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2009年06月25日

漢方製剤の原料生薬不足を招いた元凶の一つは防風通聖散

昼間のカラス
    昼間のカラス posted by (C)ヒゲジジイ

 中国国内では新型インフルエンザを漢方薬で治療し、今後の対策上も漢方薬の備蓄を急いでいるそうである。

 昨年の四川省の地震の影響と新型インフルエンザ対策問題と、日本の作られた野蛮なヤセ薬「防風通聖散」ブームのお陰で、漢方薬の製剤原料である生薬類が不足気味となっている。

 すでにI製など、品切れ続出のメーカーも出て来ているほどだ。
 新型インフルエンザが日本に入り込む前後には、販売店などに予防対策と称して玉屏風散エキス製剤を過剰なほど奨めていたと思ったら、突然品切れの報告。

 あれだけ販売を煽っておきながら、難病で使用されている人達のことなどどこ吹く風である。

 作られた防風通聖散ブームと同列で、販売至上主義、売り上げ至上主義のツケが、突然襲って来たのであろう。

 多くの天然植物が原料の漢方薬の継続的な確保の危うさが今後日本では続出する模様である。

 とりわけ問題なのは百害あって一利なしの防風通聖散ブームを作った会社の責任は重大であろうっ!

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ラベル:防風通聖散