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2007年10月16日

昨今ますます顕著な医療用漢方による温補過剰

 タイトルのような状況だから自費の漢方薬局がいつまでも潰れずに一定の繁栄を謳歌できるのであろう。

 当方の薬局は年齢的にも体力的な限界を自覚しているので、お電話によるお問合せはすべてお断り口調で応対する習慣が定着している。それでも敢えて自費の漢方を求めて実際に直接来られる人だけの漢方相談に絞っているが、コンスタントに仕事は尽きることがない。

 昨今は医療用漢方の宣伝が行き届いて、一般病院でも保険漢方を盛んに使用されるために温補過剰による苦情を病院に持ち込まないで、当方のような漢方専門薬局で苦情相談が舞い込むケースが頻繁である。
 実にアリガタ迷惑この上ないが、漢方の評判まで落とし兼ねないこのような現象がいつまで続くのだろうか。

 本日も繰り返す膀胱炎に内科クリニックで清心蓮子飲(せいしんれんしいん)が出されて3回目の服用にして頭がボンヤリしてふらついて仕様が無いという苦情を持ち込まれたが、出されたクリニックに文句を言うべきだろう。(方剤中の朝鮮人参と黄耆の温補作用が悪影響。

 また先日は頻尿のご老人が八味丸を5年間も続けているが、一向に効果がないので自費の漢方を求めてやって来られた。附子剤の影響か、顔が紅潮し足が燃えるように暑くなっている。明らかな副作用である。
 
 某癌患者さんでは十全大補湯が出されて以後、微熱が継続して身体が火照る様になった。主治医の手前、中止するわけには行かないと言うので、清熱薬を加えてあげたら、幸いに十全大補湯の副作用が消失した。

 西洋医学の医師は、多くの場合、超多忙なために漢方を専門的に勉強するヒマが取れない。だから漢方メーカーの奨めに従って使用することが多く、正統な弁証論治にもとづいて投薬されるケースは稀である。

 それにしても温補過剰の投薬が相変わらず顕著である。

参考文献:警告:無謀な温め療法!
ラベル:漢方薬 副作用
posted by ヒゲジジイ at 00:55| 山口 ☔| 医師によるツムラ漢方など医療用漢方薬の誤投与問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする