ほとんどの場合、お断りである。
すでに服用中のものなのか?誰が配合を決めたのか?専門家と相談したのか?
などなど、このような質問を嫌がる方も多いが、シロウト療法だった場合には、問題が発生しやすいので、確かめざるを得ない。
本日あった例では、かなり遠方の所へ、写真まで送って相談したのだという。
それなら、どうしてそこで出してもらわないのだろう。
もしも合わない配合だったら、こちらが困る。
配合を見ると、よほどの名人か、あるいはドシロウトの両極端の、いずれかとしか思えない、寒薬主体の方剤と、温薬主体の方剤の2種類である。
しかも、傷寒論と金匱要略の方剤の構成を考えると、中医学的な弁証論治による配合とも思われない。
結局、
「そこまで熱心に相談されてアドバイスを受けたものなら、たとえ遠方でも、そちらさんで求めて下さい」
ということで、お引取り願った。
礼儀というものがありそうに思うのだが。
つまり、相談に乗って下さった相手の先生に対する礼儀こそ、真っ先に重視してしかるべきものではないのか?
また、その後の経過や、配合調整などのこともあるのに、今後のことをどう考えているのだろう。
こういう人たちに限って、効かなかったり、多少でも副作用的なものが生じれば、直接販売した当方に、強い苦情が舞い込んでくることは、目に見えている。
まったく理解に苦しむばかりだ。
ラベル:漢方薬の指名買い
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