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2007年07月31日

かなり自信のあるアトピー性皮膚炎の漢方相談ではあるが・・・

 アトピー性皮膚炎を長年、西洋医学治療で治らずに保険漢方治療に移行して数年以上、それでも治らず困惑されて電話やメールでお問合せはとても多い。
 それゆえ遠近様々な地方からやって来られ、数回で諦める例外的な人を除けば、皆さん比較的順調に治っていくので、とてもやり甲斐のある仕事である。

 ただ、とても残念なことに、各地で漢方治療でも治らずに相当に何年にも亘って苦労されている人からのお問合せが多いものの、当方が漢方薬局の性質上、自費の漢方であることに躊躇され、結局は踏ん切りがつかずに40歳を超えてしまっている人がいかに多いことか!

 非常識な価格設定を行っている訳でもなく、むしろ一つひとつの漢方薬の価格は飛びっきり良心的な設定だと自負しているのであるが、自費の漢方に出費が可能な人と、そうではない人では・・・自費の漢方であるがゆえの利点も多いのであるが、やはり経費的な問題が足かせになれば、当方の実力も充分には発揮できない訳だから、痛し痒しである。

 余分な遊興費や贅沢品や嗜好品、酒代やオシャレなどに費やす無駄を節約すれば、いくらでも捻出できそうな額だと思うのだが、アトピー治療よりもそちらの方に価値観を置く矛盾に気が付いた人達だけが、不屈の決意を持って日々やって来られるのだが、そういう殊勝な人達でなければ、やはり自費の漢方は無理な話なのだろう。

 人様々である。
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:23| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

牛膝散製剤と補中益気丸(党参配合)で正解だった医師によるツムラ桂枝茯苓丸の誤投与事例

 前回の記事「体質によっては桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ弊害をもたらすという現実」の続報である。

 子宮内膜症による激しい生理痛を主訴とする若い女性が婦人科に受診して医療用のツムラ桂枝茯苓丸エキス製剤を投与され、胃痛と生理量の増加、および生理期間の延長をみた。
 心配になり当方にやや遠方から御相談にみえたわけだが、気血両虚を伴った子宮内膜症の可能性が高いので、当方では、牛膝散(ごしつさん)製剤と補中益気丸の併用をお出しした。

 桂枝茯苓丸を中止して、上記二方剤を併用してもらったわけだが、数日を経ずして胃痛は雲散霧消し、10日後にやって来た生理は、2日目に従来並みの生理痛があったものの、3日目では殆んど疼痛を感じなかった。従来から使用していた合成医薬品の鎮痛剤も少量で済み、明らかな改善効果を認めたということであった。

 補中益気丸は、人参のかわりに党参(とうじん)が配合されたものである。
 蛇足ながら、やはり牛膝散製剤と党参配合の補中益気丸は医療用漢方には見当たらなかった。

 さらに蛇足ついでに、身内の医師自身のアレルギー性鼻炎と軽度の喘息傾向の治療に、もっぱら医療用漢方にこだわり、小青竜湯や葛根湯ばかりの対症療法の繰り返しで、いつまでも中医学的な弁証論治に目を向けられない人がいる。

 そもそも電話で話の序に相談される程度だからアドバイスのしようがない。
 漢方薬はお気軽に使ってお気楽に効果が出るほど安易なものではないのだが、身内で年下の医師であっても薬剤師に対するプライドが許さないのか、いつまでも傷寒・金匱の方剤、というよりもエビデンス漢方にこだわるのだから縁なき衆生と諦めている。
 衛益顆粒(玉屏風散製剤)に八仙丸(麦味腎気丸製剤)の併用など、中医学理論による配合には全く見向きもしない。

 それ以前に基礎理論を理解してもらうのにも難航するのだから、当方では何度電話で質問されても、些か呆れ加減である。
posted by ヒゲ薬剤師 at 09:31| 山口 ☔| 医師によるツムラ漢方など医療用漢方薬の誤投与問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

体質によっては桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ弊害をもたらすという現実

 またまた医療用漢方(主にツムラ漢方)における誤投与問題を取り上げるのは、薬剤師の立場としては些か気が引ける問題だが、誰もが遠慮して口を噤んでいる社会風潮に同調ばかりしてはおれないので、最近遭遇した事例を取り上げる。

 子宮内膜症による激しい生理痛は、いまやありふれた疾患だが、桂枝茯苓丸証があっても、あきらかに気血両虚を伴っている若い女性に、ツムラ桂枝茯苓丸の医療用エキス製剤が投与され、このために胃痛と体力減退、生理期間の延長と生理量の増加を来たしたために、医療用漢方を断念して当方に相談に来られた方がある。

 傷寒・金匱の方剤のみにこだわれば、確かに桂枝茯苓丸も間違いではないが、明らかに気血両虚をともなっておれば、少なくとも気虚に優れた効能を発揮する補中益気湯レベルの方剤を併用されてもよさそうなものである。
 しかしながら、体質によっては朝鮮人参の峻補に過ぎるきらいがあるので、今回の相談者の場合は人参のかわりに党参使用のものでなければならないはずである。

 ところで、中国古代の古方に拘れば桂枝茯苓丸ということになろうが、中医学・薬学的に考察すれば、延胡索(えんごさく)などの優れた鎮痛効果のある生薬の配合されたものを投与すべきことは常識である。
 それゆえ、本来なら牛膝散(ごしつさん)や折衝飲(せっしょういん)などを主方剤とすべきであるが、保険漢方ではどうも見当たらないようだ?!

 桂枝茯苓丸は確かに優れた方剤ではあるが、攻撃剤の部類に属する方剤であるから、あきらかな気虚や血虚を伴う人に単独投与すれば、覿面にその弊害が出てくるのである。
 それでも漢方に懲りることなく、自費の漢方を求めて当方に訪れてくれたただけでも幸いで、一歩間違えば漢方嫌いの若者を一人増やす結果になりかねなかった事例である。

 そこで当方では既に副作用が生じているツムラの桂枝茯苓丸を中止してもらい、保険適用外の建林松鶴堂から販売されている牛膝散エキス製剤と党参が配合されたイスクラの補中益気丸の二種類を併用してもらうことにした。

この記事の続報:牛膝散製剤と補中益気丸(党参入り)で正解だった桂枝茯苓丸の誤投与
posted by ヒゲ薬剤師 at 09:30| 山口 ☔| 桂枝茯苓丸の副作用・好ましい副効果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

漢方専門病院や漢方薬局から投与される漢方薬の名無し権兵衛

 前回に続いて処方名の成分・分量の記載のまったくない漢方処方の問題である。この問題は漢方薬局でザラに見受けられるが、何もこれは薬局に限ったことではなく、各地の自費で処方される漢方専門病院や医院でも当然の如く行われている。
 この情報公開の時代に、よくもま〜〜〜漢方薬だから非公開でも許されると思っているのだろうか?

 そういう非公開の漢方処方を投与する医院や薬局に限って、そこで服用されていた患者さんは揃って「とても有名で凄く流行っている」と皆が同じハンコを捺すようである。

 そういう有名で凄く流行ってるところの漢方薬で、効果が乏しかった人や問題があった人様々、各地からこの辺境の地へ相談へやって来られる人が常に多い。これは今に始まったことではなく、数十年前の開業当初から延々と続いている日常茶飯事である。

 もちろん当方とてまだまだ未熟者、10人に一人くらいの割合で、直ぐ直ぐに適切な漢方薬の配合をアドイスし販売することができないので、常に不眠症気味の半生を続けて来た因果な商売(笑)である。(これはもののたとえというもので、現実には数十人に一人くらいのものである。

 来世では二度とこのような神経を消耗する仕事などに就くものか、と決意は固い(笑)。来世ではプロボクサーになるつもりでいるから、我ながら些かおめでたくもあるのだった。
ラベル:無表示医薬品
posted by ヒゲ薬剤師 at 09:57| 山口 ☔| 無表示医薬品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

膠原病に詳しい漢方薬局等の紹介依頼のメール

性別 : 男性
年齢 : 20歳〜29歳
御職業 : 会社員
簡単なご住所 : 関東地方
御意見や御質問をどうぞ : はじめまして。私は●●在住の、20代後半の男です。
 1年半程前に、膠原病の一種である、びまん型全身性強皮症を発症し、現在都内の病院へ月1回の通院をしています。
 自覚症状としましては、手の皮膚のこわばりと、首周辺の皮膚のつっぱり感があります。
 主治医曰く、今の所症状が軽いそうで、ステロイドは処方されていません。代わりにプロサイリンを一日6錠服用しています。
 ただし現在の西洋医学では、膠原病を完治へ向かわせる術がありません。そこで、現在より症状を軽く、もし可能なら根治できればと思い漢方について調べている折、こちらのサイトを見つけました。
 そこで、●●で膠原病にお詳しい漢方薬を処方して下さる薬局等をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか。
 宜しくお願いします。


お返事メール:申し訳ない事ながら、当方ではさっぱり見当ががつきません。
 また仮にあったとしても、以前、高名な中医学専門医を御紹介して大失敗したこともありますので、特定の先生を御紹介することはできません。

 むしろ、御自分の勘を頼りに捜してみられては如何でしょうか?
なるべく10日毎くらいに定期的に通える場所で、しかも相談時間をタップリ取ってくれるところです。
 最初ッから一ヵ月分をまとめて出されるところは絶対に避けるべきです。
 初期にはかなり繊細に微調整が必要なこともありますし、意外に早めにピントが合ってくるにしても、それは7〜10日くらいの短期間の観察によって細かな点検と微調整、および時期的な変動による臨機応変の対処法の心構えや対策方法にまで及んで、その後の方針などもじっくり相談される必要があるからです。

 一定レベル以上の疾患では、漢方相談にはほどほどの時間を要するものですので、そのような相談時間を充分に取れ、一定の段階にまで効果が得られるまでは10日後に必要に応じた点検と微調整を行ってくれる様な、綿密さが要求されます。
 そのような漢方薬局あるいは漢方専門医がどこにおられるか?

 ここはやはり、当方にメールされるきっかけとなったように、ネットで検索して近隣の漢方薬局あるいは漢方専門医を見つけられますよう!

 このようなアドバイスが精一杯です。
 以上、お役に立てず、恐縮です。

       漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱 管理人
posted by ヒゲ薬剤師 at 01:59| 山口 ☔| 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする