コレステロールを下げることの問題点、とりわけ様々な副作用を伴いやすいスタチン製剤使用患者さんのご相談も後を絶たない。
昨日あった相談事例は、随分前に関節リウマチで漢方薬を服用されたことのあるかたが、久しぶりに見えて、リウマチのほうは緩解状態が続いていたが、ここ一ヶ月首筋から両肩にかけてやりきれないような疼痛様の凝りがひどく、ご主人の奨めもあって、当方の薬局へ相談に見えた。
一見葛根湯証特有の肩こりに類似しているので、この方の胃弱に配慮して麻黄の配合を抑えた製剤をと思った時点で、念のため、何か最近新しいことをはじめたものはないかと問えば、某製薬メーカーのスタチン製剤を一ヶ月前くらいから服用を継続しておられる!
コレステロールは、220〜260であったが、定期診断を受けている主治医に、260を少し超えたときに、この製剤を投与された。
そういえば、その時に、陰でこっそり看護婦さんには、そのくらいのコレステロールで出されましたか?という言葉を思い出したとおっしゃる。
一番最近の検査では、このスタチン製剤のお陰か、コレステロール値が160にまで下がっており、主治医はこれで上等と満足そうにうなずかれていると仰る。
(実際には、コレステロールの下げすぎこそ大問題のハズだが・・・・・・・・)
もともと軽度の肩こりはあったが、これほどまでの重度凝り痛みを感じるのは初めての経験だといわれることから、スタチン製剤の副作用の可能性を疑わざるを得ない。
考えて見れば、この合成医薬品を服用する前までは、健康上に何の不安も感じない日々を送られていた。
食事も小食であり、肉食はまったくしない。
そこで、主治医には漢方専門の○○薬局の薬剤師にスタチン製剤が原因ではないか、このくらいのコレステロールで服用する必要はないと思うがという伝言とともに、服薬中止の相談をして来るようにとアドバイス。
これに類似したスタチン製剤の副作用が疑われる事例は、非常に多い。
参考文献としては、
書評:コレステロール
などがある。
実際には、なかなか看過できない問題だと思われるのである。




