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2008年06月30日

茹(ゆ)で殺し社会の到来っ!

 現代社会は物騒で、町を歩いているといつ何時、無差別殺人鬼のターゲットにされないとも限らない。実に恐ろしい世の中である。

 健康産業もまさに同様で、この温暖化の時代に温め療法のオンパレードっ!

 まさに茹(ゆ)で殺し社会というべき時代が到来したのであるかっ&emojibye;
ラベル:温め療法
posted by ヒゲ薬剤師 at 20:08| 山口 ☔| 温め療法の弊害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

より適切な漢方薬の配合を見つけるにはメールの交信力に左右される遠方の人たち

 天候不順で気温差が激しく日々鬱陶しい六月というのに、連日遠近様々な地方から新人さん達が途切れることなく続いている。

 7〜10日毎に通える人は、比較的早くピントが合いだすが、いずれのケースでも初回は触り程度で、本格的な漢方薬の配合は二回目からである。
 最初は必要最小限しか出さないので、やる気のない人はそれで二度と来られることなく、長時間の漢方相談もまったく無駄に終わることになる。
 そのようなケースは常に1割程度の人にあるので、それだけ無駄な時間を浪費したことになる。

 遠方から来られた人の場合は最低でも二泊三日(長い人で11日)で連続三日以上みれるので、三日の間であらゆる可能性の想定を8割がた行って、配合変化の実験に必要な各方剤の可能性のあるものを揃えて常備してもらうことになる。
 だから近隣の人ほどには早くピントが合わないにせよ、初期の互いの頻繁なメール交信によって日々微調整を行ってもらい、なんとか次第に効果が出て来るのである。

 しかしながら、最も中途半端な距離で、日帰りで一度だけしか来れない事情の人こそ、相当に気合を入れて必要に応じた頻繁なメール交信により、早く必要な方剤を見つけないことには、初日だけの判断では過不足は免れない。

 長年あらゆる治療で治らなかった人の場合、上記のニュアンスでなんとなく感じ取ってもらえるように、かなり繊細な微調整が必要な場合があり、そのようなケースでは一定の常備薬を所持してもらって、配合変化の様々なパターンを短期間で実験しないことには、基礎的な配合骨格を形成出来ないのである。

 また基本骨格が出来上がっても、多くの疾患を抱える人や重症のアトピー性皮膚炎などでは季節的変化や環境変化によって、折々に臨機応変の微調整を繰り返す必要があり、次第にその微調整のコツをご本人自身で学習してもらう必要もある。
 つまり固定した方剤をただ漫然と服用し続ければ病気が治るとは限らない。単純な方剤で、それを飲み続ければ治るというのは、ありきたりな疾患に過ぎない証拠で、一定レベルを超えた疾患では、そうそう単純なものではないのである。

 いつの間にかこのような細かなシステムを構築して、長年これを続けているが、この繊細で細かな方剤の各組み合わせ(配合)があるからこそ頑固な様々な慢性疾患が克服できるのであり、その実績も多数蓄積してきたつもりである。
 だから一日でも早く方剤配合の基本骨格を決定付けるための実験を行うために必要なメール交信能力とその根気があるかどうかが問題で、それに耐えられずに一割程度の人は、短期間で脱落される。

 二回目からが本格的な漢方治療がはじまるというのに、惜しい人たちが常に出て来るが、やる気の無い人まで面倒は見切れないのが現実である。

 大多数のやる気のある真面目な人たちから送られてくるメールは毎日24時間、途切れることがないので、まるで機関銃を撃つかのようにメールを打ちまくっている。

 読み返す暇なく送信しているので、あとで気が付いたら誤字や脱字だらけだが、何とか意味だけは通じそうで、閃きと勢いで延々とメールを打ちまくっているのだった(苦笑。
ラベル:漢方薬
posted by ヒゲ薬剤師 at 08:04| 山口 ☔| 漢方薬の利用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

漢方専門薬局としての我流経営哲学

御相談者:前回と同様

 いつも、お返事有り難うございます。
 これから、漢方薬剤師として、どう生きて行くかとゆう毎日ですが、最近、友人の父(相談薬局薬剤師)から、教えてもらったことですが、一昔前は病院に行く人は少なかったが、今はみんな病院に行ってるでしょ、だから、漢方は病院でも、出しているから、難しいし、しかし、病院のものだけじゃなく、何か飲みたがっている。とのことでした。

 昨日は漢方の販売はゼロでしたが、田七人参は二人売れました。一方は常連でしたが、もう一方は初診で今、病院でツムラの漢方を2種類飲んでいるから、それにプラスして飲めるものを、とのことでした。
 常連の方もC肝で病院から、謎の漢方?みたいな中国製の薬を病院から、未承認のものを理由をつけてタダでもらってるといって、見せてもらったこともあります。

 先日、◎◎の方から、今、漢方は医療費削減の役に立っているとのことで、厚労省は病院の漢方を推進している。と言っておられました。
 このことから、また、やはり、友人の父が申したように、健康食品など病院に持って行かれても、止められたり、ウチで出しておこうかとならないものを販売しないとやっていけないような気がします。
 しかも会とかに入って、安く手に入らないもの。

 それにしても、おかしいと思いませんか、「今まで苦しんだ症状がお陰で良くなりました。」とゆう患者のほとんどはもう二度と来ないなんて・・・・・・・・だったら患者は増えないといけないのに、減っています。

 結局、一昔前、漢方薬剤師がしていたような、食事指導も医者が診療報酬を貰ってしている時代です。
 瘀血(オケツ)の話なども医者から聞かされて知っているとゆう時代です。
 2,3年前に増えるはずであった薬局製剤漢方も増えず、追い込まれる一方で、漢方薬剤師は時代遅れの見捨てられる存在になるのでしょうか。


お返事メール:ブログの材料として最適ですので、お返事するのもギブ・アンド・テイクです(苦笑。

 一昔前とは違って、昨今病院漢方が盛んだから・・・という悲観的なお話しですが、そろそろ小生の薬局の現状と将来像の本音を語っておきたいと思います。

 小生の薬局は体温計はおろかオブラートさえも置かなくなって三十数年が経ちます。すなわち純粋な漢方専門薬局としてひたすら走ってきました。
 以前はあれほど漢方薬を否定して敵意さへ抱いていた医師の先生方が、昨今では手のひら返したように漢方、かんぽうのオンパレードです。

 当初から病院漢方が盛んになれば、当方のような漢方専門薬局は経営上、かなり響くだろうなどとはほとんど想像することはなく、付け焼刃の漢方知識で、しかも偏った製剤ばかりが許可を受けている情況からは、むしろ漢方薬が世間に認知される利点の方が大きいのではないかと予測しました。

 この予測は見事に的中して、病院漢方で効果がなかった人達が、やっぱり漢方薬は専門薬局だよ〜〜〜ということで、むしろ相談客が年々増え続けたほどです。
 その事情は昨今も変わらず、一時、千客万来、ほとんどすべてを受け入れていると、相談時間が短縮するために、やや杜撰な弁証論治が増え始め、著効率がやや減少気味に向かうのと、クレーマーやお邪魔虫まで混じって心身ともに疲労困憊の時期が続きました。

 これでは自分の身体がもたないと考えるに到り、また弁証論治の精度を上げるためにも、お気楽なご相談や、お気軽な御相談、及び腰のお電話でのお問い合わせをすべてお断りすることに徹底してここ十数年以上、現在に到っております。

 漢方薬が氾濫する現代社会であっても、保険漢方は脅威になるどころか、いまだに大変なお得意さんであるのです(苦笑。
 なぜか?

 当方では病院治療で不十分な人たちや、保険漢方も含めた他所の漢方で治らない人達の真剣・真面目な御相談だけに絞り込んだ仕事に徹底しているからです。

 むしろ昨今、影響を受け始めたのは、ネット通販に見られる一部の製品の安売りの方でした。シンプルな疾患であるほど、臨機応変の配合変化が必要がないため、同じ処方を続ければ良い段階になれば、安売り店に浚われかねないからです。
 しかしながら、この問題も親切な患者さんたちの申し出によりほとんど解決済みの問題です。どこよりも安い価格設定を心がけているからです。

 ところで貴方の嘆きは多くの漢方薬局さんも同じ思いであろうかと推察するのですが、それでも当方のような片田舎で、本気でお互いに苦労を共にしようという真剣・真面目な人しか受け入れない方針を早くから打ち出しているために敷居がとても高いと言われながらも、常に一定の御相談客が持続している事実はどう考えるべきでしょうか?

 頑固さでは天下一品と自負するものの、本当に頼って来られる人には意気に感じて徹底的に時間をかけた漢方相談を行ないます

 なお、とても重要なことは古方派時代にはもっぱら煎じ薬中心だった硬直した考えを捨てて、製造するために多大な労力と時間を食う仕事をほとんど減らして、それを弁証論治の相談時間に降り注いでいます。

 たとえ漢方製剤でも、同一処方でありながら、効果に優劣があることは想像以上です。
 たとえば、猪苓湯や辛夷清肺湯、柴胡桂枝湯・五苓散など、当方で出したもので効果があっても、某メーカーの保険漢方では効果がほとんど感じられないと戻って来られたケースは昨今でも多発しています。

 それにもまして、保険漢方では採用されない各種製剤が豊富なのですから、また一定レベル以上の疾患となれば、常に臨機応変な複雑な配合を必要とするわけです。そのための弁証論治は、流れ作業の様な千客万来の情況では、実現することは不可能に近い神業です。
 御相談客を少数精鋭に絞り込み、じっくり腰を落ち着けて頑張れる人だけを対象にした仕事に徹する道こそ、今後の時代を生き残れる漢方薬局の姿ではないかと愚考しています。

 世の中にはどこの病院に行っても、あるいはどこの有名な漢方医院や漢方薬局を歴訪しても寛解できずに苦しんでおられる人が沢山おられます。
 そのような人たちが、直談判の気迫で尋ねて来られた場合こそ、真剣勝負の仕事が始まるのです。

手前味噌ばかり書いて恐縮ですが、今後の打開策のヒントにでもなれば幸いです。

 きっと相談客が来てくれないことが問題なのだと反論されることと思いますが、それは漢方薬の専門家としての自信と誇りの欠如が原因だと推察します。

 日本古方派漢方だけでは底が浅く、中医学理論だけを振り回してもやはり底が浅く、現代社会の疾病像にマッチした配合法則をみずから創造しないことには、漢方薬の氾濫するこの社会では、職業としての漢方薬局は成り立ちにくい時代だと思います。
posted by ヒゲ薬剤師 at 10:05| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月10日

漢方薬局の死活問題━良心的な薬局ほど危ない

 良心的な漢方薬局ほど危ない。廃業の危機である。仁術ばかりにこだわっていると潰れる。解決策はあるのかっ?

 西洋医学治療のみならず保険漢方で治らない。そのような人が集まるのが漢方薬局である。
 適切な漢方処方を見つけてあげるのが、どれほどの苦労を強いられる作業であるかは、素人さんにはなかなか理解してもらえないだろう。

 何度も通ってもらって、ようやく互いの苦労が実って適切な漢方薬が見つかった。たまたまそれが保険漢方にも採用されている方剤と同名処方であったり、あるいはそうではなくてもネットで安売りされている製品だったりすると悲劇である(苦笑。
 たとえ同名処方であっても、実際には品質の優劣が激しいので製品が変われば同様な効果を発揮するとは限らない。白朮を蒼朮に改悪するような杜撰な製剤が多いからである。
 ところがまったく同じメーカーの製剤が安売りされていた場合に起こり得る問題である。

 冷たい現代社会では、恩を仇で返すなど朝飯前。あれだけ喜ばれていた人が、突然無音となる。
 ネットでお宅よりも安く販売している店があったので心苦しい限りだが・・・と申し出てくれる患者さんは現代社会では最高に義理堅い人と祝福すべきであろう。「同じ価格にしてもらえれば不義理をせずに済むのだが・・・」と申し入れる人こそ幸いなれ。

 ところが多くはプッツリと音信が途絶える。かくして真面目な漢方薬局ほど先が危ない。
 初期の弁証論治の苦労を経て、適切な方剤が見つかって以後しばらく続けてもらうことによってようやく利益が出て漢方薬局経営が成り立つのである。

 だから販売する漢方処方を無表示で売る専門薬局が絶えないのは生活がかかっているからである。効果が出だした途端に安売りネットに浚われては、何のための専門知識かと馬鹿馬鹿しくなる。
 夜も寝ずに勉学に励み、書籍代にも相当つぎ込んだのに、ありがとうのお礼も無いまま価格競争の波に浚われて、専門知識もなにもあったもんじゃない。

 仄聞するところによると、上記のようなケースがあまりに続くので勉強する意欲を完全に喪失し、販売戦略の勉強にシフトした薬局さんもあるという。

 筆者の薬局でも同様なことが折々に発生していたが、世間に負けない価格設定にしたのと、うっかり負けている価格があると親切な患者さんが教えてくれるので、直ぐに修正する。
 だから不義理をされる人もうんと減ったが、不義理な人たちこそ治療方剤というのは固定できるとは限らないので、途中で効果が停滞したために、他所では臨機応変の配合変化をしてもらえないからと頭を掻きかき、バツ悪そうに戻って来る(苦笑。

 当然、憂鬱な薬剤師の薬局では、無表示医薬品などあろうはずがない。


医薬品のネット通販について 医薬品のネット通販は全面禁止になるという噂は絶えないのだが、実際にどうなのかその筋にお伺いをたてたが、拍子抜けである。

 以前は内部通達で医薬品のネットによるお誘い販売は危険だから止めるようにと、あれほど内部通達によって警告されていたのが、ココ一年以上、ぱったりと止んでいるので不思議に思い、その筋にお伺いを立てたのである。

 ところが、あまりに拍子抜けの曖昧模糊とした回答で判然とせず、要領を得ない。
 ということはやってもよいということなら、当方もヤル気になれば明日からでも漢方製剤類の写真を付したお誘い販売サイトをオープン出来るが、やっても良いだろうか? 口頭で許可を求めたのである。
 
 ところが、しないほうがよいというお返事である。
 ではどうしろというのだろう?
 ネット上では医薬品の販売サイトは乱立しているというのに、当方にはしない方がよいと言われるのはなぜか?

 実に訳の分からん曖昧模糊とした薬事行政ではないだろうか???
ラベル:漢方薬 憂鬱
posted by ヒゲ薬剤師 at 21:17| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

漢方薬局のサバイバル地獄

ご質問者:前回と同じ

先日、自分の師匠の一人●●の先生の所に行ったとき、その先生は煎じのアルミパックをするのですが、十全大補湯をつくっていました。かなり、制作に時間が掛かるのにもかかわらず、1ヶ月分9450円です。
 また、◎◎の友人もアルミパックで治打撲一方を一日500円にして、これを二日での飲みなさいと言って、一日分250円になるからと言っていました。

 他の漢方の先生もアルミパックを煎じでサービスにしていました。自分もアルミパックの機械は安く譲ってもらって、持っていても故障中で使っておりません。
 アルミパックは凄く時間はかかるし、手間もかかります。知り合いも手数料を貰うと頼まれないと言っています。

 自分としては、今、アルミパックにすると本来の効き目は出ないとゆう説を信じ煎じ袋をできるだけやぶいて煎じるように指導しています。

 やはり、これからの時代、アルミパックを推奨していく必要が高いのでしょうか、使っている人に聞くと多い人で一日に2回位、少ない人で週2.3回くらいと言うのが自分の周囲でした。

 あの大きい機械の鎌が倒れてきた、ドカンと爆発したら、大火傷で死ぬんじゃないかと恐怖を覚えますが、やはり、アルミパックは今のご時世、必要な機械なのでしょうか。


お返事にならないお返事メール:
 昨今は漢方業界も過当競争の時代。
 煎じ薬をメインにされる漢方薬局では、煎じのアルミパックサービスは当然のように行われていますね。
 ウチダ和漢薬さんがその機械を扱い出した頃、愚妻の友人の薬局から紹介を依頼され、何台か導入されたのも、アルミパックサービスが目的でした。
 かくしてこの漢方業界も、それぞれ薄利多売を目指す以外に生きる道はなくなる様相です。

 勉強熱心で真面目な薬局が流行るとは限らず、都会では無表示医薬品で高額な相談料と高額な薬代がかかるところがステータスとなっているようです。(そこで治らず、田舎の憂鬱な薬剤師のところに救いを求めて来られる人が目立つ昨今ではありますが・・・苦笑)

 昨日も関東から泊りがけで来られた若者に教えられたのですが、同じ薬ならネットで検索して、一円でも安いところを狙うから、そのためにせっかく適切な漢方処方を見つけてくれた薬局さんに戻れなくなるという本末転倒した現象が多いようで、そのようになりたくないからと、各地の安売り店の情報を置いて行かれました。

 ネットのお陰で、せっかく合わせた漢方処方も、処方名を公開しているが為に、あっさり安売り店に浚われてしまう。
 だから多くの漢方薬局では止むを得ず無表示医薬品とせざるを得ない事情は、察して余りあるところです。


 今後ますます漢方界は厳しい情況が待ち受けていることは前回にも述べたとおりですが、四川大地震の影響も、今後は日本にも甚大な影響が出てくるのは必至です。
 来年くらいからは原料在庫が途絶え、漢方薬も急騰するならまだしも、金をいくら積んでも、物がないっ! という廃業にまで追い込まれる事態なしとしない恐れあり。

 話が大分、変な方向にそれてしまい恐縮です。


参考文献:四川大地震により漢方薬に大打撃、価格高騰必至!
ラベル:漢方薬 憂鬱
posted by ヒゲ薬剤師 at 16:03| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

漢方薬局のサバイバルゲーム

性別 : 男性
年齢 : 30歳〜39歳
簡単なご住所 : 九州地方
具体的な御職業 : 薬剤師・鍼灸師
御意見や御質問をどうぞ: はじめまして、ブログをときどき拝見させてもらっています。

 自分は●●で調剤薬局と漢方薬局と鍼灸院をしている薬局で、漢方と鍼灸をしています。
 煎じ薬はよいのですが、◎◎◎◎など製品を販売しても全然リピートがありません。しかも、これが良かったから、病院で出してもらえないかと言われる始末。
 自分は保険で出してもらえば安いもの、を高く売ってる良くない薬剤師なんでしょうか。

 また、生薬の業者にも◎大や○大でも漢方外来をしている時代だから、薬局漢方は落ち目でどんどん縮小していると聞いています。
 自分は煎じも先月は●万くらいの売り上げでした。去年はもう少し良かったのですが、◎◎◎◎はかなり売れなくなりました。

 国は今、漢方で医療費を削減しようとしているから、薬局の漢方は難しいとゆうのですが、これから漢方薬局には国はなにも権限を与えず自然淘汰を狙ってるのでしょうか。


お返事メール:ご質問の各問題点、それぞれに小生の思うところをかいつまんで論じてみたいと思います。

 病院で出してもらえないかと言われる始末・・・については、調剤薬局と漢方薬局を併設する矛盾が大きな原因の一つだと思います。
 また、ありきたりな疾患では一般処方のみで充分に効き、どこでも手に入る処方で効果が上がりますので、一昔前ほどのような漢方薬の希少性が薄れています。

 あれほど厚生労働省からの通達で、ネットによるお誘い販売は止める様に再三再四警告されながらも、罰則が無いためか?大手ポータルサイトが率先してやらせているほどです。

 現代社会ではもう、漢方の稀少性はなくなりました。ですから、どこの病院でも、どこの漢方専門病院や薬局でも治らない各種疾患に対して充分な効果が出せる腕が無ければ、どんどん淘汰されることと思います。

