
スモモ posted by (C)ボクチンの母
今に始まったことではないが、皮膚科に通い詰めて治らず、挙句は各地の皮膚科を歴訪して西洋医学の限界を感じたといって漢方相談に訪れる人は後を絶たない。
アトピー性皮膚炎はもとより、酒さ(しゅさ)や慢性蕁麻疹などは例年、相談者の多い皮膚病である。
正しいステロイド治療がなされずに結果的には乱用による弊害からステロイドがまったく効かなくなり、途中から悪化の一途を辿ったという人が目立つ。
最近もっとも目立つのは、ステロイド乱用の弊害のみならず、医療用漢方薬の間違った投与により、無効なままで悪化しているのに、医師の指示を忠実に守って数年以上続けて、ようやく自費の漢方薬を思い立ったという人達である。
自費の漢方薬は種類が豊富だから、様々な配合の工夫が出来るので・・・という以前にも、医師の投与されていた漢方薬の中には、まったく理解に苦しむ内容のものが多いのが現実である。
それらで有効な人は、こちらに来られるはずもないが、それにしてもそのような人達が昨今、ますます目立つのである。

IMGP3421 posted by (C)ボクチンの母
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