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2012年05月21日

漢方薬局経営のたんなる薬剤師の身分ですが、何かっ?

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IMG_6124 posted by (C)ボクチンの母

 先日も書いたように、いきなり頓珍漢な電話を受ける中でも最も驚くのは「漢方医ですか?」という類の質問である。

 いえいえ単なる薬剤師ですよ、とお答えすると皆が一様に落胆されて、お気楽電話はそれで終わると思いきや、皆が一様に「どこか漢方医を教えてもらえますかっ?」と来る。

 あるいはおたくの漢方薬は保険がききますか、とくる。
 
 はてさて、この日本に漢方医という制度があったのかな〜っ?と頭をめぐらすが、そのような制度はなかったはず。強いて言えば、漢方専門医というようなものが、たしか東洋医学会で認定制度があったようなっ?

 それらしき資格がある医師に診て欲しいというこのなのだろうか?
 肩書きがある医師が必要な権威主義的な人達なのでしょうね、きっと。

 こちとら、それらいわゆる漢方専門医の投与される漢方薬で無効だった人達ばかりが集まるところだから、このような頓珍漢なお気楽電話をかけられる人達は、まったくの対象外。

 そもそも漢方専門医と比較されるだけでも心外であるのに、世間の常識は漢方界の非常識、漢方界の常識は世間の非常識でもあるのだった(呵呵。

参考文献: 東洋医学の名医なの?━「東洋医学の名医 徹底紹介」(実業之日本社発行)

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posted by ヒゲジジイ at 08:38| 山口 ☔| 漢方医あるいは漢方専門医のことか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月03日

漢方医じゃなかったんですねっ!?

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    IMGP2534 posted by (C)ボクチンの母

 昨今しばしばNHKが漢方薬の宣伝を繰り返し放送するので、こちらは日々とばっちりを受けて、問い合わせ電話がウルサイ。

 本日の傑作は、受付嬢が受話器を取るなり「はいっ、村田漢方堂薬局ですが・・・」と応対すると、

「えっ!? 漢方医じゃなかったんですね!?」という驚くべき反応。

「はい、当方は漢方薬局です」と受付嬢。

「どこか漢方医をご存知ありませんか?」

「さあ〜、まったく存じませんが・・・」

 なんともおめでたい国である(呵呵。

参考文献: 東洋医学の名医なの?━「東洋医学の名医 徹底紹介」(実業之日本社発行)

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    IMGP2535 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 13:35| 山口 ☔| 漢方医あるいは漢方専門医のことか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月10日

舌も見ないで検査票だけで漢方薬を処方する漢方専門医

ある遠方の常連さんが、ある急性疾患にかかったの。

常時服用中の漢方薬は、来れない時には、いつもクロネコの宅急便で送ってあげていた。

今回は、それも間に合わないくらい急だが、保険漢方でも充分に対処できそうだから、近くの漢方専門医があるというので、そこでよく診断してもらって、適切な漢方薬を出してもらうように伝えておいた。

ただし、こちらから漢方処方を指名しないように。
漢方専門医に、患者のほうから指名しては、失礼だから。
もしも、大間違いの方剤がでるようなら、そのときは、止むを得ないから、方剤を指名するように伝えておいた。

後ほどの報告では、適切な漢方処方が出されていて、ひと安心、と思っていたら、患者さんの報告によると、一切漢方的な診断は無く、日本漢方特有の「腹診」すらなかった。

脈はおろか、舌、つまり舌診すらなかってビックリした、との報告である。

熱心に検討したのは「検査票」だけで、こちらの顔もあまり見なかったと、漢方通の患者さんは大いに不満を述べられた。

当方は、思わず、

「保険漢方って、そのレベルなんですよ」

と、言ってはいけない、本当のことを失言してしまった。
ラベル:漢方医
posted by ヒゲジジイ at 01:27| 山口 ☔| 漢方医あるいは漢方専門医のことか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする