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先日、メインブログに2012年02月25日:NHKが医者の漢方薬を宣伝するとは・・・と書いたばかりだが、その番組、「夜なのにあさイチ」という番組で「漢方スペシャル」。
その中で島根大学の某教授が、これまで漢方薬をまったく信じてなかったが、認知症に抑肝散が有効であることが分かって感激している様子が映し出された。
日本の漢方界では既に常識ではあったが、テレビで放映されると、一般の人達は抑肝散を求めて右往左往され、当方のような漢方薬局にもご家族が訪れる。
もちろん、当方では絶対に販売しない。
というのも、認知症という病名治療薬として主治医が抑肝散を無作為に投与していると、陰虚火旺の体質者や実火が盛んな認知症の人が服用した場合、配合中の川芎(センキュウ)と当帰が影響して強烈な痒みを伴う湿疹が一気に拡がったケースもあるからである。
ともあれ、テレビ放送でもあったように、あれは病院で投与される保険漢方だから、主治医に相談して投与されるべきであることを諄々と教えてあげると、皆さんこぞって目が点になる。
いまや日本人の五十人に一人が認知症という時代。
NHKテレビを使って抑肝散の宣伝を打った某メーカーさんは、さぞや笑いが止まらないことであろう。

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ラベル:認知症の漢方薬
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