 また、厚生労働省の矛盾は、医師の数を増やすのならともかく、薬学部ばかりを増やし、おまけに登録販売士という奇妙な制度により、ますます薬剤師による医薬品販売は非常に厳しい情況が出現することと思います。

 今後、漢方薬局で生き残れるのは、無表示医薬品(薬事法違反)を販売し続ける厚顔無恥な連中か、高名な漢方専門病院や薬局でも治せない人達をお得意さんと出来るような知識と技術を磨いた少数の漢方専門薬局のみ、かろうじサバイバルできるものと考えます。

 ちょうど東海地方の女性薬剤師さんから関連したコメントを頂いていますので、ピックアップしてご紹介します。

 アメリカでも、漢方や鍼灸等の中医学が取り入れられてきているようですが、我が国もそのような流れになってゆくのでしょうか・・・?
そうであれば、とても喜ばしいことです。
まだまだエビデンス漢方主流の日本ですが、これでは本当の漢方の力が発揮できませんね。

私が知っているドクターは、中医学を勉強された漢方医で、自費診療で開業されていますが、それでもいろいろな縛りがあるとのことで、”薬局さんが本当に羨ましい”と言われています。

そうかと思えば、来年度より、登録販売士なる資格が施行されると、一般OTCの他に、漢方エキス剤も自由に販売できるようですが、何かとてつもない矛盾を感じますね。
漢方相談といってもその実力にはピンからキリまであるわけで、このような内情をご存じない一般市民はお気の毒としか申しようがありません。

?気と津液の流通ルートとしての少陽三焦について

 以上、ご参考になれば幸いです。
 但し、調剤薬局と漢方薬局の掛け持ちでは、やはり漢方薬販売の成長はほとんど不可能に近いように思えてなりません。
 それよりも鍼灸院にもっと力を入れられた方が得策なような気がします。

 漢方を本当にやるなら、徹底的にのめり込まないと、保険漢方で治らない人達をお得意さんにすることはなかなかムズカシイのではないかと思います。
ラベル:漢方薬 憂鬱
posted by ヒゲ薬剤師 at 21:22| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

漢方薬による子宮内膜症の強烈な疼痛・生理痛の治り方

 子宮内膜症による強烈な生理痛であっても、超有名な漢方専門病院でも日本流であるためか、当帰芍薬散程度の煎じ薬であるから、十分な効果が出なくても仕方がないだろう。

 適切な漢方処方を組み合わせれば、一ヶ月もあれば半減することが多いのが中医漢方薬学派の特長である。
 子宮筋腫に重度の内膜症も伴って近隣の他臓器まで侵入するほどで癒着も激しく、生理痛のみならず、生理以外の日常でも常時腹痛が止まないので、病院から出されている強い鎮痛剤を常用されている。

 その鎮痛剤の常用でも効果が少ないので毎日が苦痛である。手術という手もあるが近隣の臓器との癒着もひどいのでかなり難航する手術となるため、医師も積極的に奨める気にもなれないそうである。

 このような重度の症状でも、10日毎に通ってもらって一ヶ月経つ頃には半減した。漢方薬を併用しはじめると、病院の鎮痛剤が前より効き目がよくなる。
 そして一ヶ月経つ頃には二日に一回の服用で済んで、疼痛にのたうつまわることが皆無となった。

 そのかわりに漢方薬は牛膝散製剤・猪苓湯・茵蔯蒿湯・田七末の四種類である。最低限この程度の併用がなければ、当帰芍薬散というレベルの方剤では太刀打ちできるものではないのである。

 漢方薬も体質と病状に応じて処方が決まるにしても、速効が得られるとは限らないが、ほぼ全例しばらく我慢すれば上記のように次第に楽になり、半年もしないうちに疼痛に悩むことがなくなるのである。
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:01| 山口 ☔| 子宮内膜症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする