夕方前からアトピー性皮膚炎で通われている8ヶ月目の人や4ヶ月目に入っている人など、漢方薬の組み合わせの微調整の相談に乗っている最中に、新しい若い女性のアトピー相談。
受け付けの女性薬剤師が応対に出たが、お断りするのに相当苦労している気配。終わった後に疲労困憊の様子なので事情を聞くと、よくあるいつものパターン。
薬を飲むのは好きではないので、直ぐに効く薬が欲しい、パッと効くのがいいのだと主張するのだという。そんなに甘いものではない、到底ご要望にはお応え出来ないからとお断りするのに、このような分からず屋に限って執拗である。
朝からずっと多忙続きの一日が終わろうとする時になって、このような若い女性の馬鹿頑固には、中年過ぎの身体にはあまりに応えるのである。
薬局の閉店後、とうとう頭痛を起こして一時寝込んでしまったほど、あまりに多忙な日は骨身に応える時がある。
真面目に通い続けるアトピー性皮膚炎の重症者は多いのに、軽症の者に限ってワガママの言いたい放題、という傾向があるのは不思議である。
それもまた決まって分からず屋は女性なんだから、この國はどこか狂っている。
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