10日分の残り一週間分くらいは念のため服用するようにアドバイスするも、まだしつこく止めてはいけないだろうかと詰め寄るので、止めたらその後、どうなるかはこちらでは一切責任が持てないこと、一応の役目は果たした事だし、あとは呉茱萸湯エキスなど、医療用でも調達出来るはずだから、お好きにどうぞということで終わった。
ともあれ、シャックリには往々にして呉茱萸湯(ゴシュユトウ)証が多いことくらい、中医学派や中医漢方薬学派でなくとも、日本古方派でこそ常識的な基本方剤のはずであるが、西洋医学的な発想から芍薬甘草湯ばかりにこだわるのは問題なしとしないはずである。
だから、本ブログでは入院中のシャックリが止まらず困っている患者さんの中には、呉茱萸湯証を呈している人が多いことを、医療用漢方を使用される医師の先生方に知ってもらうべく、この追加記事を書いた次第である。
果たして、この世知辛い日本国において、我が老婆親切が通用するや否や?
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