特別な予約制はしてないかわりに、お気楽や及び腰の漢方相談は受け付けない方針であるし、かなり高齢になって初めてご家族の心配でつれてこようとされる方も、以前からタマにでもご縁のあった方以外は、遠慮させて頂いている。
だから来局予告があった場合、ご本人みずからの意思で本気であれば、お愛想は言わない代わりに拒みもしない。
但し、しばしばみられる最初から客面プンプンの電話はお断りである。
はじめて受ける電話の段階だから決してお愛想は言わない。
たとえば、来週泊りがけで行きますという伝言電話に対して、承知しました程度のお返事だからかどうかは不明だが、一方的に予告されておきながら結局は何の音沙汰もなく、「行けなくなりました」などお断りのご挨拶も無いまま、というのは日常茶飯事である。
だったら最初っからはた迷惑な来局予告の電話を寄越すなっ、と言いたいところである。
これだからこそ、顔の見えない電話にお愛想はますます言えないのである。
顔の見えない電話をよいことに、昨日の土曜日も混雑している時間帯に、またまた図々しくも「小青竜湯をよそで買ったが・・・」という質問電話がかかった。
受付嬢はこの多忙の最中にまたかっとでも言わんばかりに、
「そういう問題は購入されたところでお訊ね下さいっ!」と一方的に宣言して電話を切っていた。
漢方相談の最中だった同年代の女性も、受付嬢の話の内容を直ぐに悟って、
「まあ〜^今頃の人の図々しいことっ!」
と我が事のように憤慨されていたがさもありなん、これが同じ日本人のマナー感覚であるから、人の世は誰とでも付きあえるものではない。
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