
2010年03月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
モンテーニュの随想録を嘲笑うので、気は確かかい?と心配になるようなヘンテコリンな医者の卵から、漢方薬を学ぶにはどのような本がよいか?と訊ねられたが、そんなのこちらに分かる訳がない。
ヒゲジジイなどが初心者の頃、40年くらい前には、日本漢方関連書籍は比較的豊富でも、中医学関連ではせいぜい神戸中医学研究会の中医学入門関連書籍が何冊か出版されているくらいで、日本語の中医学専門書籍は限られていた。
その後、徐々に増えてきたとはいえ、現在とは比較にならないくらいに入門書は少なかった。
だからどうしたかというと、仕事で得た利益はもっぱら本場中国で出版された各種の中医学原書の専門書籍を毎月、店が潰れるほどの勢いで買い漁って、それで勉強した。
専門書籍だから、訓練すれば意味を把握するのは容易になるが、中国語としての発音はいまだにできないものの、漢文と同じで、文意は容易に把握できるようになる。
といっても、現代中国語と漢文とは、かなりな違いがあるので、漢文が読める人でも、現代中国語はそれなりに一から学ぶ必要がある。
ともあれ、昨今は日本語で書かれた中医学入門書などはカラー活字も多用して、各種豊富に出版されている便利な時代だから、ヒゲジジイの入門当初の学習方法は何の参考にもならないだろうから、アマゾンなどで検索して、自分に合いそうなものを見付けるべきだという以外、特別な推薦図書はないのである。
但し、中級レベルに達すれば、断然、中医病機治法学 である。
蛇足ながら、当時の日本漢方関連書籍で、当時活躍されていた、大塚敬節先生、矢数道明先生、藤平健先生、山田光胤先生等多数の先生方、それ以前に活躍されていた龍野一雄先生、矢数格先生、奥田謙三先生、鮎川先生、湯本求真先生のみならず、小曽戸丈夫先生を通じて教えられた荒木性次先生の著書など、その他にも多数の先人の書籍は、手に入るものはほとんどすべてを読破し、繰り返し何度も学んだ書籍も多数ある。
これらの先人の諸著作に多大な恩恵を蒙りながらも、残念ながら、日本流各派の限界を知ることとなり、中医学にますます魅かれる時代へと移って行ったのだった。
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2012年03月13日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

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