中年男性。その入院治療でめまいは軽快したが、途中からシャックリがはじまって何日も止まらず、体力の消耗激しく、食事も思うように摂れない。
 3日前から医療用の漢方薬「ツムラの芍薬甘草湯」エキスが投与され、服用中であるが、一向に改善するどころか、ここ数日ますます体力を失って、栄養不足のためか、歩くのにふらつくほどだと言われる。

 患者さんの奥様が代理で来られ、「シャックリに効く漢方薬はないでしょうね?」という及び腰の質問からはじまった。

 どうも、以前来られたことのある人のようだから、そのことを訊ねると、やはり十数年前に、回転性めまいが強烈で、病院治療では思わしくなく、結局、当方の漢方薬で治って以来、十年ぶりの再発だったとの事である。

 早速、昔の相談カードを取り出してみると、二年近く沢瀉湯製剤と葛根湯加減方剤の併用だった。ややむくみやすい水分代謝のよくない体質であるから、沢瀉(たくしゃ)と白朮(びゃくじゅつ)のみならず、茯苓(ぶくりょう)まで配合された製剤が主方で、頚椎症からくる部分も疑われたので葛根湯加減方の製剤も併用していた人である。

 このように二年間、漢方薬を連用され、ピントがあってからはご主人の代理としていつもこの婦人が漢方薬を買いに来られていたので記憶があったということだった。

 十数年前とは言え、二年間でひどかった回転性めまいを当方の漢方薬でしっかり治った過去があったから来られたらしいが、それならそうと早くおっしゃればよいのに、あまりに及び腰だからお断りする寸前のところだった。
 
 あらゆる諸検査によっても、しゃっくりの原因となる異常はまったく発見できずに主治医も困惑しているということなので、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)エキス散をお渡ししようとしたが、まだ躊躇されているので、困ったものである。
 通常ならそこで、あっさり引き下がって終わりになるところだが、以前、当方の漢方を二年間利用されて一旦はめまいが完全に治ったと思っていたのに、十年ぶりに再発したために、恩義よりも不信感の方が強いのかもしれないが、医療用漢方メーカーが漢方薬は病院で求めるようにとテレビで盛んに宣伝する時代だから止むを得ない。
 それならそれで、当方にも漢方薬の専門家としてのプライドがあるし、第一患者さんのためにもなることだから、主治医の大きなヒントになるように、現在、その入院されている病院で服用中の芍薬甘草湯について強く示唆しておくことにした。

 確かに芍薬甘草湯は筋肉痙攣を治す漢方薬ではあるが、水分を保持させる作用が強いので、水分代謝の悪い人の回転性めまいにはやや問題があるかもしれないこと。さらに芍薬甘草湯を三日も服用しても一向に止まるどころか、体力をますます消耗しているのは、この男性のシャックリには無効であろうということ。もしかすると冷蔵庫で冷やされた点滴液の冷気によって内臓が冷やされてシャックリがはじまったのかも知れないこと。その場合には呉茱除酷窒ェ適応すること等を述べ、あくまで参考意見としてお贈りした。

 さらに結論として、大して高価な値段でもないのだから、それほど体力を消耗しつくしているのなら、試して損はないと思いますがね、と念押しだけはしたのだった。(結局、迷いながらも10日分30包入りの呉茱萸湯エキス細粒の製剤を買って帰れらたがのだが・・・)
posted by ヒゲ薬剤師 at 19:30| 山口 ☔| シャックリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

風邪のこじれに踏んだり蹴ったりの漢方投与

 突然、東北地方からわざわざ本州西の果て、長州の馬関まで、漢方薬を求めてやって来られた奇特な方がある。
 一見、お気軽に見えたので断り口調で対応していたが、遠路はるばる来られたことを知って、思わず口を噤んでしまった。

 3月に風邪を拗らせて後鼻漏を主症状として微熱を伴い、耳鼻咽喉科に罹って出されたムコダインやエリスロマイシンは良いとしても、同時に出された医療用漢方がすべて仇になっている典型例である。

 まず麦門冬湯により3日も経たずに咽喉部や奥歯などにも炎症が広がって堪らず、次に柴胡桂枝湯が出されたがピンと来ず、次に出された麻杏甘石湯では顔面が火照って腫れてしまう。最後に止めを刺してくれたのが葛根湯加川除U辛夷によって、炎症が激しく再燃したので、もう我慢できずに転院した。

 転院したところでは、散々な目に遭った医療用漢方は拒否して、オーソドックスな西洋医学治療に頼った。
 歴訪した数件の医院すべてでCTなどの諸検査ではまったく異常がないということで、通院する必要を認めてもらえなかった。

 最後に辿り着いたベテランの医師がはじめて炎症部分を認め、ムコダインやエリスロマイシンなどが出され一ヶ月服用して、わずかながら軽快するも長期に渡って連用する必要を宣告されている。
 そこで、以前から目をつけていた当方めがけて突然の来訪となったということらしい。

 すべて間違った漢方投与によって、エリスロマイシンやムコダインの効力に激しいブレーキをかける結果となっていた。
 それでなくとも人によってはエリスロマイシンやムコダインをもってしても有効性を感じられない場合も多々あるというのに、寒熱の診断を間違った方剤ばかりが投与されているからたまらない。
 逆効果となる漢方薬なら安易に投与されない方が、はるかに患者さんのためになる。

 それでも懲りずに漢方治療を求めて、本州の東の端から西の端までやって来られる勇気と信念に感服した。

 だから当方の責任は重大である。

 といってもこのようなケースは、中医学理論の基礎知識があればそれほど困難ではない。
 すべてのヒントは、
漢方と漢方薬は風邪・流感(インフルエンザ)に本当に有効か?

 に書かれているような気がする。
posted by ヒゲ薬剤師 at 23:38| 山口 ☔| 漢方薬の利用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月06日

重篤化しかかた蕁麻疹の続続報

 7月31日 五月から続く蕁麻疹(じんましん)治療に難航した挙句に医療用の五苓散を出されて猛烈に悪化 の続続報。
  8月5日 重篤化しかかった蕁麻疹の続報 の続報。

 連休前の8月10日に茵蔯蒿湯の補充に来られた時点では、蕁麻疹も痒みも完全に消退していた。
 当方に来るまでは5月の発病以来、皮膚科の通院治療も空しく、次第に増悪するばかりで、内科から医療用漢方の五苓散エキスを処方されて却って極限にまで達しようとしていたのだから、当分の間は茵蔯蒿湯を継続服用することとし、アルコールやタンパク質類の摂取過剰を戒め、今年一杯は上記方剤を中心に再発を警戒して、経過観察することを約束した。

 蕁麻疹も稀には侮れないもので、急激な異変によってアナフィラキシーショックを生じないとも限らないので、もしも治癒傾向が見られず悪化の一途を辿るようであれば、常に救急医療を受ける覚悟を言い渡しておいたのだが、実は本人もそういう可能性が稀にはあるという点についての基礎知識がある人であったから、却ってスムーズな漢方薬の利用が出来たということであった。

 盆あけの17日に茵陳蒿湯の補充に見えたときも見かけ上も自覚的にもすべて完全に治癒しているように見える。
 しばらくは中止しておくように厳命(笑)していたアルコールを既に数日前から控えめながら再開していると言うではないか!
 
 蕁麻疹を誘発しやすいアルコールをこんな早い時期から再開するなんて無謀ではないかと詰問するも、頭をかきながら「でも、まったく影響は出てませんよ」というので、じゃ〜〜自己責任でお好きにどうぞということになった。

 もしも再発して急性増悪するような場合は、救急病院に駆け込むようにと、ややオーバーに引導を渡しておいたのだった。次はなし
posted by ヒゲ薬剤師 at 19:54| 山口 ☔| 蕁麻疹(じんましん)・コリン性蕁麻疹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする