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2006年02月04日

せっかく眼圧が正常化したのに投薬された「芍薬甘草湯」

たいした症状でもないのに、漢方薬に無知な医師達が、安易に漢方処方を投与されるのも困った問題である。

眼科治療による点眼と内服を数ヶ月続けても、両眼とも23〜24から下がらない。

そこで当方からは、茵蔯五苓散(インチンゴレイサイ)のエキスと粉末を混合して製造された製剤を眼科治療に併用してもらったところ、直ぐに18と19に下がった。

むくみっぽい顔貌は変わらないが、眼科の内服薬は3分の2に減らしてもらえた。

その10日後にはむくみが綺麗に消失していたのでホット一安心、と思った矢先、皮膚科から貰ったというツムラ漢方の「芍薬甘草湯」を見せるのであった。

理由を聞くと、顔が少し痒いのと、目の下の筋肉がピクピクなるので、皮膚科に行ったら、ステロイド軟膏類とともに、ピクピクに漢方薬を出そうといってツムラ漢方の芍薬甘草湯が二週間分出されたというのである。

眼圧が高いことを申告していても、この通りだという。

もしも、これを貴女が服用すれば、せっかく治まりかけている眼圧も、同時に浮腫も再発する可能性が大きいのだから、安易に服用すべきでないことを告げたのであった。

チョット皮膚が痒い、目の下の筋肉がタマにピクピクすることがある、というこの程度で、各科の開業医さんをハシゴして回るのも考え物である。

参考文献:病院からよく出される漢方薬の使用上の注意!:芍薬甘草湯
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posted by ヒゲジジイ at 11:03| 山口 ☔| 漢方薬に無知な医師達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする