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2018年12月18日

中医学に日本漢方を合体した中医漢方薬学は 構造主義科学

中医学に日本漢方を合体した中医漢方薬学は 構造主義科学である

中医学は構造主義科学   
  
 生体内の生命活動は構造化されており、人体の生命活動を、五行相関にもとづく五臓を頂とした五角形が基本構造であると捉えているのが中医学である。 

 五臓を頂とした五角形にゆがみやひずみが生じたときが病態であり、病態分析の基礎理論となる構造法則の原理が、陰陽五行学説である、と考えればわかりやすい。 

 陰陽五行学説に基づく中医学理論は、臨床の現実に即して展開され、原理的に新たな理論の充実を図ることが可能である。 

 それゆえ、治療の成否は中医学基礎理論の知識を、実際の臨床にどのように活用し、展開させるかという一事に関わって来る。 

 中医学は、構造化された生体内を「五行相関に基づく五臓を頂とした五角形」として捉えることから出発し、臨床に直結した医学理論として、常に生体内に共通した普遍性の探究を継続しながら、基礎理論の確認と補完を図りつつ、疾病状態における患者個々の特殊性の認識(把握)を行なうとともに、この認識に基づく治療へとフィードバックさせる特長をもった医学である。 

 古人は医学領域において五行理論を利用することによって、五臓相互の関係の説明に役立てている。気血津液精という基礎物質の生成・転化・輸布・排泄などの生理的・病理的関係にもとづいて五行理論を巧みに利用し、相生・相克・相乗・相侮などの概念によって五臓相互の関係を説明しているわけである。 

 医学領域における表現形式として五行理論を巧みに利用している点に留意すべきで、このような中国古代人のプラグマチズム的精神を体現した融通性は高く評価すべきであろう。
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posted by ヒゲ薬剤師 at 07:04| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月16日

六味丸に対する中医漢方薬学派の口訣集(基本方剤の中医学考察)

 六味丸に対する中医漢方薬学派の口訣集

主として漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 より引用抜粋し、一部修正
 六味丸は、腎虚の基本方剤である。
 専門的には、肝腎陰虚に適応する方剤として有名であるが、有名であっても日本国内では、そうでもない。
 六味丸の各社製品は、あまり売れ行きが思わしくないといわれる。

 逆に、腎陽虚や腎陰陽両虚に適応する「八味丸」や「牛車腎気丸」ばかりが、繁用され、配合中の「附子(ぶし)」の軽度の弊害をもたらせている症例をよく見かける。

 そう! この温暖化がひどく、食糧事情も豊か過ぎる日本国内において、これほど「附子」が配合された方剤が、大量に使用される現象には、些か驚かされるどころか、明らかに間違っている、と思っている。

 たとえ腎虚があっても、明らかな腎陽虚は見られず、むしろ陰虚から派生した虚熱の証候(一連の症候)が見られているのに、それでも八味丸や牛車腎気丸が出されているケースが、かなり多いのである。
 即刻、六味丸や知柏腎気丸などに切り替えるべきケースが多い。

 いきなり、八味丸乱用の日本社会の錯誤を取上げたが、実際には、六味丸こそふさわしいケースが多いからである。
 あるいは、少なくとも八味丸や牛車腎気丸から、附子を去った方がよいケースが多い、といいたいのだ。

 ということで、小生の経営する漢方薬局では、六味丸類は、しばしば使用するが、近年、八味丸や牛車腎気丸は、ほとんどお出しするケースが、皆無に近い、ということである。

 たとえ、「附子」が適応しそうなケースでも、なるべく使用しないで、附子抜きで反応を見ると、つまり、六味丸+肉桂の配合の製剤で、充分に対応できると思っている。
 必要もないのに「附子剤」を乱用すれば、肺陰を損傷しやすく、肺熱をもたらせたり、乾燥咳や目の充血を招いたりする。
 感冒などに罹患しているとき、不必要に乱用すれば、肺炎さへ誘発しかねないのである。

 日本国内の、(北海道や東北地方などは知らないが)、多くの地域の温暖化現象と、暖房設備の充実、豊かさ過剰な食糧事情から、そうそう附子配合方剤の必要性は感じられない、ということである。
 もっと、もっと六味丸は使用されてしかるべき時代だと信じるものである。

 なお、当然のことながら、弁証論治の法則からは、滅多に六味丸単独で、難病・慢性病に充分な対処が出来るものではない。
 一般論になるが、中国の陳潮祖教授の論著を参考に書いた「中医漢方薬学」の配合法則を参照されたい。(何種類の漢方薬が必要か)

 ネットサーフィンしていたとき、たまたま遭遇した、日本漢方専門の薬剤師の方が、質疑応答で、六味丸は、アトピーには使用することはないと返事していたので、驚いてしまった。

 中医学における弁証論治の世界では、日本人のアトピー性皮膚炎の本治法として、六味丸系列の方剤を使用する機会が大変多いものである。
 六味丸単独で使用されることは、子供さんの夜尿症であり得るくらいで、多くは他剤と併用しないと、正確な弁証論治に基づいた、適切な配合にならないことが多い。
 
以上、簡単に述べたことは、中医学派では当然のことで、何も小生の発明でもなんでもない。
 中医学理論をあまりご存じない、上述のような日本漢方の薬剤師さんが、どうどうと述べられること事態、問題ナシとしない。

 そもそも、中医学で最も重視する補腎の方剤を、西洋医学的な病名だけで、使用する、しないを決められるものではない。
 
なお、小生の薬局では、六味丸に猪苓湯の併用を土台として用いることも多いが、あくまで弁証論治にもとづく結果としてのことで、決して西洋医学的な病名で、漢方薬方剤の応用範囲を決めてはならない。
   これを簡単に説明すれば、腎系から体内の水分調節を行い、また膀胱系の方からは猪苓湯が体内の水分調節を行ってくれる、ということである。
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posted by ヒゲ薬剤師 at 20:56| 山口 ☔| 基本方剤の考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

六味丸 (六味地黄丸)出典『小児薬証直訣』(基本方剤の中医学考察)

六味丸 (六味地黄丸)出典『小児薬証直訣』

 六味地黄丸、つまり六味丸は、補益薬の中でも、滋補腎陰法の方剤として、もっとも基本的な方剤である。八味丸のように適応症を間違えると 肺陰を損傷する恐れのある附子(ブシ)や肉桂(ニッケイ)などを除去して構成されたものが、この六味丸である。

 まずは、中医学的な方剤の効果・効能を、四川科学技術出版社発行の『中医方剤与治法』から拙訳で抜粋引用させて頂く。
【薬物構成】 熟地黄240g 山茱萸120g 乾山薬120g 沢瀉90g 茯苓90g 牡丹皮90g  

【用法】 粉末を蜜丸にし,1日に2〜3回,空腹時に1回につき3丸(9g)を湯で服用する。湯剤とする場合は用量を減す。

 【主治】 腎陰虧損・虚火上炎による足腰のだるさや疼痛・歯の動揺・小便が出渋る・消渇・耳鳴び・目のかすみ・勃起しやすい・咽の乾燥・舌痛・盗汗・不眠・頭のふらつき・めまい・遺精・夢精・踵の疼痛・喀血・声が出ない・呼吸困難・咳嗽・津液の灼傷による痰証・尺脉の虚大など。

 【分析】 腎は「先天の本」である。腎中の「真陰」は人体の陰液の根本であり,各臓腑を濡潤・滋養する作用がある。腎陰が虧損すると,本臓自体が病むばかりでなく,五臓のすべてが影響を受ける。本症の発病機序の分析は以下の通りである。
 (1)腎は骨を主り,髄を生じ,歯は骨の余りであり,腰は腎の府である。それゆえ,腎陰虧損により腎精が不足すると,骨髄が空疎となるために足腰がだるく無力・歯の動揺などを生じる。腎は主水の臓であるから,腎陰虧損により主水機能が失調すると小便が出渋るようになる。腎が虚すと固摂失調を生じて頻尿となり,津液を損耗すると口渇を生じて消渇となる。腎は耳に開竅し,眼球の瞳孔は腎に属しているので,腎陰が虧損すると耳鳴・目のかすみを生じる。男子の性器が勃起しやすくなるのは,陰虚陽旺・相火亢盛によるものである。以上は,腎の本臓自病〔腎臓自体の病変〕によって生じるものである。
 (2)心は陽に属して上焦に位置し,その属性は火である。腎は陰に属して下焦に位置し,その属性は水である。正常な生理状態下では,心陽は 腎に下降して腎水を寒(ひや)さないようにしており,腎水も心を上済して心火を亢ぶらないようにしている。
この状態を「心腎相交」「水火既済」という。
それゆえ,腎陰が虧損して腎水が上昇せず,心陽だけが下降して虚火が少陰経脉を循環して上炎すると,咽の乾燥・舌痛を生じる。陰は虚し,陽が擾乱して陽が陰分を蒸迫すると,津液を漏泄して盗汗を生じる。陰虧陽亢のために心神不安を生じると不眠になる。以上は,腎病が心に波及したための,心腎同病により生じるものである。  
(3)肝腎は同源であり,腎陰は肝陰と相互資生の関係にあり,一方が充盛すれ両者ともに充盛となり,一方が衰えれば両者ともに衰退する。したがって,腎中の陰精が虧損すると肝陰虚衰を引き起こし,陰が陽を制御できずに肝陽が上亢するために,頭のふらつき・めまいなどを生じる。肝は疏泄を主るが,肝陽亢盛により疏泄が過剰となり,そのうえ腎陰虚損のために収蔵することができないと,遺精・夢精を生じる。肝は筋を主るが,肝腎陰虚により筋の栄養が失調すると,踵の疼痛を生じる。以上は,腎病が肝に及んだための,肝腎同病による症状である。  
(4)腎陰は人体における陰液の根本であるから,腎陰が虚したために肺陰を滋潤することができないと,燥熱内生・虚火犯肺により,咳嗽・喀血・呼吸困難・発声困難などを生じる。これらは,腎病が肺に及んでもので,病位は肺で,病機が腎の症状である。  
(5)腎は先天の本であり,脾は後天の本であるから,脾と腎は相互に助け合い相互に促進し合う。腎陰不足により陰火が上昇すると,脾が主る津液を運化する機能が障害されるばかりでなく,津液を煉灼して痰涎を生じる。これは,腎病が脾に及んだための,脾腎同病による症状である。

 以上のように,本法の方剤で治療できる症状は多いが,つまるところは腎陰虧損・虚火上炎によって生じたものである。  

【病機】 腎陰虧損・虚火上炎

【治法】 滋陰補腎法
 
【方意】 真陰虧損により,陰が陽を制御できずに虚火亢盛となった場合のキーポイントは,補陰によって陽を制御することで,腎陰が充足すれば諸症状はおのずと解消する。この治法こそが「水の主を壮んにし,もって陽光を制す」という意味である。  主薬は熟地黄で,滋養腎陰・填精補髄〔腎陰を滋養し,精と髄を補填〕する。山茱萸は固精斂気・収斂虚火するもので,肝の疏泄妄行を防ぎ,腎精を固蔵させる。山薬は補脾固精し,脾気を健運させて腎精の来源を開拓する。この山茱萸と山薬は,肝や脾を兼治するもので,補助薬である。腎は主水の臓であるから,滋補を行うときには水湿の壅滞を防ぐ必要がある。このため,滋補腎陰の方剤中に少量の利水薬を配合して腎の主水機能に配慮し,補しても滞らないようにすると,補薬の作用をさらによく発揮させることができる。
 なお,本方で治療することができる症状は,@腎虚による症状・A陽亢による症状・B水液失調による症状,の三組にまとめることができる。それゆえ,滋補腎陰の熟地黄に対して通調水道の沢瀉で補佐し,健脾固腎の山薬に対して淡滲利湿の茯苓で補佐し,収斂精気の山茱萸に対して清瀉虚火の牡丹皮で補佐し,補陰の熟地黄に対して瀉陽の牡丹皮で補佐しているが,これらは《霊枢・終始篇》で述べられる「陰虚して陽盛んなるは,先ずその陰を補い、後にその陽を瀉してこれを和す」という治療法則に該当する。このように,沢瀉・牡丹皮・茯苓を配合する目的は,一方では小便失調・相火亢盛などによる症状を取り除き,もう一方では熟地黄・山薬・山茱萸による副作用を予防する意味がある。以上の薬物により,滋補しても邪を留めず,降泄しても正を損傷せず,補の中に瀉があって相互に扶助し合うが,これが腎陰を補う基本構成である。
 本方と補中益気湯を比較すると,処方構成における昇降関係が理解しやすくなる。ちょうど,尤在 は「陽虚では気陥不挙となることが多いので,補中益気湯には人参・黄耆・白朮・甘草を多量に用いて甘温益気し,辛平の升麻・柴胡を用いて上昇を助ける。陰虚では気が常に上昇して下降しないので,六味地黄丸には熟地黄・山茱萸・山薬など,味が濃くて重質なものを多量に用いて補陰益精し,茯苓・沢瀉の甘淡によって下降を助ける。気陥では滞ることが多いので,陳皮の辛で気滞を解消する。気の浮上では熱することが多いので,牡丹皮の寒で浮熱を清する。六味地黄丸には茯苓・沢瀉があり,補中益気湯には升麻・柴胡がある。補中益気湯には陳皮があり,六味地黄丸には牡丹皮がある。さらに,補中益気湯には人参・黄耆・ 白朮・甘草・当帰があり,六味地黄丸には熟地黄・山茱萸・山薬がある。
 このように治法は異なっても,病理においては対蹠的な共通性がある」と述べている。  

【応用】 本方は滋補腎陰法における基本方剤であり,後世多数の補腎剤が本方を加減して作られている。方中の各薬物の配合量は,臨床実際の必要性に応じて調節する。たとえば「血虚陰衰では熟地黄を君薬とし,滑精・頭暈では山茱萸を君薬とし,小便の量や濃淡に異常があるときは茯苓を君薬とし,排尿障害では沢瀉を君薬とし,心虚火盛や血[]があるときは牡丹皮を君薬とし,脾胃虚弱・皮膚枯燥では山薬を君薬」とする。


 報告によると,本方や本方から沢瀉を去り天花粉を加えたものは,糖尿病に一定の効果がある。本方に犬の下丘脳下垂体組織液の注射を組み合わせると,尿崩症に有効である。本方の加減方(生地黄・熟地黄・山薬・沢瀉・枸杞子・白芍・穀精草・木通)は,中心性網膜炎の治療に用いることができる。本方に枸杞子・菊花・当帰・赤芍・絲瓜絡・珍珠母などを加えたものの,中心性網膜炎に一定の効果がある。本方は食道上皮細胞の異常増殖(食道癌の前駆的病変)に用いて一定の効果があり,異常増殖の好転と癌細胞化防止を促進する一定の作用を示す。

 動物実験によると,本方は正常マウスに対し体重の増加・遊泳時間の延長・体力の増強作用があるほか,N−ニトロソサルコシンエチルによるマウスの胃部扁平上皮癌前駆状態の誘発率を低下させ,化学的発癌物質を接種した動物における脾臓リンパ小節の中心性増殖を活発化させ,接種移植した腫瘍の初期において単核マクロファージ系統の貪食活性を増強し,腫瘍負荷動物の血清アルブミン対グロブリンの比率を高め,腫瘤負荷動物の生存時間を延長するようである。以上のことから,本方の主な働きは生体の抗癌能力を引き出し,扶正によって去邪を達成する作用であると推論される。  

【加減方】
 
(1)杞菊地黄丸(『医級』)
 
[成分] 本方に枸杞子・菊花を加える。
[主治] 肝腎不足による頭のふらつき・めまい・目のかすみ・眼球の乾燥異物感や痛みなど。


(2)麦味地黄丸(『医級』 別名「八仙長寿丸」)

 [成分] 本方に麦門冬・五味子を加える。
 [主治] 腎虚による労嗽で、咳嗽・吐血・潮熱・盗汗・夢精・遺精など。  


(3)耳聾左慈丸(『重訂広温熱論』)
 
[成分] 本方に磁石・石菖蒲・五味子を加える。  
[主治] 熱病後期で身熱が消退して以後,腎虚精脱による耳鳴・難聴・舌質は紅・舌苔は少・脉は細数。  


(4)知柏地黄丸(『医宗金鑑』)
 
[成分] 本方に知母・黄柏を加える。
 [主治] 陰虚火旺による骨蒸潮熱・盗汗・遺精・小便が出渋って痛いなど。

−以上、四川科学技術出版社発行の『中医方剤与治法』より
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2018年12月14日

平胃散(基本方剤の中医学考察)

   平胃散(基本方剤の中医学考察)

 【原方名】 平胃散(《和剤局方》)

【処方構成】 蒼朮 厚朴 陳皮 生姜 大棗 甘草

【方剤の特徴】 燥湿運脾・行気和胃を効能とすることから湯液を「燥湿理気湯」というネーミングも可能であろう。

【主治】外湿の侵襲・生冷物の過食・油膩物の過食などにより湿困脾胃・中焦気滞を生じたもので、胃FAX部や腹部の脹満・げっぷ・むねやけ・食欲不振・悪心・嘔吐・泥状便・倦怠感・横になりたがる・体が重だるく痛む・舌苔は白厚膩・脉は緩など。

【方意】 外湿の侵襲・生冷物の過食・油膩物の過食などにより脾が健運できなくなり、湿濁が中焦気機を阻滞し、清濁逆乱を生じたものであるから、治法は燥湿運脾・行気和胃である。
 蒼朮は苦温辛燥で、燥湿運脾の効があり、本方の主薬である。補薬の厚朴は苦辛温で行気化湿・消脹除満する。
 佐薬の陳皮は辛苦温で理気和胃・燥湿健脾する。蒼朮・厚朴・陳皮の三薬は芳香性があり、和胃醒脾して昇降を調節する作用がある。
 甘草は脾胃を補益すると同時に諸薬を調和し、生姜・大棗は益胃和中し、これらは使薬である。
 以上の諸薬により、湿濁を除き中焦気機を調節するため、脾は健運し胃気は和降する。

【病機】湿困脾胃・中焦気滞

【治法】燥湿運脾・行気和胃法

【応用】 本方は燥湿運脾・行気和胃を効能とした胃腸疾患に対する常用方剤で、胃脘部や腹部の脹満・食欲不振・舌苔が白厚膩・脉は緩などが弁証ポイントである。
 急性胃腸炎・慢性胃腸炎・胃腸神経症・慢性胃炎などで湿困脾胃・中焦気滞の病証に広く用いられる。
 過食による食滞が顕著な場合は神麹・麦芽・山梔子を加えた「加味平胃散」を用い、湿鬱化熱して口苦があり、舌苔が黄膩などを生じる場合では、本方に黄連解毒湯の適量を合方する。

〔参考にさせて頂いた文献〕
  ●「中医治法与方剤」(人民衛生出版)
  ●「中医病機治法学」(四川科技出版)
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ラベル:平胃散
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2018年12月13日

八味丸(基本方剤の中医学考察)

   八味丸(基本方剤の中医学考察)

【原方名】八味地黄丸(《金匱要略》)

【処方構成】地黄 山薬 山茱萸 沢瀉 茯苓 牡丹皮 桂枝 附子

【方剤の特徴】腎陽を温補するのを効能とすることから日本国内でも、村田恭介の命名によりマツウラさんから錠剤のエキスで「腎陽温補丸」だったか「腎陽温補湯」だったかの愛称名で販売されたこともあるが、現在は廃番となり、現在は「腎陽温補散」の名で散剤として復活している。

【主治】腎陽不足による足腰のだるさ・下半身の冷え・排尿困難あるいは排尿過多・脉は虚弱、および痰飲・脚気・水腫・消渇など。

【方意】 腎陽が不足すると水邪を生じるので、腎陽を温補して腎陽を旺盛にする必要がある。

 腎陽が盛んになると気化機能が回復して水液失調による種々の症候はおのずと回復する。

 ただし、陰陽学説では、陰陽は対立しつつも相互に依存し、相互に転化するものとされ、「陰は陽から生じ、陽は陰から生ず」「孤り陰は生ぜず、独り陽は生ぜず」ということであり、張景岳のいう「よく陽を補うものは必ず陰中に陽を求め、陽は陰の助けを得るをもってすなわち生化は窮まりなし」との観点から本方を理解すべきである。

 したがって、桂枝・附子は温陽益火し、腎陽が盛んになると気化機能が回復するものの、壮陽益火するだけでは腎陰を損傷しやすいばかりでなく腎陽のよるべきところを喪失してしまうので、腎陽を温める時には益陰する必要がある。

 このため、滋陰補腎の地黄、肝腎を補い精気を固める山茱萸、培脾固腎の山薬などで益陰摂陽して、陰中に陽を求める。

 また、補陽により肝腎の邪火が亢盛するのを防止するために牡丹皮を加えて伏火を清する。

 気化機能の衰えによる水液失調に対し茯苓・沢瀉を用いて湿邪を滲利し水道を通調する。

 以上八味の配合により、補中に瀉があり、瀉によって補を助けて益陰助陽し、温性にして乾燥させず、腎陽を奮い起たせて気化機能を助け、温陽補腎の効を発揮する。

【病機】 腎陽不足

【治法】 温補腎陽

【応用】 腎陽不足による各種疾患に対して極めて応用範囲が広い。

〔参考させて頂いた文献〕
  ●「中医治法与方剤」(人民衛生出版) 
  ●「中医病機治法学」(四川科技出版)
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2018年12月12日

防已黄耆湯(基本方剤の中医学考察)

  防己黄耆湯(基本方剤の中医学考察) 

【原方名】 防已黄耆湯(《金匱要略》)

【処方構成】 防已 黄耆 白朮 生姜 大棗 甘草

【方剤の特徴】 「固表実脾・利水除湿」を効能とすることから「固表治湿湯」ということができる。

【主治】 @風湿・風水で、脉が浮・身体が重くだるい・自汗・悪風・尿量減少するもの。
  A湿痺によるしびれ。

【方意】 本方は、水腫や風湿に表虚(衛気虚)が合併したものに適応する。
 このため利水消腫・除湿止痛の防已、益気固表・利水退腫の黄耆を主薬とすることにより、益気固表・利水除湿の効能を発揮する。
 これに除湿・補気・健脾の白朮、補気健脾の甘草を補薬とすることにより、益気と除湿の効能が増強される。
 防已・白朮の利水除湿によって袪邪し、黄耆・白朮・甘草の固表実脾作用によって扶正する。
 このように、扶正袪邪法を行うことにより、正虚邪実の病態を全面的に配慮し、標本同治の配合方式をとっている。
 なお、生姜・大棗については、営衛を調和するためである。

【病機】 脾肺気虚・風湿・風水

【治法】 固表実脾・利水除湿法

【応用】 一般的には、補気・利水消腫を目的として、疲れやすい・汗かき・むくみやすい・膝関節の疼痛や浮腫などの症状に応用される。色白・白豚的な水太り・汗かきの有閑マダム的な女性が典型的で、いわゆる水太りによる肥満体質に対する治療薬としても優れている。ただし、気虚・風湿の証候であれば、男性・女性・肥満・痩身にこだわることなく、リウマチ・関節痛・腎炎・原因不明のむくみなどに広く応用される。

〔参考にした文献〕
  ●「中医治法与方剤」(人民衛生出版) 
  ●「中医病機治法学」(四川科技出版)
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2018年12月11日

桂枝茯苓丸(基本方剤の中医学考察)

  桂枝茯苓丸(基本方剤の中医学考察)

【原方名】 桂枝茯苓丸(《金匱要略》)
 
【処方構成】 桂枝・茯苓・牡丹皮・桃仁・芍薬
 
【特徴】「活血化瘀・消散癥塊」を効能とし、「化瘀」作用を主体とした血分病を治療する「理血」剤の一種である。
 
【主治】 @婦人で下腹部に癥塊(子宮筋腫などの腫塊)があり、圧痛・腹部のひきつりがあるもの。
 A無月経で腹痛するもの。
 B産後の悪露が続き、腹痛と圧痛があるもの。

【分析】 癥塊の形成には、気・血・痰・湿と密接な関係がある。人体内の気・血・津液は正常状態であればスム−ズに運行しているが、各種の原因によって気・血・津液の運行が障碍されると、
 気機不利となれば気滞を呈し、
 血行不調となれば血瘀を呈し、
 津液が凝滞すると痰湿を呈する。
 これらの気滞・血瘀・痰凝・湿阻などの病理変化が、癥塊を形成する原因である。
 桂枝茯苓丸が主治する癥塊は、血瘀と痰湿の阻滞によるものである。(痰瘀交阻)

【病機】 血瘀痰滞証。  

【治法】 活血化瘀・消散癥塊法  

【応用】 子宮筋腫などの癥塊を形成する病など上記の主治にこだわらず、血瘀と痰湿が阻滞する病機(証候)であることを条件に各科に応用され、治療効果の点でも極めて実績が高い方剤である。

[参考にさせて頂いた文献]
  ●「中医方剤与治法」(一九八四年 四川科学技術出版社発行)
  ●「中医病機治法学」陳潮祖著(一九八八年 四川科学技術出版社発行)
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ラベル:桂枝茯苓丸
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2018年12月10日

警告:無謀な温め療法!

   警告:無謀な温め療法!

体を温めすぎて病を悪化させることだって多い現実!より
一人の身体で五臓六腑経絡それぞれの寒熱が異なるのだから、過度に温めすぎると、温めすぎては困る部分に弊害が出て来る可能性が高いということだ。

言い換えれば、腎系は冷えているが、感染症などによって肺系統が熱化しているような場合、下半身が冷えているからといって過度に温めすぎると、最も過敏でデリケートな肺系統がマスマス化熱して、病状を悪化させるというようなことだ。

冷えが身体に悪いからと言って、極端な温熱療法に走るとロクナことはない。

だから中医学方剤、要するに漢方薬方剤は巧みな配合から成り立っており、詳細に分析すれば、ほとんどの方剤が、寒熱併用の生薬から構成されているのは上記の理由によるのだと断言しても、当たらずと言えども遠からずの解釈として十分に成り立ちうる理屈である。

健康ブームも困ったもので、極端から極端に走り、右だと言えば皆が右に走り、今度は左だといえば、皆が熱に浮かされたように左に走ってしまう。

だから昔から「衆愚」と言われるのだ。
 昨今、ニンニク含有の健康食品の過剰摂取による弊害が増えている。

 健康食品のニンニク含有製品が邪魔していた漢方薬の効き目
 咽喉腫痛を伴う風邪を繰り返す体質改善にニンニク食品を取り続ける重大なる錯誤
 炎症性疾患を悪化させるニンニクが多量に含まれた健康食品!
 2年間ニンニク食品を常食した挙句に肺ガンの心配をするまでに・・・
 ニンニク食品を中止して漢方薬を服用したら二年来の持病が10日で8割以上回復!

 これに類した現象は、朝鮮人参(高麗人参)や冠心二号方を加減して製剤化された医薬品(漢方薬)を寒熱の判断を誤り、もしも過剰に長期間使用すれば、類似した現象が起こり得るので注意が必要だ。
 健康食品の朝鮮人参を飲み続けながら体中が痒いのは本当に良い反応なのか?

万病は冷えが原因だという乱暴な温め療法の錯誤 より
「冷えるのが最もいけない、万病は冷えにある!」といった強引な論法がまかり通っている!

個別性を重視する漢方と漢方薬、つまり中医基礎理論からこれを眺めればとんでもない話で、これによる弊害が昨今、多く見られるようになって来たので、警鐘を鳴らしておく必要を感じるのである!

 もちろん「冷え」が原因で多くの疾患の引き金になっていることも事実だから、一部間違いではないが、温める療法を皆に適用して強引に普遍化しようという論法が間違っているのだ。

 猫も杓子もダイエットに走るのと類似した乱暴なブームであり、「冷えを取れば万病が治る」などとはトンデモナイ話だ!

 これのやり過ぎによる弊害が生じた実例を挙げればキリがない。

 中医学的に肺陰虚に肺熱を伴っている慢性気管支炎の男性が、奥様の強い勧めで良いと言われるあらゆる保温を心がけた結果、せっかく治まっていたCRPが一気に上昇し、眠っていた細菌が暴れだして高熱を発した例。

 冷え込むと決まって繰り返す膀胱炎にカイロまで当てて冷えを徹底的に取るのに治らない。冷えると必ず膀胱炎が悪化するので温める漢方薬を求めてこられた方に、温熱薬は一切出さずカイロも止めてもらい、「猪苓湯(ちょれいとう)」だけを連用半年でほぼ根治!

 ヘルペスが病院治療によって治らないからと、万病は冷えによるという強引な理論から附子の配合された漢方薬を長期連用して病はますますひどく、顔面も常に酒に酔った相貌が固定してしまうなどなど、原因と結果の因果関係を短絡的に考えるととんでもないことになる実例は五万とあるのだ!
無謀な温め療法

 昨今は「万病の原因は冷えにある」というトンデモナイ考え方が巷を跋扈して危険である。 一種の危険思想であるといっても過言ではないだろう。中医学的にみて様々な問題が多すぎるのである。

 各種様々な温熱療法がブームになっているようだが、このブームに乗って却って病気を悪化させた人は数知れない。
 病院の奨める岩盤浴や自己治療によって却って病状を悪化させた挙句に行き着いた先は・・・

 重要なことを手っ取り早く理解してもらうために、中医学的な整体観の一部を極論してなるべく分かりやすく言えば

 一人の身体で五臓六腑経絡それぞれの寒熱が異なるのだから、過度に温めすぎると、温めすぎては困る部分に弊害が出て来る可能性が高いということである。

 言い換えれば、腎系は冷えているが、感染症などによって肺系統が熱化しているような場合、下半身が冷えているからといって過度に温めすぎると、最も過敏でデリケートな肺系統がマスマス化熱して、病状を悪化させるというようなことだ。

 冷えが身体に悪いからと言って、極端な温熱療法に走るとロクナことはない。

 だから中医学方剤、要するに漢方薬方剤は巧みな配合から成り立っており、詳細に分析すれば、ほとんどの方剤が、寒熱併用の生薬から構成されているのは上記の理由によるのだと断言しても、当たらずと言えども遠からずの解釈として十分に成り立ちうる理屈である。

 健康ブームも困ったもので、極端から極端に走り、右だと言えば皆が右に走り、今度は左だといえば、皆が熱に浮かされたように左に走ってしまう。

 外見がひ弱に見えるからと言って、直ぐに日本漢方流の「陰証で虚証」などと分ったような分らないような些か錯誤気味の判断を下して、温補に偏る指示を下され、却って寒熱錯雑の症候を助長して更に複雑化させたり、あるいはアラユル臓腑経絡に実熱をもたらせたり、その弊害による相談を受けることが年々増える一方である。

 たとえば冷え症が強いと主張される女性の多くが、決して身体の芯から冷えているわけではなく、気血の運行が悪い為に結果的に末梢血管に温かい血液が流れてくれていないだけというケースは五万とある。

 ストレスや欲求不満により肝気鬱結を呈すると、その気滞によって血の流れまで悪くなるという仕組みで、まずはストレスや欲求不満を取り除くのが先決だが、漢方処方としては四逆散(しぎゃくさん)系列の方剤を主軸に、あるいは隠し味として少量使用する必要を認めることが多い。

 漢方の専門家の方たちさえ、この温熱ブームに悪乗りしているとしか思えないアドバイスがあり、却って悪化させて当方に御相談に見えているケースが、昨今顕著である。

 ともあれ、人体の五臓六腑四肢百骸は複雑多変で、各臓腑経絡ごとに寒熱の違いがあり、寒熱錯雑証を呈することも珍しくはないので、漢方相談をされる方も受ける側も、かなり冷静・客観的な科学的態度を持って、慎重綿密に焦らずコツコツと、しかも臨機応変の柔軟性を忘れることなく、互いに努力する必要があろう。
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2018年12月09日

漢方薬とは(間違いだらけの漢方と漢方薬)

   漢方薬とは

 漢方薬とは、漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬品、つまり治療薬のことを指す。

 しかしながら、ネット界では「漢方」と同様、健康食品と同列に置くという甚だ錯誤・混乱したひどい扱いである。これだから薬事法違反が横行するはずである。

 また、なんと驚くべきことには某大手検索サイトさんでも「健康食品 > 漢方薬」という分類を行うほどだから、唖然とするばかりである。

 先年、このことについて当の某超大手検索エンジンさんに筆者が訂正を求める要望書を提出したことがあった。
 そして当時の応答内容をブログ「漢方と漢方薬の正しい意味」で掲載しているので、以下に引用する。

お問い合わせ内容

 いつも検索ではありがたく利用させて頂いております。
 さて、問題は登録依頼とは無関係な問題でございます。貴社のカテゴリ区分の問題です。
 漢方薬が健康食品の下位となっていること、つまり、
       健康食品 > 漢方薬

ビジネスと経済 > ショッピングとサービス > 健康 > 健康食品 > 漢方薬

とされるのは間違いだと存じますがいかがでしょうか?
 そもそも「漢方とは中国から伝来した医術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬」であるはずです。
 したがって、医薬品である漢方薬を、健康食品に分類されること自体が間違っています。
 ご参考になるブログとしまして、 http://ameblo.jp/kanpoyaku/  などがあります。
 以上、早急に改善されますことをお祈り申し上げます。
                     頓首

これに対する某大手検索エンジンさんからのお返事

 ・・・・・・・・・・・サービスです。
 ご利用くださいまして、ありがとうございます。
このたびは、貴重なご意見いただきまして、ありがとうございました。
 ・・・・・カテゴリでは、登録サイトがどのようなコンテンツを主に扱って いるか、特に企業・ショップの場合は商品やサービスの内容によって分 類されています。
これらは、・・・・・・カテゴリの編集方針上の分類であって、学術的、医学 的分類ではありません。
 なお、医薬品扱いの漢方薬の製造、販売が主なコンテンツとなっているサイトの場合は以下に分類されます。

ビジネスと経済 > ショッピングとサービス > 健康 > 各種療法 > 漢方

(管理人注:差し障りがあってはいけないので、一部省略)

・・・・・・・・・・・・では編集方針に基づき、実際にサイトを見たうえで掲載先カテゴリを選択し、タイトル、コメントなどを編集して掲載処理を行っております。
 以上、ご理解いただきますようお願いいたします。

このお返事に対する当方からの折り返しのコメント

 拝復
 このたびは、ご丁寧なお返事を賜り、ありがとうございました。
 ただ、残念なことは、どう考えましても、「漢方薬」というものが、歴史的に「医薬」、つまり治療薬という歴史的な意味を有するものに対して、いくらなんでも、あるいはどういう理由があろうとも、健康食品の下位カテゴリに分類される意図には、残念ながら納得しかねる次第でございます。
 貴サイトのような超ビッグな組織において、便宜上とはいえ、

健康食品 > 漢方薬

ビジネスと経済 > ショッピングとサービス > 健康 > 健康食品 > 漢方薬

 この分類は、一般世間の誤解を生じる大きな原因となるものと思われ、残念でなりません!

 やはり、一犬虚を吠ゆれば万犬実を伝う(いっけんきょをほゆれば ばんけんじつをつたう)

のたとえ通り、誰かが好い加減なことを言い出すと、皆がそのように信じ込んで、間違ったことでもいかにも真実のように広まってしまう。 という類(たぐい)ではないかと、実に残念です!

 以上、失礼ながら、忌憚のないところを専門家の一人として、もう一度、念押し申し上げる次第です。
                  頓首
某大手検索エンジンに、健康食品>漢方薬 という間違った分類の是正のお願いをするも、謝絶されたことより
 その後の返事は一切ナシっ!
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ラベル:漢方薬
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2018年12月08日

漢方とは(間違いだらけの漢方と漢方薬)

  漢方とは

 漢方とは中国から伝来した医術や薬術を指す言葉である。
 「中国から伝来した医術や薬術」というのは、中国の伝統医学や薬学のことにほかならず、言うまでもないことであろう。

 医師が診断して漢方処方を投与すれば医術であり、薬剤師が薬局店頭などで漢方相談により漢方製剤を販売する行為を薬術ということになろう。

 「漢方は日本で成熟した医術である」などと特に強調されたり、日本の伝統医学であるなどと主張されるむきも多いが、この点については大いに異論や問題のあるところである。

 むしろ日本に伝わって漢方の本質を損なった点も少なしとしないのである。この点については 日本漢方を堕落させた吉益東洞 日本漢方の将来「中医漢方薬学」の提唱 や 日本漢方の問題点『中医漢方薬学に目覚めるまで』 などを参照されたい。

 ところでネット上ではしばしば健康食品類を漢方の健康食品と銘打って販売している向きも多いが、問題なしとしない。
 たとえば先年、健康被害が多発したダイエット用食品「天天素」事件などでは「マジンドール」「シブトラミン」等の医薬品成分が含有されていたにも関わらず、漢方と銘打って多くの薬局や健康食品店で販売されていた。

 いまだに中国から輸入した健康食品なら何でも「漢方」だと信じている一般人のみならずネット販売業者さん達も多いようだが、根本的な勘違いをされている。
 おおよそ漢方薬とはかけ離れたもが配合されたものでも中国から輸入したものなら何でも漢方と銘打たれるのは非常識であろう。

 極端な例では上記の天天素のように合成医薬品含有した無承認無許可医薬品であっても中国からの輸入品であれば「漢方」や「漢方薬」とも表現されるネット界の非常識は是正されるべきであろう。

 これらは牽強付会であることは明らかだが、無知蒙昧をよいことに得手勝手な拡大解釈には、ちょっと付き合いかねる世界である。

 上記のような低次元の話しはこれくらいで終わり、漢方と漢方薬の本質を考えてみたい。

   漢方と漢方薬の本質

 漢方とは何か? 漢方薬とはどんなものか?
 その本質的な所を的確に表現することは容易ではありませんが、おおよそのところは以下の通りです。

 漢方を含めた東洋医学においては、どのような病気も究極的には五臓六腑のアンバランスによって生じるものと捉えています。
 一人の身体の中で起こる病気は、その人の生まれ持った体質的な素因やストレス状況、地域的な生活環境の諸条件、あるいは食生活環境の諸条件などとも大いに関係があり、現在出ている病気の症状だけでなく、過去の病歴やその他の環境的な諸条件なども配慮し、また一見無関係に思えるような症状も参考にします。

 要するに、現在の病気の解決の為には、種々の要因を総合的に分析・判断することによってはじめて、その人の体質と病状に合った漢方薬の組合せ(配合)ができるというわけです。
 やや専門的に述べれば、

 東洋医学における疾病観は、五臓間における気・血・津液の生化と輸泄(生成・輸布・排泄)の連係に異常が発生し、これらの基礎物質の生化と輸泄に過不足が生じたときが病態とされる。
 この理由から、五臓それぞれの生理機能の特性と五臓六腑に共通する「通」という性質にもとづき、病機(病理機序)と治法を分析する。

 つまり、
1.病因・病位・病性の三者を総合的に解明し、
2.気・血・津液の昇降出入と盈虧通滞(量的な過不足と流通の過不足)の状況を捉え、
3.定位・定性・定量の三方面における病変の本質を把握する。

 これらの分析結果に基づき、
1.病性の寒熱に対応した薬物を考慮しつつ、
2.発病原因を除去し、
3.臓腑の機能を調整し、
4.気血津精の疏通や補充を行う。

 以上が真の漢方と漢方薬の姿です。

  日本漢方の悲しい現実

 但し、これは中国漢方すなわち中医学の本質であり、この本来あるべき基礎理論が日本漢方ではほとんど取り入れられていないのが現実である。

 吉益南涯の気血水説と傷寒論医学の六経弁証はあっても臓腑弁証や経絡理論を取り入れないのが日本漢方、とりわけ日本古方派の困った現実がある。

 何が困るかと言うと、日本古方派が日本の伝統医学の主流、すなわち日本漢方であるとされることに対して、同じ日本人として実に困るわけである。
 我が愛すべき日本国のこの恥ずかしい現実を如何にせむ。
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ラベル:漢方
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2018年12月07日

基礎理論が脆弱な現代日本漢方医学(間違いだらけの漢方と漢方薬)

  基礎理論が脆弱な現代日本漢方医学

 この問題については、すでに多くの拙論で贅言を弄してきた問題である。

 筆者自身が初期の10年以上、日本古方派漢方にのめり込んでみて感じたことは、まるで禅宗の悟りを求めるような 不屈の精神で、傷寒・金匱要略を繰り返し熟読し、方剤を理解するにあたってはまるで禅宗の公案を解く様な面持ちで、全身全霊で小柴胡湯の方意を体得せねばならないことに、感激したものである。

 すなわち学としての漢方ではなく、術としての漢方の修業の道である。

 おかげで四逆散の方意を得るのに10年間、日本漢方の流儀に従って学んだが、どうやっても理解困難で難儀し続けた。

 ところが何のことはない、本場中国の中医学書を熟読すれば、いっぺんに難問が氷解したのである。

 基礎理論を蔑ろにした吉益東洞は問題外にしても、吉益南涯がその反省から打ち立てたてた 気血水説くらいではあまりにも貧弱かつ脆弱に過ぎるのである。
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2018年12月06日

附子剤を乱用気味の日本漢方(間違いだらけの漢方と漢方薬)

   附子剤を乱用気味の日本漢方

 相変わらず八味丸製剤の宣伝が盛んであるが、日本国中が食糧事情が豊富で栄養豊かでしかも暖房設備の充実した時代である。 しかも地球の温暖化現象の危機が叫ばれる時代に、日本列島全体に向けて 辛温、大熱の附子(ブシ)の配合された八味丸が、それほど普遍性があるのかどうか、再考を促したいものである。 たしかに八味丸や牛車腎気丸は適応証がある人にとっては素晴らしい薬効を奏するが、腎陽虚がなければ絶対に 使用してはならない。

 たとえ腎陽虚がある場合でも、五臓六腑はそれぞれ寒熱に違いがあるので、肺熱や肺陰虚をともなっている 場合には慎重に用いる必要がある。
 つまり肺熱や肺陰虚に対する方剤を併用するなりして、未然に肺陰が損傷されない配合が必須であるということだ。

  肺は嬌臓(脆弱な臓器)であり、寒、熱、燥、湿などいずれにも敏感に影響を受けやすい臓器であるから 五臓六腑の中でも特に配慮が必要である。

 わけても附子の辛温大熱は容易に肺陰を損傷して、乾燥性の咳嗽や血痰、咽喉腫痛あるいは口内乾燥刺激感 などを引き起こすことも珍しくないのである。
 一般薬の八味丸製剤が盛んに宣伝されることで適応証でもない人が、指名買いすることによる副作用の問題のみ ならず、医療用漢方においても八味丸エキスや牛車腎気丸エキスが盛んに投与されることで、上記のような軽度の副作用が 出ても、あらずもがなの遠慮から主治医に相談できずに漢方薬局へ問い合わせるケースも稀ではない。

参考文献

 注意が必要な漢方薬(肺陰を損傷しやすい漢方処方)
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ラベル:附子
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2018年12月05日

果穂茵蔯と綿茵蔯の錯誤(間違いだらけの漢方と漢方薬)

  果穂茵蔯と綿茵蔯の違い

 茵蔯蒿といえば中国では当然のごとくカワラヨモギの幼苗であるが、日本ではもっぱらカワラヨモギの果穂が用いられる。
 現実問題としては長年の経験から言えることは、日本で使用される果穂茵蔯でも十分に優れた効果を発揮するので、大きな問題はないように思われるが、実際の効力的には幼苗を用いた綿茵蔯の方が効果が優れているとされている。

 このことを論じた過去の拙論を参考のために以下に転載する。

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img535 posted by (C)ヒゲジジイ
 茵蔯蒿は本来茎葉を用いるべきで、とくに嫩葉(どんよう)ばかりを用いるのが良い。中国でも若葉だけを用いて、日本で主に使われている果穂は、用いられていません。

 いつ頃から、どうして日本ではそのように果穂ばかりを使う習慣が出来てしまったのか、勝手な憶測をいわせてもらえば、調剤上の便利さを慮って、計量に手間取る本来の嫩葉ばかりのものを廃し、サジで簡単に計れる果穂ばかりを、医者の手前勝手で使うようになったのではないか。もしそうであるとするならば、案外日本人も、ずぼらなところがあるものと、御先祖さんに対する憤りを禁じ得ません。

 従来の、果穂茵蔯でも、所期の目的を達することは、充分に可能であるようですが、本来の茵蔯蒿である嫩葉の、いわゆる綿茵蔯には、より確実な効力があるもので、聞くところでは、故荒木正胤先生や故荒木性次先生等の後世に残る大家は、綿茵蔯を使うべきだ、と主張されていたようです。

村田恭介著:中草薬漫談「綿茵蔯」(和漢薬誌339号 1981年8月)
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2018年12月04日

漢防已と清風藤の混同問題(間違いだらけの漢方と漢方薬)

   防已と清風藤の錯誤

 本来「防已」といえば寒涼性の「漢防已」あるいは「粉防己」(原植物はツヅラフジ科のシマハスノカズラ Stephaniatetrandra S. Moore)が使用されるべきものである。

 しかしながら残念なことに近年、間違ってアリストロキア酸を含有する「広防己(Guangfangji)」(Aristolochia fangchi Y.C. Wu ex L.D. Chow)を使用して腎障害が発生する事故のために、アリストロキア酸を含有しない粉防已や漢防已まで敬遠されたかの感がある。

 ところで問題は日本国内で防已といえば、すべて清風藤が用いられており、アリストロキア酸を含有しない粉防已や漢防已はまったく採用されないことである。

 日本では防已といえばすべて日本薬局方で定めるオオツヅラフジ Sinomenium acutum Rehder et Wilson (Menispermaceae)のつる性の茎及び根茎に限定されている。

 このオオツヅラフジは中医学における清風藤に該当するもので、中医学における防已としては使用されない。それもその筈で、両者は寒熱に違いがある。

 本来の防已は辛寒で苦味の性味で、帰経は膀胱、脾、肺、腎。袪風止痛、通経活絡、利水退腫の効能であり、清風藤は辛温で苦、帰経は肝、脾。袪風除湿、通経活絡、散瘀消腫で、両者は類似点が非常に多いものの、寒熱が異なることに大きな違いがある。

 だから実際問題として、日本でもしばしば繁用される防已黄耆湯を用いる場合、変形性膝関節症において、患部の寒熱の状況によって効能に大きな差が出てくることになる。

 数十年前までは、清風藤を用いた日本の防已黄耆湯がよく奏功する変形性膝関節症にしばしば遭遇したものだが、昨今の温暖化により患部に熱を持つ膝関節症が増えており、明らかに防已黄耆湯証と思われる場合でも、石膏や地竜を加えるなどして清風藤の温性を打ち消す工夫をしなければ 効果を発揮しない事態が頻出するのである。

 願わくば寒涼性の正式な防已である粉防已や漢防已が厳密な検査を経て、日本薬局方に採用され、本当の防已黄耆湯が製造できる体制を整えて欲しいものである。
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ラベル:清風藤 防已
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2018年12月03日

真防風と混用される浜防風(間違いだらけの漢方と漢方薬)

  浜防風は真防風の代用にはならない

 日本漢方ではしばしば真防風の代用として浜防風が使用されるが、中医学的には効果・効能において大きな違いがあり、代用になるはずがない。
 そもそも日本で言う浜防風は、中薬学においては沙参(シャジン)、北沙参にほかならない。

 沙参は肺胃に対して作用し、清熱・生津・養陰作用を発揮する。一方、真防風は解表散風、勝湿止痛、袪風止痙などで微温、辛甘の性味であり、まるで効能・効果・薬性において異なるものである。

 江戸期に真防風の代用として浜防風を使用したという経緯があるにせよ、現在に到っても多くの処方で真防風を使用せずに、いまだに浜防風が使用される時代錯誤は、なんとかならないものかっ。

 錯誤・錯覚したまま惰性でいまだに沙参を浜防風として真防風の代用品がそのまま荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう)や清上防風湯あるいは消風散などで使用されているのだがら、絶句するのみ。
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ラベル:浜防風 真防風
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2018年12月02日

●原料生薬として日本には桂枝が存在しないに等しいのに、桂枝と桂皮、肉桂の信じがたい混同(間違いだらけの漢方と漢方薬)

  桂枝と桂皮、肉桂の錯誤

 桂枝と肉桂は同じ原植物であっても薬用部分が異なっており、桂枝は若い細枝、肉桂は幹皮である。つまり肉桂は桂皮であるから桂枝とはまったく異なる薬用部分である。

 ともに温通散寒作用があるが、肉桂(桂皮)は辛甘・大熱で作用が強く、裏を温め腎陽の温補に優れている。

 桂枝は辛甘・温であり、作用は肉桂よりも穏やかで、発汗解肌を特長とし、主として肺・心・膀胱経に作用する。

 このように薬用部分が異なれば作用の強弱もかなり異なり、命門の火を補うのを特長とする肉桂と、発表散寒・活血痛経を特長とする桂枝を混同して使用する日本漢方、つまり日本漢方医学の杜撰さはどうしようもない。

 漢方薬における製剤原料の吟味において、杜撰な数々を考えると、日本人の繊細な美徳はいかにまやかしであったかということが分かろうというものである。
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ラベル:桂皮 桂枝 肉桂
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2018年12月01日

生姜と乾姜の驚くべき錯誤(間違いだらけの漢方と漢方薬)

  生姜と乾姜の驚くべき錯誤

 乾燥生姜を使用すべきところを、蒸して加工して飴色に黒変した煨姜(わいきょう)もどきの代物が、乾姜として使用される我が日本国の漢方界の杜撰さには驚くばかりである。 単に生姜を乾燥しただけのシンプルな乾燥生姜を用いればよいものを、わざわざ本来期待される乾燥生姜の効力を台無しにしているのである。

 生の生姜であるべきところを乾燥生姜を用い、乾燥した生姜を用いるところを、わざわざ蒸して飴色に加工した煨姜(ワイキョウ)もどきを用いるのは、明らかな錯誤である。

 この、漢方薬の製剤原料としての乾燥生姜を、日本薬局方では「生姜」と名づけているのだから驚くばかりである。これは明らかに中医学における乾燥生姜、つまり「乾姜」なのである。
 生姜というからには、生(なま)のものでなければ生姜と呼べるわけがないではないかっ!
 こんなことは、子供でも分かりそうな常識だが、不思議と日本の漢方界は杜撰さを通り越して非常識極まりないのである。

 たとえば胃がつっかえておなかがゴロゴロなるような時に、漢方では「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」が使われるが、日本では「煨姜(わいきょう)もどき」が配合されていることが多い。
 処方集にはちゃんと「乾姜」と書かれているのだから、ひね生姜を乾燥させた「乾燥生姜」を使用すべきである。
 でなければ、乾燥生姜にある消化促進作用がかなり損なわれる。

 日本のように蒸した後に乾燥させた煨姜もどきを半夏瀉心湯に使用されたのでは、その人の病症にピッタリ合っているはずでも、効力が台無しになる場合すらある。
 さいわいに、錠剤や顆粒剤になった漢方製剤でも、煨姜もどきではなく、正しい乾燥生姜を用いている製品も少数ながら製造されているので、大いに助かる。

 柴胡桂枝乾姜湯という日本漢方では、よく使用される方剤があるが、この方剤も日本漢方では、本当の乾姜が使われずに、煨姜もどきが使われているものだから、体質にフィットしているはずでも、へんに胃にもたれたりして、思ったほど効力を発揮できないことが多い。
 そんな人にでも、煨姜もどきではなく正しい乾姜(乾燥生姜)が使用されていると、胃にもたれることもなく、良好な結果がえられことが多いのである。

【関連参考文献】

意外に重要な!漢方製剤および煎薬の品質問題
半夏瀉心湯 (はんげしゃしんとう)
日本国内における乾姜の錯誤問題についての御質問
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ラベル:生姜 乾姜
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:00| 山口 ☁| 間違いだらけの漢方と漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする