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2009年03月22日

個人的にやや不得意分野は精神症状が主体の漢方相談

年齢 : 50歳〜59歳の男性
御職業: 自営業
簡単なご住所: 関東地方
御意見や御質問をどうぞ: こんにちは 初めてメールを致します。
 恥ずかしいことですが、私は漢方薬の知識は殆ど御座いません。
 ただ漠然と勧められるままに購入しております。

 ただいろいろなHPを拝見していますと、「この人の漢方薬の知識はそうとう深いな。本当に飲む人のことを考えているな。」ということは分かって来ました。
 そこで是非、お聞きしたいのです。
 私は5?歳で男性です。最近、更年期の症状に似た現象が出ています。
 イライラ・不安・性欲減退・疲労感などなど。 睡眠はとれています。 内臓に異常はありません。 それと肥満です。

 勿論、本来は対面して顔色などを見て薬を選ぶことが基本だと思いますが、アドバイスという形でご意見を頂けますでしょうか?

 更年期(イライラ・性欲減退)・肥満(皮下脂肪が多い)に効く漢方を希望しています。 180p 84kg

  宜しくお願い致します。


お返事メール: いわゆる心の問題が大きく関わる神経症や不定愁訴症候群の類だと思われますが、実際の肉体的な疾患と異なって、漢方薬の反応も大きく個人差があらわれる領域だと思います。

 言い換えれば、適切な漢方処方と判断されるものを駆使しても、面白いほど効果が出てくれる人も多い反面、どのように工夫しても無反応で五里霧中になるケースもあります。とりわけ精神症状が主体の人に、どの処方を出しても無反応というケースが散見されます。

 ですから当方では必然的に漢方相談の中では、もっとも不得意分野と考えています。

 ところで、「ただ漠然と勧められるままに購入しております。」と書かれておられますが、もしもメール相談や電話相談だけで漢方薬を購入されておられるとしたら、ご自身の責任も大きいと思います。相手はそれで飯を食っているわけだから、それに乗じる貴方の責任も大きいと思います。

 おおかた柴胡加竜骨牡蛎湯や大柴胡湯、あるいは四逆散の類は「ただ漠然と勧められるまま」すでに服用済みであることと推察するところですが、この辺の漢方を服用されても効果がなければ、昨今の映画ではありませんが、「禅」の修業を行うのが最も早道かもしれません。

 精神症状が主体の疾患というものは、とてもデリケートな部分がありますので、信頼できそうな身近な漢方薬局などを見つけて、通い詰めるのが最も早道のはずです。

なお、既述のように当方では本物の肉体的な疾患の漢方相談を得意としており、精神症状が主体の場合は、やや敬遠気味の昨今です。

シジュウカラ
ラベル:漢方薬
posted by ヒゲジジイ at 23:31| 山口 ☔| 漢方薬の利用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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