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2012年01月11日

防風通聖散(ボウフウツウショウサン)製剤ナイシトールの過剰宣伝による弊害

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ハイタカ(幼鳥)
    ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の女性
簡単なご住所 : 関東地方
御意見や御質問をどうぞ: 防風通聖散について書いておられるのを読みました。

 実は私、愚かにも、便秘や体重増加の改善にと、安易に上記の薬を服用し、A,B,C三社の防風通聖散の服用で、A,B2社のは問題なかったですが、C社のを服用した際、ぐるぐる目がまわる強いめまいにおそわれ、怖い思いをしました。

 メーカーに尋ねても、曖昧な返事で、納得できませんでしたが、こちらに、絶対売りたくない他、書いておられるのを読みまして、納得し、自分の愚かさを反省しました。

 テレビで大々的にコマーシャルされているメーカーにも反省して頂きたいな、と思いました。

 これまで、数々の漢方薬に、助けてもらい改善してきた私でしたが、今回の事は、大いに反省しました。

 防風通聖散は、二度と服用しまいと決めました。教えて頂き、ありがとうございました。

    ハイタカ(幼鳥)
    ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:防風通聖散の弊害は、当方の各ブログ類に繰り返し警告しています通りです。

 現実に貴女のように被害を蒙った人は日本国中数知れないのです。

 合成化学医薬品と異なって、重大な副作用は滅多なことではあり得ないとはいえ、防風通聖散のような現代社会では滅多なことでは適応者がありえない方剤を、儲け主義に走る各企業が悪乗りして派手な宣伝を繰り返す。

 問題が生じても合成化学医薬品ほどの恐さがないからという安心感からか、いまだに過剰宣伝を繰り返す企業が後を絶ちません。

 もともと適応者が少ない方剤ですから、たとえばある大病院の勤務薬剤師に直接伺った話ですが、院内では医師や看護師、薬剤師など女性スタッフの多くの人たちが医療用のツムラ防風通聖散を常用しても、誰一人として目だって痩せた人はいないと言います。

 中には下痢や食欲不振などが生じ、これこそが痩せるための(副作用ではなく)主作用であろうと得心してますます頑張って服用を続ける人もいると言いますから、マスコミやテレビ宣伝を鵜呑みにする人たちが、いかに冷静な判断力を失い、洗脳状態になってしまう恐ろしさを見聞きします。

 なにはともあれ、当方のブログが少しはお役に立ててなによりでした。

    ハイタカ(幼鳥)
    ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメールお忙しい中、お返事下さいましてありがとうございました。

 今後は、自分に本当に必要な薬か、体の中に入れるものは、たとえ生薬でもよく見極めて、安易な服用をしないように、充分気をつけたいと思います。

 ありがとうございました。


関連ブログ:

GSC_0136
    ハイタカ posted by (C)ヒゲジジイ

2012年01月10日

またもやテレビ宣伝の防風通聖散製剤ナイシトールによる被害者が登場

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ハクセキレイ
   ハクセキレイ posted by (C)ヒゲジジイ

 現在、九種類の病気をかかえた百キロ近い体重の人が、幸いに当方の様々な漢方薬を駆使して、肝臓疾患(B型肝炎)や心疾患(心房細動)および逆流性食道炎など多くの病気が初回から順調に経過している。

 付録として思いがけず体重が三ヶ月で7Kg近くも減っている。
 
 疲労感も取れ、逆流性食道炎も激減し、言うことナシの順調な推移であるが、特別に肥満治療を頼んだわけでもないのに、いつの間にか7Kg近くも減量したことに驚かれている。

 そこで感慨深げに述懐されたのが、以前、テレビで盛んに宣伝されているナイシトール(防風通聖散製剤)の効果を信じて、勤務先の斡旋で数ヶ月分まとめて購入して服用を開始したところ、体重は減量するどころか、まったく変らないまま。

 大いに変ったことといったら、その防風通聖散製剤のナイシトールによってひどい胃障害に悩まされ、却って体調がガタガタに崩れるばかりで生きた心地は無かったとのことだった。

 ところが、当方の漢方薬ではあれほど重症だった胃酸の逆流は激減するし、身体が軽くなって心身爽快。着実に体重も減って来るしであのナイシトールとはエライ違いである。

 これは本日、ご本人から直接聞いたばかりの新鮮な事実の告白録である。

 漢方薬といえども、医薬品のテレビ宣伝は、些かどころか大いに問題を感じざるを得ないのである。

関連ブログ:

ASC_2497
    ASC_2497 posted by (C)ヒゲジジイ

2012年01月06日

常習的な下痢症の人に防風通聖散を投与する無謀!

性別 : 女性
年齢 : 30歳〜39歳
御職業 : 医薬品製造・研究開発
御意見や御質問をどうぞ :はじめまして。
 まだ少ししか読んでないですが、勉強になりそうなので、もっと読んでみたいと思います。
 私も一応、薬剤師です。メーカー勤務のため、ペーパーですけど。現在、胃痛と下痢のため、内科に通院中です。
 重要な疾患は今のところ認められないため、対症療法として、H2ブロッカー、他の胃薬、整腸剤、頓服の下痢止めなどを飲んで、様子を見ているところです。
 胃痛も下痢も、たぶん、ストレスからかな、と自分では思っているところです。薬を飲んでいる分には楽になるので、こちらの処方に関しては問題なしです。

 別に、膝の痛みにより整形外科に行ったところ、腱の炎症ということでした。関節炎の効能があり、むくみにも効く「防已黄耆湯」を処方されました。下痢気味で水をためやすい性質ですから、この薬は一緒に飲んで大丈夫だなと思いました。

 その次の診察の際、体重を落とす必要があるから、と言われ、(私、太り気味ですので)「防風通聖散」を追加で処方されました。

 前置きの説明が長くなりましたが、この2種の漢方薬は一般に併用するものなのでしょうか?(虚証に対する薬と実証に対する薬という意味で)また、「防風通聖散」は便秘気味の人に便をやわらかくして出す効果がありますが、もともと下痢を薬で抑えているのに、この薬を飲むのは抵抗があります。
 処方した整形外科医にも下痢の治療中であることは伝えてあり、再度、確認しましたが、ひどくてしょうがないようなら、また考えましょう、ということでした。
 とりあえずの処方だとしても、あまりに強引な処方で、結果は明らかだと思えるし、実際、整腸剤で楽になっていた下痢がひどくなりました。

 頓服でもらっている下痢止めを飲むか飲むまいか迷うところです。次回の整形外科診察時には、下痢がひどくなった旨を伝えるつもりですが、今後もなんとなく不安です。
 適応症だけを見て漢方薬をいくつも処方される医者なのかと思ってしまったので。
 こういう場合、内科医にも相談すべきでしょうか?ちょっと困ってます。薬局で相談しても、結局、医者がいいって言ってるんならいいでしょう、みたいな対応されちゃいますよね。(以前、そんなことがあったのです)誰に相談してよいものかわからず、ネット検索でここにたどり着きました。お時間ありましたら、お答えいただけるとうれしいです。

お返事メール:拝復

 頂いた文面を拝見しただけでも十分、不安を抱かれるお気持ちを察することが出来ます。
 要するに、貴女のような体質に防風通聖散を投与するのは、明らかに誤投与です。文面どおり把握すれば、貴女のように「水をためやすい」という水毒体質であれば、その「太り気味」の原因が、いわゆる「水太り」の可能性も高いわけですから、防已黄耆湯だけで十分な筈です。

 過ぎたるは及ばざるが如し、といわれる格言を通り越して、貴女にとっては明らかな誤投与。常習的に下痢をされる人に、大黄(だいおう)のみならず芒硝(ぼうしょう)=硫酸ナトリウムが配合された防風通聖散を投与するなどとは、漢方と漢方薬を正式に学んだ専門家であれば、決してあり得ないことです。

 このような無謀な漢方処方の投与は、近年医療用漢方がテレビでも盛んに宣伝されるようになったのに並行して、加速度的に増すばかりで、当方の薬局でも、それらのセカンドオピニオンで、ありがた迷惑しているのが現実です。

 こういうことばかりが続くと、今に漢方薬の評判を更に落とすのではないかと危惧しています。

 なお、防已黄耆湯にしても、日本で使用される防已(ぼうい)は、本来の寒性の漢防已ではなく、中医学における温性の清風藤(せいふうとう)=オオツヅラフジが使用されているために、この黄耆(おうぎ)の温性とも相俟って、思うような効果が得られないことも多いようです。

 但し、この清風藤が使用されている日本製の防已黄耆湯でも一昔前(30年前)には、生活が今ほど豊かでなく、温暖化もそれほどでも無い時代だったので、膝関節炎や水太りの肥満症の人には面白いほど、本当にビックリするほどよく奏功した時代があったのです。
 しかしながら、近年の温暖化と暖房設備の充実、豊か過ぎる飽食の時代による「湿熱を伴いやすい」現代社会においては、日本製の防已黄耆湯単独では、温める作用が勝ちすぎて、思うような効果が得られないことがあるので、寒熱を調整する為の一工夫(黄柏〔おうばく〕あるいは石膏や地竜を加えるなど)が必要なことが多いということです。
 
 とは言え、あなたの場合は下痢症でもあることから脾胃虚寒の傾向があるとすれば、温性の清風藤が使用されている防已黄耆湯でちょうど良いのかもしれませんね。
 
 以上、簡単ながらお返事まで。
                               頓首
「漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱」の管理人より


後日やや遅れて御礼のメール:「漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱」の管理人さま

お返事どうもありがとうございました。
お礼がこんなに遅くなってしまって、お恥ずかしい限りです。
ブログ見ました。
早速、掲載されてましたね。

あれから、もちろん、防風通聖散を中止したのですが、
どうも、調子が戻らなくて、結局、防已黄耆湯も中止しました。
おそらく、医者への不信から来る、精神的な部分も大きかったんだと思います。
もともと、肥満症の治療で整形に行った訳でもなかったので、
もう、その医者に行くことはやめてしまいました。

今回のことで、漢方薬について改めて勉強して、
やっぱり深いなぁなんて思いました。
機会があれば、今度は信頼のおける漢方医を探してみたいと思います。


関連ブログ:

2009年06月25日

漢方製剤の原料生薬不足を招いた元凶の一つは防風通聖散

昼間のカラス
    昼間のカラス posted by (C)ヒゲジジイ

 中国国内では新型インフルエンザを漢方薬で治療し、今後の対策上も漢方薬の備蓄を急いでいるそうである。

 昨年の四川省の地震の影響と新型インフルエンザ対策問題と、日本の作られた野蛮なヤセ薬「防風通聖散」ブームのお陰で、漢方薬の製剤原料である生薬類が不足気味となっている。

 すでにI製など、品切れ続出のメーカーも出て来ているほどだ。
 新型インフルエンザが日本に入り込む前後には、販売店などに予防対策と称して玉屏風散エキス製剤を過剰なほど奨めていたと思ったら、突然品切れの報告。

 あれだけ販売を煽っておきながら、難病で使用されている人達のことなどどこ吹く風である。

 作られた防風通聖散ブームと同列で、販売至上主義、売り上げ至上主義のツケが、突然襲って来たのであろう。

 多くの天然植物が原料の漢方薬の継続的な確保の危うさが今後日本では続出する模様である。

 とりわけ問題なのは百害あって一利なしの防風通聖散ブームを作った会社の責任は重大であろうっ!

関連ブログ:

昼間のカラス
    昼間のカラス posted by (C)ヒゲジジイ
タグ:防風通聖散

2009年06月19日

防風通聖散のお陰で漢方薬原料の生薬が品薄

    ISO=1600
    ISO=1600 posted by (C)ヒゲジジイ

 中国産の漢方製剤原料生薬が軒並み品薄状態になって値上がりしているという報道が伝わってくる。
 
 常々引用してきたことだが、
流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。
━萩原朔太郎著「虚妄の正義」

 いつまでたっても日本国民は賢くなれないのか、先日のブログでも引用した馬鹿者の大学生といい、昨今の防風通聖散の販売者側から強引に作られたブームといい、理解に困しむ現象には厭きれるばかりである。

    マルムシの冒険
    マルムシの冒険 posted by (C)ヒゲジジイ

2008年08月29日

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の迷惑な問い合わせ

 夕方の多忙になる時間帯にかかって来た迷惑電話。

 病院で防風通聖散をもらったが、どうして問題があるのですか?という質問である。
 ブログ類に書いている通りだが、あれを読んでも理解できない人が、電話などの口答で理解できるはずが無いではないかっ!?

 専門家でさえ、防風通聖散の方意を正しく理解している人が僅少であるのに、ましてや素人さんに分かるはずが無い。投与している医師や薬剤師のどれだけの人数が防風通聖散の方意を理解しているというのか、甚だ疑問である。

 真に方意を理解している専門家が多ければ、昨今のような防風通聖散(ボウフウツウショウサン)ブームが起こるわけが無い。
 先日も掲げたばかりだが、再度、萩原朔太郎の名言を引用する。

虚妄の正義
虚妄の正義 posted by (C)ヒゲジジイ

 流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。

━萩原朔太郎著「虚妄の正義」


関連ブログ:

2008年07月03日

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)製剤ナイシトールの副作用

虚妄の正義
虚妄の正義 posted by (C)ヒゲジジイ
 流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。

━萩原朔太郎著「虚妄の正義」

 今流行の防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)製剤は、その名をカタカナ名「ナイシトール」などに変えられて、テレビ宣伝やネット上でも目や耳にタコができそうなほど有名になった。
 メタボの特効薬であるが如き宣伝は本当なのだろうか?と疑ってみる必要がある。

 民間の一部の会社では大量購入により安く手に入るとて、社員の多くが嬉々として購入したのはよいが、早速副作用に見舞われた人からの相談を受けた。
 
 その防風通聖散製剤「ナイシトール」により、身体が急速にだるくなり浮腫を生じて驚愕し、病院治療を請うた。医師に五苓散製剤(白朮であるべきところを錯誤した蒼朮に置き換えられた製剤)を処方されたが、まったく回復しないという女性。

 八仙丸(麦味地黄丸)で次第に回復中。

参考文献:※防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
     ※防風通聖散を指名されても絶対に売らない
     ※一生涯販売しないであろう防風通聖散

2007年12月12日

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)を指名されても絶対に売らない

 いま流行のメタボリックシンドロームに効果的とされる有名な漢方処方が 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)である。
 好き嫌いを言っては余りに学問的でなく低次元の話に堕するので、我ながら汗顔の至りであるが、嫌いなものは仕方が無い。
 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などは支離滅裂な配合であると手前勝手に断定して憚らないほど、図々しくも愚鈍というか頓馬というか、いささかボケ気味なロウジンである。

 古人の工夫になるこのような名方も、馬の耳に念仏、馬耳東風なのである。
 適応症の見分けは中々困難で、一歩誤ると麻黄や石膏あるいは川芎(センキュウ)などのように一癖のある生薬の配合された方剤では、軽度の副作用が頻発してもやむを得まい。
 だからこのようなやや峻烈に近い方剤は、指名されても売らないに限る。

 漢方薬局として名に恥じないレベルは豊富に各種方剤を揃えているが、防風通聖散の製剤は久しく販売することがないので、かなり効果も劣化しているだろうから、そろそろ廃棄処分しなければなるまい(苦笑)。

関連ブログ:

2007年12月03日

メタボには危険な防風通聖散よりも茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)

 ちょっとあやふやなタイトルだが、一般に信じられている漢方の常識というその「一般」というのは「一般の人」という意味ではなく「専門家一般」という意味の含みが強い。

 本州の西端のど田舎に立地する辺鄙な場所で、かろうじて三十五年間潰れずに存続出来たのは、中医学や漢方医薬学の世界における「常と変」における変に極めて敏感であったからではないかと思っている。
 教科書的な中医学理論を逸脱しているわけではなく、基礎理論には極めて忠実であったと思うが、それだけに基礎理論を忠実に現実の様々な漢方相談で応用していくうちに、専門書籍にもあまり書かれてないような新たな発見がしばしば多かっただけのことである。

 たとえば、アトピー性皮膚炎に対する漢方薬の配合というか組み合わせというか、それが世間一般の方法とはかなり異なっていることは間違いない事実である。だから、世間一般の漢方薬を長期間服用して治らなかった人でも、多くは9割近くの寛解が得られるし、10人来られればまず9人は可能である。何でも百パーセントとは言えない。(本音では途中で断念する諦めの早い人さえなければほとんど全員が9割以上の寛解が望めると信じているが・・・

 基本処方や単味生薬の運用面においても多くの発見と応用方法を開発している。専門書にも書かれてない比較的ユニークな応用方法である。
 もっとも代表的な方剤が猪苓湯であり生薬では金銀花・枳殻・党参・竜骨・丹参など既に大分以前に「漢方の臨床」誌や「和漢薬」誌などの専門誌にそれぞれ比較的長文の拙論を発表している。

 最近も多くの症例から確認したのが、ある種の体質者に適応する茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)を応用した冷え性の改善効果である。もちろん必ず一定の弁証論治による確証を得て使用しなければ無意味である。
 茵蔯蒿湯適応者においては手足の冷えが即効的に改善された例は枚挙に暇がないのだが、このことを俄かに信じる専門家は少ないかもしれない。

 さらには驚くなかれ、昨今俄かに降って湧いたように騒がれているメタボリックシンドロームにおいては、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)という支離滅裂に近い方剤などよりも、弁証論治にもとづいて、この茵蔯蒿湯を主体に運用した他方剤との併用こそ、遥かに有効であることを認識する専門家は少ないだろう。

 さらに地竜においては・・・と、そんなにボロボロ秘伝を漏らしてなるものか(苦笑)。