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2006年11月13日

健康食品のニンニク含有製品が邪魔していた漢方薬の効き目

 比較的得意分野のはずだった慢性関節リウマチ。
 やや高齢の女性の例。
 関節部に熱感が強く、長年病院から出されているステロイド内服薬の効き目だけでは辛い日々が続くので、漢方薬の相談となった。
 初回は相当に時間をかけて相談するので、病院治療の薬以外にもニンニク製品(卵黄油入り)を摂取中であるとことが判明したので、ニンニクというのは温め過ぎる場合があるので、関節部に強い熱感がある場合には不適切だから中止するように念を入れて指導していた。

 比較的得意分野だけに半月分の漢方薬でも明らかな効果が見えたということで、一か月分に切り替えたいという要求に応えて、そのまま数ヶ月が過ぎた。
 ところが、最近、あまり最初のような効果が見えないという報告である。不思議に思いながら、念のために信頼している膠原病専門医の先生に診てもらいに行ってもらったこともある。じっとしていると疼痛は全くないが、少しでも動くと各部位が強烈に疼痛が発生し、患部にはあきらかな熱感が強い。
 このような患部に熱感が強いリウマチにこそ効果のある配合処方を組み合わせて服用してもらっているのに不思議なことであると思案しつつも、服用しないときよりも僅かにマシだからと、ダラダラと方剤を変更するにも名案が浮かばないまま、それからまた数ヶ月が過ぎた。

 しばらくして最近は、動作時の疼痛が一段と増したように思うから何とかまた配合を考えて欲しいとてご夫婦で直談判に来られたところで、思いがけず判明したのが、早く治そうとして例のニンニク製品を更に増量して熱心に併用して来たのだと言うではないか!!!

 これがやや高齢者の頑固なところか? あれだけ強く止めるように厳命?していたにも拘らず、増量してまで病気を悪化させたいタナトスの情念を止めようがないのだろうか?

 今度ばかりはウルサクおだて諭し、厳命もし、命令もし、懇願もし、ウルサク中止するようにガミガミとはなし、方剤は変えずにその後一ヶ月経過した数日前のこと。
 代理で漢方薬の補充に来られたご主人の話では明らかに効果がでて大分楽になったと安堵の胸。

 戦時中や終戦直後の栄養不足、温熱不足の日本じゃあるまいに、ましてや患部に沸々とした発赤・腫脹・疼痛と三拍子揃った炎症性疾患に、健康食品のニンニクの粒粒くらいで関節リウマチが治るどころか、悪化して当然の成り行きではないか。

 かくのごとく素人療法の恐さというものは、みずから持病を悪化させる健康食品を摂り続けて、生き地獄の世界をみずから招いていることが分からないのである。
posted by ヒゲ薬剤師 at 22:48| 山口 ☔| 温め療法の弊害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする