漢方をはじめた当初には明らかな効果があり、ご本人も喜んでおられたのだが、急性感染症などの不測の事態や、服薬回数の怠慢など、明らかな原因により、一時的に効果が激減すると治療に消極的になったり、愚痴ばかりが多くなったりする、そのような人たちの対処方法の問題である。
もともと漢方に一定期間、賭けるつもりで決意の固い人だけの漢方相談に徹しているので、早い内からそのような消極的な言動が出て来るような人達には、チヤホヤと慰めの言葉や叱咤激励はしないのである。
見込み違いの御相談に乗ってしまったミスと考え、消極的な人には、そちらの地元で頑張って下さいねと言って、迷いを断ち切って差し上げるし、愚痴が多くて後ろ向きにしか考えられない人は、当方の漢方相談には不向きだから、そちらの地元でよいところを捜して下さいと引導を渡すのみである。
実際にそういう人たちが今年になって続いた。せっかく初期に明らかな効果があったのに、不測の事態の一時的な後退や、服用の怠慢から来る後退に対する分析や反省も出来ないレベルの人では、当方の漢方薬によって慢性病の克服は不可能であると判断せざるを得ない訳である。
真剣勝負の自費の漢方相談は、自覚が足りない人を相手にする仕事ではないと思っている。
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