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2008年04月26日

アトピー症状に近くで漢方専門の病院か薬局を教えていただきたい

性別 : 女性
年齢 : 20歳〜29歳
御職業 : 学生
簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業 : 看護大学生
御意見や御質問をどうぞ : 1年前より一人暮らしを始め秋口より痒みが増しいわゆるアトピー症状がでてます。
 乾燥しいらいらすると痒みが増してきます。
 近くで漢方専門の病院か薬局を教えていただきたいのですが


お返事メール: 初期のアトピー性皮膚炎では、敢えて漢方治療を求めなくても、一般西洋医学治療で十分に緩解できるものです。きっとステロイドの使用を恐れられているのでしょうが、正しいスキンケアとステロイド軟膏の正しい使用方法を心得られた皮膚科に受診されれば、案外、即効的に緩解できるものです。

アトピーとステロイド

ピントの合った的確な漢方薬を処方してもらうためには、意外に相当な熟練が要るものですので、即効性が望めるとは限りません。

 当方には様々なレベルのアトピー性皮膚炎の方が遠近様々なところからやって来られていますが、一般西洋医学治療のみならず、地元の漢方専門医や漢方薬局でも治療に失敗し、却って悪化してしまったためにやって来れれるケースがとても多く見られます。
 それらを分析してみますと、まず西洋医学治療では、正しいスキンケアとステロイド軟膏の使用方法の指導が皆無である。
 漢方治療では最近遭遇した例でも、たとえば消風散を主体にした配合で、却って悪化しているにも関わらず、医師が頑固に消風散製剤にこだわりすぎるために、ますます悪化してしまった例など。

 しかしながら、最初に受診された西洋医学治療において、上記でもリンクした
http://murata-kanpo.ftw.jp/u48283.html

 ここにあるように金沢大学医学部の皮膚科、竹原和彦教授の指導されるような正しい指導が行われる限りは、西洋医学治療によって副作用なしに十分緩解できるはずのものなのです。
 漢方治療に関しても、西洋医学治療と同様、運が悪いと却って悪化する場合もあり得るので、相当に熟練した専門家でないと危険です。一時悪化することがあっても臨機応変に対処してくれる融通性のある専門家でないと、他の疾患に比べても遙かにデリケートなアトピー性皮膚炎においては、専門家のみならず患者さんの方にも臨機応変の柔軟性を必要とします。

 ともあれ、まずは信頼の置けそうな西洋医学の皮膚科に受診されることをお奨めします。
 以上、貴女の意に沿わないお返事かと存じますが・・・以上、お返事まで。
             頓首

漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱 拝


【編集後記】 もしも不運にも西洋医学治療でコントロール不能に陥り、ステロイドの乱用という罠に陥りかけた場合は、ステロイド地獄の泥沼にはまり込む前に漢方治療を求めた方が無難であろう。
 しかしながら、上記の金沢大学の竹原和彦教授らが指導される正しいスキンケアと正しいステロイド軟膏の使用方法を行えば、多くの場合、ステロイド地獄に陥ることなく、十分緩解できる可能性も高いはずである。
 但し、現実的な問題を言えば、そのような正しい指導が行われていない場合が多いのも事実で、そのために近年、西洋医学治療を断念して漢方薬を求めて来局される人が増加する一方である。既に保険漢方の投与も長期間受けた末に、ますます悪化したり、あるいは改善されないまま自費の漢方を求めて来局される人達が驚くほど増えているのが現実である。
 そこまでになると皆さん覚悟が出来ているだけに、腰の据わった漢方相談が行えて、比較的スムーズに緩解して行くケースが多いという現実がある。

参考サイト:漢方薬でアトピー性皮膚炎が治る漢方と漢方薬相談
      漢方と漢方薬によるアトピー性皮膚炎研究変遷史
posted by ヒゲ薬剤師 at 16:02| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

無表示の漢方薬を販売する薬局?と、それを購入する人たちの不可解

 「漢方薬の成分は調べる方法があるのでしょうか?」
という些か怪訝な質問である。ありがた迷惑な電話相談は、いつも決まって仕事の邪魔ではあるが、深刻な声で問われれば、こちらも身構えてしまう。

 腸の薬を調合してもらったのだが、服用すると調子が却って悪いので、成分を知りたいのだが、どのようにしたら分析できるのだろうか?というやや頓珍漢な質問が続く。

 購入されたところに問い合わせて聞かれるべきではないか、そもそも漢方薬に処方名も成分も記載されてないことがおかしいのだから、つまり薬事法違反にあたる販売方法なのだから、遠慮せずに直接販売店に問い合わせるべきだとアドバイスすれば、欣喜雀躍するがごとく、
「直接聞いても良いんですね〜〜、そうですか〜〜、問い合わせても問題ないんですね〜〜〜っ」
 とますます頓珍漢問答となるが、販売するほうも販売するほうなら、購入者も購入者である。
 
 無表示の医薬品を販売する薬局?にクレームをつけることがあっても、何を遠慮されることがあろうかっ。
posted by ヒゲ薬剤師 at 23:22| 山口 ☔| とんでもない話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

自費の漢方の痛いところ

 自費の漢方の痛いところは出費面である。だから近年盛んに宣伝される保険漢方の病院やクリニックへ行かれる人が多いのは慶賀すべきことだろう。

 ところが保険漢方を行う各地の病院やクリニックを転々としても治らず、結局はようやく意を決して自費の漢方薬局である当方のような田舎の片隅にまで訪れることになるのである。

 保険漢方と自費の漢方では漢方薬自体の質の問題もさることながら、使用できる漢方処方の種類に雲泥の差がある。また、漢方知識のキャリアの問題も大きいことだろう。

 多くの方は病気が治るものなら一定の出費は止むを得ずと観念されて、しばらくは頑張り続けて下さるケースがほとんどだが、一定の寛解を得て以後の詰めが甘くなる人がいるのは口惜しい。

 病状がひどい初期には多少の高額も厭わず頑張られたのが、咽喉もと過ぎれば熱さを忘れて服薬を怠りだした途端に再燃である。一度サボり癖が付くと、なかなか前のようには真面目に服用できないルーズな人も出てくる。

 ご自身の身体の問題なのだから自己責任と言えばそれまでだが、いかにも惜しいことなので、おしゃれや贅沢品を我慢すれば、それぐらいの経費は出るだろう、命と金とどちらが大事なのかね〜〜〜と思わず言いたくなるのが老婆親切かお節介か?

 一つ一つの漢方製剤はどこにも負けない安価で誇っている我が薬局ではあるが、思いがけず経費の問題を持ち出されると、お返事の言葉に窮するのである。

 一定レベル以上の疾患ともなると、漢方薬で病気が真に改善されるには、どれだけの工夫と複雑な処方の組み合わせが必要となるかは、現実に体験した人でなければ実感できないことであろう。

 だから一つ一つの漢方製剤は世間相場よりもはるかに安価な価格設定ではあっても・・・あれやこれやの複雑な配合により併用薬も多く、月額にすれば数万円かかることも珍しくないのは事実だが、おしゃれや贅沢品を我慢すれば、何とかなりそうに思うのだが・・・。

 やはり健康や命より金の世界なのだろうか・・・?
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:35| 山口 ☔| 病院の漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

現代漢方医学の問題点

現代漢方医学の問題点
「村田恭介は日本漢方の将来として『中医漢方薬学』を声高に提唱しているのであるが、現在までのところ、日本の漢方界では基礎理論の研究と運用をないがしろにしたまま、今日にまで至っている。」(この部分を最後に本書の全文が終了。日本語訳はヒゲ薬剤師。)
posted by ヒゲ薬剤師 at 19:51| 山口 ☔| 日本漢方の現実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする