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クレーマーは絶対にお断り。紹介で来られる人達で、付添い人や代理人によるクレーマー豹変率が最も高いので、ご紹介は不要です!

 

2016年08月28日

アトピー性皮膚炎や酒さなど、男性の方がやや治りにくい傾向があるのは当然の理由がある

2010年8月28日のボクチン(6歳)
2010年8月28日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 今年だけでも、アトピー性皮膚炎や酒さなど、女性達が新規に遠近様々な地区から多数通って来られているが、いずれの人も多かれ少なかれ、順調に経過して、今年の新規相談者については、「有効率」は百パーセント。

 しかしながら男性は女性達よりも新規相談者が少ないものの、同様に遠近様々なところから来られる割には、一部の人は理屈ばかりが先立って、女性達のように素直な人達ばかりとは限らない。

 そのような男達は、たまにやって来ては、八つ当たりでもするつもりか、逆なでする発言が多過ぎるので、引導を渡さざるを得ない人も出て来る始末。

 それゆえ、男性達よりも女性達の方が、はるかに治りやすいのは当然である。

 一部の男性達は、素直さがあまりにも足らないのである。

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2010年8月28日のボクチン(6歳)
2010年8月28日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲ薬剤師 at 19:40| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日

アトピーは冷えが原因であると断言できるほど単純なものではありません

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_IGP0121 posted by (C)ボクチンの母

 昨年来、アトピーが悪化して遠路はるばる下関までやって来られる人達の中には、病院の保険漢方や自費の漢方薬局などで、アトピーの原因は冷えであるとされ、温熱薬を中心に投与されるののだから、激しく発火して止めはがつかなくなってやって来られる人が目立つ。

 事ほど左様にアトピーの原因を単純化することは出来ない。

 アトピー性皮膚炎というものは、現象的には脾肺病(脾肺病としてのアトピー性皮膚炎)ではあるが、五臓六腑それぞれの寒熱虚実の影響を受けるので、総合的で綿密な弁証論治を必要とする極めて複雑な状況を呈しているケースが多い。

 アトピーの原因は冷えであるなどと、あまりに単純化して漢方薬を投与すると、民間療法と同レベルに堕するように思われる。
 それゆえ、各地の漢方専門薬局や保険漢方を転々として治らず、困り果てて遠路はるばる本州の端までやって来られるケースが増え続けるのであろう。

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_IGP0102 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲ薬剤師 at 21:19| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

湿疹の漢方治療のご相談

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IMGP0582 posted by (C)ボクチンの母

ブログ転載の可否 : ブログへ転載許可
年齢 : 40歳〜49歳 の女性
簡単なご住所 : 関西地方
ご意見やご質問をどうぞ : 9月初めより耳、首、もみ上げ、フェイスラインに痒みの強い湿疹ができました。眉と眉の間から粉が吹き、頬も粉が吹くようになりました。

 皮膚科で脂漏性湿疹と診断され患部全体にロコイドを1週間塗り、塗るのを止めると湿疹がまた復活するの繰り返しです。
 3月に三叉神経痛の手術をして完治しましたがここ1年半ほど便秘で不眠です。

 漢方で湿疹を治すことはできますか。ステロイドでは根本的には治らない感じがします。よろしくお願いします。

IMGP7566
IMGP7566 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール: お返事が遅くなりましたが、
>漢方で湿疹を治すことはできますか。
というご質問。

 貴女の体質と症状にしっかりフィット漢方薬をしっかり見つければ十分に可能です。
 そのためには7〜10日毎に通える範囲内で、漢方専門薬局を見つけることが必要です。

 関西の事情はこちらでは不明ですので、電話帳やネットなどで調べてしっかり相談してみて下さい。
 取り急ぎ、お返事まで。

IMGP0479
IMGP0479 posted by (C)ボクチンの母

タグ:湿疹
posted by ヒゲ薬剤師 at 12:59| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

急性湿疹が治らず一ヶ月続いても漢方薬がフィットすれば著効

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DSC07713 posted by (C)ボクチンの母

 アトピー性皮膚炎ならこうもうまくいかないだろうが、一ヶ月前から湿疹が治らないと言って来られた女性の場合では、10日分の茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)を渡しておいたら、薬が切れた頃になってもやって来ないので、この女性の母親の時と同様、治ったらそのまま無音のままかっ、と記憶の彼方に飛んで、ほとんど忘れかけた頃になって、母親やおばあちゃんまで連れてやって来られた。

 一ヶ月は経過していたが、漢方薬が無くなる頃には完全に治っていたが、薬がなくなってしばらくするとまた少しずつ再発して来たのでやって来たということだった。
 というより今回の目的はむしろ長年皮膚病に悩むおばあちゃんの漢方薬をお願いしたいとのことだった。

 ともあれ、急性湿疹だから僅か1処方で著効が出ているが、アトピー性皮膚炎であれば滅多なことではこのような著効は得られない。というより当方に来られるアトピーの人達は年季が入って重症者ばかりだから、そのように感じるのかもしれない。

 といっても、この女性の急性湿疹も、食事やお菓子類や飲酒などの不摂生の問題が直結しているように思われたので、徹底的な食事制限を行ってもらったので、その相乗効果が得られたものと思われる。
 だからいつもならこのようなケースではカルシウム剤も併用してもらうのが通常だが、そのときは説明が面倒で省略してしまった記憶がある(苦笑。

 もしも茵蔯蒿湯1処方で効果が弱ければ、黄連解毒湯などの清熱解毒剤やカルシウム剤も追加する予定であることを予告していたのだが、その必要もなかったのだった。

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DSC07609 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲ薬剤師 at 07:22| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月23日

一ヶ月前から湿疹が治らないと言って来られた女性の場合

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IMGP2591 posted by (C)ボクチンの母

 今年の4〜6月にかけてはアトピーの新人さんがたくさん増えた。
 それほど今年は皮膚病が悪化しやすい年なのかもしれないが、本日は一ヶ月前からの急性湿疹が皮膚科の治療でも治らないという若い女性がやって来た。

 通常なら重症化して何年も治らないアトピー性皮膚炎や慢性湿疹の人達が腰を据えて漢方治療を求めて来られるケースがほとんどだが、急性湿疹が治らないからといって発病後まだ僅か一ヶ月。
 殊勝な心がけだと思っていたら、案の定、二十年前、母親が急性湿疹にかかった折、皮膚科で治らないので当方に訪れ、その時の漢方薬で速治した経験があるのだという。
 一度購入した漢方薬で速効で治りきってしまったので、一度っきりのご縁だったという。

 このようなケースがあるから、病歴が短い疾患では漢方薬も往々にして速効がでるから、一度きりのご縁で、二度と来られないから効いたのやら効かなかったのやら、今の今まで知らなかったことになる。

 当時の相談カードは奥に保存してあるはずだが、いずれ探して確認して起きたいと思っている。

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IMGP2766 posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲ薬剤師 at 22:35| 山口 | アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月31日

5〜6年活躍したアトピー専門サイトが突然検索にかかりにくくなったが却ってこれは自分の身体にとっては幸いかもしれない

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_IGP0030 posted by (C)ヒゲジジイ

 当方のアトピー専門サイトは最近タイトルを変えて成人型の重症アトピー性皮膚炎治療の漢方薬に変更した。
 これまで5〜6年活躍してきた大事なサイトであった。

 遠方の重症のアトピーの人達に勇気と治すきっかけを与え続けて大活躍したアトピー専門サイトであったが、現在の村田漢方堂薬局の状況に応じた修正や改良を加えた途端、数日もしない間にどんな理由か分からないが、検索ロボットに嫌われたらしい。

 ゲーム感覚ではちょっと残念に思うが、他の病気以上に変化が激しく、初期の間は配合の微調整の繰り返しになりやすいアトピー性皮膚炎では、こちらの体力を激しく消耗する仕事である。

 だから、これをきっかけにアトピーの相談者が減ることは、やや老齢化した我が肉体の生存期間を延すためにはよいことかもしれない。

 もっとも多いご相談者は、相変わらず得意分野でもある進行癌や転移癌で、当方に通える体力がある人達のサポート漢方である。
 これら進行癌や転移癌の人達の漢方相談に向けるこちらの体力を温存するためにも、アトピーの相談者が減って来るのも、却ってよいことかもしれない。

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_IGP9945 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲ薬剤師 at 10:39| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

漢方薬で重症アトピーが緩解して数年経つ人からのメール

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    DSC_0365
    DSC_0365 posted by (C)ボクチンの母

 重症アトピーが当方の漢方薬で1年半で8割以上緩解し、その後は1日1〜2回、再発予防と体質改善を兼ねて、3年半以上のお付き合いとなった人から、補充注文時に頂いたメール。
 暑い日が続いておりますが、お元気ですか?
 漢方薬のお蔭と思うのですが、年々暑さに強くなっている気がします。
 この熱帯夜にも係わらず、クーラーなしで熟睡できております。
 以前はクーラーなしでは寝ることが不可能だったのに・・・。
 汗をかいて痒いということも皆無になっております。


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    DSC_0383 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲ薬剤師 at 20:10| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まだ終わらない紫根(シコン)騒動

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    DSC00385 posted by (C)ヒゲジジイ

 遅かれ早かれ衰退する一過性の紫根(シコン)騒動であっても、まだまだ五月蝿くてしょうがない。
 今日になってもまだ問い合わせがある。

 流行に飛びつく軽佻浮薄な連中に入れ替わり立ち代り来られては、厳粛な薬局の雰囲気を損ねるのだった(苦笑。

    ツマグロヒョウモン
    ツマグロヒョウモン posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲ薬剤師 at 20:10| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

W杯、日本代表が勝つとアトピーが寛解する人達

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    ホオジロ
    ホオジロ posted by (C)ヒゲジジイ

 サッカー日本代表チームが勝つたびに、アトピー性皮膚炎の痒みが激減する人達が何人もいる。
 いずれも若い女性達だから嬉しい。
 
 嘘のような本当の話であるっ!

 アトピーの痒みがいかに精神的な要素が絡んでいるかの証明のようである。
 このまま勝ち進んでくれれば、彼女達のアトピーも完全寛解してしまうかもしれないのだが・・・さて今日のパラグアイ戦では、どのような結果になるか・・・今から私もテレビ観戦ですよっ。

    ホオジロ
   ホオジロ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲ薬剤師 at 22:28| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

素人が作る紫根(シコン)化粧水の危険性

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    DSC_7144 posted by (C)ヒゲジジイ

 連日騒々しい限りだが、素人が作る紫根化粧水は、この梅雨時もあって腐敗し細菌やカビが繁殖する危険性大である。
 そのようなカビや細菌が繁殖してしまった場合、それを顔面に塗布し続けたらどのようになるか?

 アトピー性皮膚炎の人が塗布した場合、トビヒなどが合併しないとも限らないので、クワバラくわばら、である。

 いつも引用していることだが、
 流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。
              ━萩原朔太郎著「虚妄の正義」
 要するに、流行というのは儲けるのが上手な頭のよい商人たちによって草案され、流行に敏感な頭の悪い女性達によって消費される、という意味だが、今回のテレビ番組で煽られた紫根(シコン)狂想曲も例外ではないように思われる。

    DSC_7182
    DSC_7182 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:58| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

馬鹿げた紫根(シコン)騒動に巻き込まれないためには販売しないに限る

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    ボクチン
    ボクチン posted by (C)ボクチンの母

 テレビの影響で勃発した紫根パニックに巻き込まれないためには、販売しないに限る。

 もともと製剤原料や薬局製剤用および調剤用の原料生薬は、指名されても販売しない方針を貫いて来たのだから、今回の騒動で方針を変えたわけではない。

 うっかり製剤原料を販売して間違った使用方法をされてはかなわない。

 素人が紫根を使って化粧水を作るということは、素人の製造だから黴菌を繁殖させ、とんでもないトラブルが生じないとも限らない。

 今回の日本国中で展開される紫根狂乱劇も高みの見物である(苦笑。

    ボクチン
    ボクチン posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲ薬剤師 at 15:54| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

アトピー性皮膚炎の漢方薬は一時的にしか効かないと思い込んでいる人達

    キジバト(ノバト)
    キジバト(ノバト) posted by (C)ヒゲジジイ

 世間ではアトピー性皮膚炎に漢方薬が一時的に即効をみても、継続服用しているにも関わらず再発して落胆する人が多いらしい。

 そういう噂を耳にしているアトピーのお馴染みさんが、かなり信憑性の高い分析をされた。
 きっと村田漢方薬局のように、臨機応変の配合変化を行ってもらわないからではないでしょうか? というのである。さもありなん・・・と言いかけたところで、思い当たる節が多々あった。

 このお馴染みさんとて、初期の一ヶ月間は茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)と猪苓湯で即効的に効果があったにも関わらず、村田漢方堂薬局に来局される数ヶ月前まで無効になっていたステロイド軟膏の塗布を執拗に行っていたツケが突然回ってきて、激しくリバウンドして全身から滲出液が流れ出した。
(病院に通院中にも同じ現象を繰り返していたというのだから、どんな治療をされていたのだろうか?)

 そこで猪苓湯を残して新たな二方剤を追加し、茵蔯蒿湯を中止して急速に寛解に向かい、その後は四季折々に応じた配合変化と生理後と生理前でも配合変化があり、これらの頻繁な微調整のお陰でさしもの超重症のアトピーも一年過ぎる頃には8割近く、二年半かかってようやく9割寛解に漕ぎ着けたのだった。

 初期に茵陳蒿湯と猪苓湯程度で効果が出た途端に無音となる人達、とりわけ医療関係者に多いのだが、彼ら彼女らは効果のある方剤が分かった時点で地元で調達しているに違いないが、初期に効いた方剤だけで最後まで寛解に漕ぎ着けた例は、これまでの経験ではほとんど皆無に近い

 それがあるとしたら軽症者に限られる。長年続いたアトピー性皮膚炎が、単純な二方剤で安定した寛解が得られるはずもないだろう。

 四季折々に変化しやすいアトピー性皮膚炎に対する微調整のコツを御本人自身にも習得してもらうのが当方の流儀であるが、それ以前に、一定の効果があった時点で、早々に無音となる人が多いのも現実である。

 このことのついて、上述のお馴染みさんの推測では、効かなくなりかけた時点で配合の微調整や不足する漢方薬を追加してもらわなければならないのに、そんなことも理解出来ずに、きっと「あ〜、やっぱり漢方薬の効果は一時的だったっ!」と勝手に思い込んで、村田漢方薬局の長時間の漢方指導を貶めていることだろう、というのである。

 さもありなん。

 否、たとえ「しまったっ!」と気が付いても、不義理をしている関係上、ばつが悪くて頭を下げて再来することもできないのだろう。
 いまさら再来して欲しくもないのが本音ではあるがっ(苦笑。

 いずれにせよ、一定レベル以上に悪化したアトピー性皮膚炎が、最初から最後まで同じ方剤だけで寛解できることは殆どあり得ない。

 上述のお馴染みさんでも10種類以上の漢方薬を常備していて、適宜、数種類以上の配合を臨機応変に上手に使いこなすまでになっている。
 そのお陰で超重症だった本病を克服して現在があるのだった。

    キジバト(ノバト)
    キジバト(ノバト) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲ薬剤師 at 10:01| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アトピーなどで皮膚科を歴訪して治らない人達が何と多いことかっ!

    スモモ
    スモモ posted by (C)ボクチンの母

 今に始まったことではないが、皮膚科に通い詰めて治らず、挙句は各地の皮膚科を歴訪して西洋医学の限界を感じたといって漢方相談に訪れる人は後を絶たない。

 アトピー性皮膚炎はもとより、酒さ(しゅさ)や慢性蕁麻疹などは例年、相談者の多い皮膚病である。

 正しいステロイド治療がなされずに結果的には乱用による弊害からステロイドがまったく効かなくなり、途中から悪化の一途を辿ったという人が目立つ。

 最近もっとも目立つのは、ステロイド乱用の弊害のみならず、医療用漢方薬の間違った投与により、無効なままで悪化しているのに、医師の指示を忠実に守って数年以上続けて、ようやく自費の漢方薬を思い立ったという人達である。

 自費の漢方薬は種類が豊富だから、様々な配合の工夫が出来るので・・・という以前にも、医師の投与されていた漢方薬の中には、まったく理解に苦しむ内容のものが多いのが現実である。

 それらで有効な人は、こちらに来られるはずもないが、それにしてもそのような人達が昨今、ますます目立つのである。

    IMGP3421
    IMGP3421 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲ薬剤師 at 07:51| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

アトピーに寒涼薬過剰投与が行われる一方では温補剤の過剰投与

    逆光のムクドリ
    逆光のムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 昨今のアトピー性皮膚炎をこじらせてやって来られる人の多くは、朝鮮人参含有の温補剤の過剰投与や、ニンニク療法、半身浴の長風呂や真夏でも靴下を履いて水虫を増殖させるような温め療法により、熱性炎症を全身に蔓延させてやって来られるケースがほとんどである。

 アトピーに限らず、あらゆる疾患の原因が冷えであるという極めて短絡的で幼稚な信仰による結果がこの通りである。

 ところが最近では珍しく石膏剤や温清飲系列の方剤を一年間も病院で投与された挙句に、脾肺腎を大きく損傷して弱り切って来られた人もおられる。

 ここまで来れば却って人参や黄耆の配合が必須となるが、脾肺の機能が回復したところで、本来の体質に戻る可能性が高いので、頃を見計らって補腎剤を加え、熱化しかかったところで適切な清熱剤の適量を加えるなり、臨機応変の配合変化が必要になるだろう。

 一方では、生まれながらに腎陰虚証体質者であるのに、二年間に亘って生脈散を主体にした人参配合製剤を投与され続けた挙句に、ステロイド軟膏さえ効かなくなり、実熱証に激しい虚熱も合体して重症化して来られた人もおられる。

 しかしながら、他の医療機関や漢方専門薬局などで、誤治に誤治を重ねられて最悪に近い状態になっている人ほど、意外に根性があり、決死の覚悟で頑張られるので、中途半端な段階で来られる人よりも経過がよいケースが多いのは不思議である(苦笑。

    逆光のムクドリ
    
逆光のムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲ薬剤師 at 06:09| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

アトピー性皮膚炎に苦しむ人達の多くが食い意地の張った懲りない面々

 ほとほと懲りない連中である。アトピー性皮膚炎患者さんには肥満体の人は少ないのに、見かけによらず大食の人がとても多い。

 あるいは大食しない人でも、甘いものに目がない人がとても多い。
 男性ではアルコールが止められない。ほとんどアル中である。あるいはコッテリとしたものやスナック菓子、各種インスタント食品の馬鹿食いである。

 せっかく漢方薬が効果を発揮しても、スーパーに行けば大量に食料を買い込んで馬鹿食いする。あるいは会社の引き出しの中に甘い和菓子やチョコレート類を大量にしのばせて、一日中、むしゃむしゃがとまらない兵(つわもの)の女性達がとても多い。

 実に性懲りない面々である(苦笑。
 
ジョウビタキのオス
posted by ヒゲ薬剤師 at 21:30| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月17日

そろそろ老齢ゆえ、無理をしない仕事に徹するには・・・

 会社員であれば、あと2年以内に定年退職である。しかしながら個人経営だから頭がボケない限りは老齢になっても延々と続けられる仕事である。

 といっても体力だけは衰えは否めず、堪忍袋の緒もかなり緩んできている。だから無理をしないに限る。
 やり甲斐のある仕事だけに徹するようにするには、嫌な客を寄せ付けないに限る。

 たとえば、最も苦労の多い重症のアトピー性皮膚炎では、各地から本当に気概のある熱心な人達が集まって来ているが、本気で来られる人が多いから、頑張り甲斐もあり、フラフラになりながらもあれかこれかの弁証論治に熱が入るのである。
 
 もしも相談者が及び腰だったり、お気楽だったりすれば、神経の消耗戦に等しいあのように過酷な苦労をする意欲が湧くわけがないだろう。

 商売だけに徹すれば、そのような連中にまで揉み手をしてお愛想の一言でも発するかもしれないが、巧言令色すくなし仁とはよく言ったもので、そのような思わせぶりな相手やクレーマー予備軍を相手にしてまで自分を偽り、苦労の多い仕事を請け負うつもりはない。

posted by ヒゲ薬剤師 at 10:50| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月30日

アトピー性皮膚炎の火消し役ばかりで神経を消耗する毎日

 毎年まいとし、アトピー性皮膚炎で、急に悪化の一途を辿り、一般皮膚科治療だけでなく漢方専門薬局でもステロイドを乱用され、朝鮮人参製剤を過剰投与されるなど、一時はよいように思った人達でも季節の変わり目などに、急に悪化の一途を辿って、そのピークに達しようという最悪の状況下で来られる人達がとても多い。

 いつも火消し役ばかり背負わされている気分にもなるが、炎症が激しい状態で、同時にステロイドの乱用による滲出液が吹き出ているケースに遭遇する機会もしばしばである。

 漢方薬だけでは速効はむりだからと、皮膚科治療と並行して行うべく説得して無理に皮膚科にも行ってもらった所が、出された軟膏類で却って痒みが激増する。
 もともと同じ皮膚科でこんなに悪化したのに、やっぱり同じことではないかと患者さんに恨まれたこともある(苦笑。

 結局、漢方薬だけで試行錯誤を繰り返して数ヶ月、多くは数ヶ月の艱難辛苦を乗り越えて、ようやく下火を迎えることとなる。
 その数ヶ月間の消火作業の苦労たるや、他の疾患ではあり得ないほどの難行苦行である。

 過去にはギブアップしたくなるほど難航したこともあるが、皮膚科治療でステロイドに嵌ってしまい、漢方治療でも結局は次第に悪化し、行き場を失って辿り着いたのが我がトウヘンボク薬局であるから、見捨てるわけにも行かない。
 
 しかしながら、多くの場合、互いの難行苦行の成果が実って、数ヶ月もすれば突然落ち着きだすのが通例である。

 結構しんどい仕事ですよ。

posted by ヒゲ薬剤師 at 23:34| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

アトピー症状に近くで漢方専門の病院か薬局を教えていただきたい

性別 : 女性
年齢 : 20歳〜29歳
御職業 : 学生
簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業 : 看護大学生
御意見や御質問をどうぞ : 1年前より一人暮らしを始め秋口より痒みが増しいわゆるアトピー症状がでてます。
 乾燥しいらいらすると痒みが増してきます。
 近くで漢方専門の病院か薬局を教えていただきたいのですが


お返事メール: 初期のアトピー性皮膚炎では、敢えて漢方治療を求めなくても、一般西洋医学治療で十分に緩解できるものです。きっとステロイドの使用を恐れられているのでしょうが、正しいスキンケアとステロイド軟膏の正しい使用方法を心得られた皮膚科に受診されれば、案外、即効的に緩解できるものです。

アトピーとステロイド

ピントの合った的確な漢方薬を処方してもらうためには、意外に相当な熟練が要るものですので、即効性が望めるとは限りません。

 当方には様々なレベルのアトピー性皮膚炎の方が遠近様々なところからやって来られていますが、一般西洋医学治療のみならず、地元の漢方専門医や漢方薬局でも治療に失敗し、却って悪化してしまったためにやって来れれるケースがとても多く見られます。
 それらを分析してみますと、まず西洋医学治療では、正しいスキンケアとステロイド軟膏の使用方法の指導が皆無である。
 漢方治療では最近遭遇した例でも、たとえば消風散を主体にした配合で、却って悪化しているにも関わらず、医師が頑固に消風散製剤にこだわりすぎるために、ますます悪化してしまった例など。

 しかしながら、最初に受診された西洋医学治療において、上記でもリンクした
http://murata-kanpo.ftw.jp/u48283.html

 ここにあるように金沢大学医学部の皮膚科、竹原和彦教授の指導されるような正しい指導が行われる限りは、西洋医学治療によって副作用なしに十分緩解できるはずのものなのです。
 漢方治療に関しても、西洋医学治療と同様、運が悪いと却って悪化する場合もあり得るので、相当に熟練した専門家でないと危険です。一時悪化することがあっても臨機応変に対処してくれる融通性のある専門家でないと、他の疾患に比べても遙かにデリケートなアトピー性皮膚炎においては、専門家のみならず患者さんの方にも臨機応変の柔軟性を必要とします。

 ともあれ、まずは信頼の置けそうな西洋医学の皮膚科に受診されることをお奨めします。
 以上、貴女の意に沿わないお返事かと存じますが・・・以上、お返事まで。
             頓首

漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱 拝


【編集後記】 もしも不運にも西洋医学治療でコントロール不能に陥り、ステロイドの乱用という罠に陥りかけた場合は、ステロイド地獄の泥沼にはまり込む前に漢方治療を求めた方が無難であろう。
 しかしながら、上記の金沢大学の竹原和彦教授らが指導される正しいスキンケアと正しいステロイド軟膏の使用方法を行えば、多くの場合、ステロイド地獄に陥ることなく、十分緩解できる可能性も高いはずである。
 但し、現実的な問題を言えば、そのような正しい指導が行われていない場合が多いのも事実で、そのために近年、西洋医学治療を断念して漢方薬を求めて来局される人が増加する一方である。既に保険漢方の投与も長期間受けた末に、ますます悪化したり、あるいは改善されないまま自費の漢方を求めて来局される人達が驚くほど増えているのが現実である。
 そこまでになると皆さん覚悟が出来ているだけに、腰の据わった漢方相談が行えて、比較的スムーズに緩解して行くケースが多いという現実がある。

参考サイト:漢方と漢方薬によるアトピー性皮膚炎研究変遷史
posted by ヒゲ薬剤師 at 16:02| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

皮膚病専門の漢方処方ではアトピー性皮膚炎が治り難いのはなぜか?



 アトピー性皮膚炎の漢方薬をネットで調べると、消風散(しょうふうさん)や十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)あるいは荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう)など、皮膚病専門薬的な方剤が特効薬のように書かれている割には、一部の人を除いてなかなか寛解せず、却って悪化する人も出てくるのはなぜか?

 アトピー性皮膚炎は単なる皮膚の疾患ではなく、五臓六腑すべてに関連しており、とりわけ肺・脾・腎にもっとも関係が深いという認識が足りないからである。といっても肝と心の影響もかなり強いので、結局は五臓六腑のバランス調節を行って全身の体質改善が必要なのである。

 アトピー患者が爆発的に増加したのはここ数十年のことであり、漢方治療もそれほど長い歴史がある訳ではないので、冷えが根本原因であるとか、胃腸に原因があるとか、様々に論じられているが、それほど簡単に論じられるものではないはずだ。

 すくなくとも五臓六腑のバランスを正常に戻してあげれば、結果的に治るのだから、一面的な捉え方は出来ない問題である。

 実際にはアトピー性皮膚炎に限らず多くの慢性疾患にも共通したことであり、あらゆる慢性疾患は五臓六腑のすべてに関連するものと言っても過言ではないのである。
 だからこそ、1〜2種類くらいの漢方薬ではなかなか治りにくい理由がここにある。
posted by ヒゲ薬剤師 at 13:44| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

漢方相談の最も重要で難しい問題点━なかでもアトピーで

2007年6月22日のボクチン(3歳)
2007年6月22日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

 漢方相談においては、相談を受ける当方の質問の仕方が最も重要ではあるが、同時にご相談者の表現力というか表現意欲、具体的な状況の表現力の問題によって、より早くピントが合うかどうか、いつまでもだらだらとピントが合わずに効果を発揮出来ない場合もある。
 もちろん、当方の実力不足の問題もないではないが、得意分野の一つであるアトピー性皮膚炎においては、極端に服用者の観察意欲と表現意欲の問題に左右されている点は否めない。

 痒みが強く、赤みが出現するのは皆さん共通しているが、どういう状況でそうなるのか? 寒熱の問題、乾燥の問題、浸出液の問題、風呂上りに温まると痒みが出るのか出ないのか? クーラーに対する影響など、当方から提出する質問に客観的および主観的に表現できるかどうか、繰り返し類似した質問を方向を変えて行うことに、その質問に対して真正面から回答してもらわねばならない。

 また、配合変化による反応について、処方の組み合わせ毎の客観的および主観的な体感を敏感に感じ取り、正確な表現を行ってくれる人ほど、早く正確なピントが合いやすい。
 これがどうしても出来ない人では、ただ「痒いカユイ」以外の言葉以外の日本語を知らないオバカサンと判断して、御相談を打ち切らざるを得ない事態も稀には生じることになる。

 それゆえ自ずから、冷静な判断力と表現意欲のある人ばかりを受け入れるという選別を行わざるを得ないので、だからアトピー性皮膚炎に対する改善率は相当高くなるのは当然かもしれないのであった(苦笑)。

 但し、アトピーが一筋縄では行かない証拠に、最初に服用してもらった清熱除湿・滋補肝腎法では非常に寒がってやや悪化傾向が見えるため、益気固表法の玉屏風散製剤を併用してもらうことで急速に改善していたところ、職場に戻った途端に再び熱感を伴う発赤と滲出液が再発。

 今度は玉屏風散製剤を廃止し、最初にやや悪化したはずの清熱除湿・滋補肝腎法に戻したところ、再び寛解状態にもどり、比較的良好な経過を辿っている例があるなど、こういう例に限らず状況による適切な臨機応変の配合変化が行えるかどうかは、当方の実力もさることながら、服用者の観察と正確な報告に負うところが大きいのである。

 代表的な実例として⇒ 親子で異なるアトピー性皮膚炎の治療方剤

2007年6月22日のボクチン(3歳)
2007年6月22日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲ薬剤師 at 01:27| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月14日

アトピー性皮膚炎は男性よりも女性の方が2倍難しい理由

 女性のアトピーの方が男性よりも2倍難しい・・・といっても比較的得意分野だから、真面目に通われて治らなかった人は思い出せない。
 数回で諦めた人、数ヶ月以上の根気が続かなかった男性など、思い出せば、過去には途中で脱落した人はいる。
 でも、9割以上の人は真面目だから、すくなくとも最終的には9割前後の寛解は得られている。

 ともあれ、昨今、このブログも本性を暴露して、漢方と漢方薬の質疑応答集と村田漢方堂薬局の近況報告 の派出所であることがバレバレである。それはともかく本題に入れば・・・・・

 他でもない女性には毎月の生理や排卵日など、男性にはない体調異変が生じるので、漢方薬によるアトピー治療を試みている初期段階では、往々にして排卵日や生理が始まる前になるとアトピーに異変が生じる場合があるので、その都度、漢方処方の配合変化を行う必要が生じるケースが意外に多い。
 一時、清熱作用の強い方剤を中止するなど、折々に男性以上に繊細な配慮が必要である。

 実に複雑怪異な女性たちは、古人が述べたように病気の種類が男性よりも百病多いのである。

 但し断言できることは、アトピー性皮膚炎は美容にも直結しているために、男性よりも女性の方が熱心な傾向にあり、漢方薬の風林火山的な臨機応変の運用 に協力的な人が多いので、結果的には男性よりも女性の方が寛解率が高いのが現実である。
posted by ヒゲ薬剤師 at 20:23| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

甘ったれた考えのアトピーの女性

 月曜日の忙しい一日が、あと1時間で終わろうとする夕方。
 夕方前からアトピー性皮膚炎で通われている8ヶ月目の人や4ヶ月目に入っている人など、漢方薬の組み合わせの微調整の相談に乗っている最中に、新しい若い女性のアトピー相談。

 受け付けの女性薬剤師が応対に出たが、お断りするのに相当苦労している気配。終わった後に疲労困憊の様子なので事情を聞くと、よくあるいつものパターン。
 薬を飲むのは好きではないので、直ぐに効く薬が欲しい、パッと効くのがいいのだと主張するのだという。そんなに甘いものではない、到底ご要望にはお応え出来ないからとお断りするのに、このような分からず屋に限って執拗である。

 朝からずっと多忙続きの一日が終わろうとする時になって、このような若い女性の馬鹿頑固には、中年過ぎの身体にはあまりに応えるのである。
 薬局の閉店後、とうとう頭痛を起こして一時寝込んでしまったほど、あまりに多忙な日は骨身に応える時がある。

 真面目に通い続けるアトピー性皮膚炎の重症者は多いのに、軽症の者に限ってワガママの言いたい放題、という傾向があるのは不思議である。
 それもまた決まって分からず屋は女性なんだから、この國はどこか狂っている。
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:53| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月31日

かなり自信のあるアトピー性皮膚炎の漢方相談ではあるが・・・

 アトピー性皮膚炎を長年、西洋医学治療で治らずに保険漢方治療に移行して数年以上、それでも治らず困惑されて電話やメールでお問合せはとても多い。
 それゆえ遠近様々な地方からやって来られ、数回で諦める例外的な人を除けば、皆さん比較的順調に治っていくので、とてもやり甲斐のある仕事である。

 ただ、とても残念なことに、各地で漢方治療でも治らずに相当に何年にも亘って苦労されている人からのお問合せが多いものの、当方が漢方薬局の性質上、自費の漢方であることに躊躇され、結局は踏ん切りがつかずに40歳を超えてしまっている人がいかに多いことか!

 非常識な価格設定を行っている訳でもなく、むしろ一つひとつの漢方薬の価格は飛びっきり良心的な設定だと自負しているのであるが、自費の漢方に出費が可能な人と、そうではない人では・・・自費の漢方であるがゆえの利点も多いのであるが、やはり経費的な問題が足かせになれば、当方の実力も充分には発揮できない訳だから、痛し痒しである。

 余分な遊興費や贅沢品や嗜好品、酒代やオシャレなどに費やす無駄を節約すれば、いくらでも捻出できそうな額だと思うのだが、アトピー治療よりもそちらの方に価値観を置く矛盾に気が付いた人達だけが、不屈の決意を持って日々やって来られるのだが、そういう殊勝な人達でなければ、やはり自費の漢方は無理な話なのだろう。

 人様々である。
posted by ヒゲ薬剤師 at 00:23| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

アトピー性皮膚炎の体質改善と称して小建中湯を投与される疑問

 たとえどのようなタイプのアトピー性皮膚炎でアレ、中医漢方薬学的な観点から考察すれば、日本漢方というか日本の医療用漢方で繁用される小建中湯の投与には理解に困しむ。
 先日も長文のお手紙で、子供さんのアトピーが生後直ぐから発症して様々な病院治療に抵抗して悪化と軽快をくりかえし、気管支喘息まで併発しながらステロイド含有軟膏を塗り続ける状態が続いている。ほかにも免疫療法の類を受け続けており、漢方薬もここニケ月は小建中湯を投与されている。
 なんとか当方の漢方相談を申し込みたいが、親御さんに漢方利用経験が無い場合はお断りしている事情を曲げて、是非、御相談に乗ってほしいというお手紙であった。
 確認したところ、案の定、小建中湯を服用以来、一時増悪して強いステロイド含有軟膏で今はすこし軽快している状態だというので、即刻小建中湯は中止してもらった。直接来られてのご相談を受ける前からである。

 小建中湯というのは、膠飴という豊富な糖分が含まれ、痒みの原料となるものです。おまけに桂枝(桂皮)というシナモンが豊富に含まれているので、温める効果が強すぎますので、皮膚に熱感が強く赤味が生じるタイプでは、他に適切にバランスを取ってくれる漢方処方の配合が無ければ、やはり痒みを増強し、アトピーを悪化させる方向にしか作用しない場合が多いものです。
 医療用漢方では、アトピー性皮膚炎に対しても、体質改善という名目で小建中湯が投与されているケースが意外に多く、こういう根本的な▲▲▲を犯しているのが日本の漢方界のどうしようもないレベルの〇〇を示す一端かもしれません。
 どのようなタイプのアトピーであれ、少なくとも小建中湯を中止されたのは大正解です。


 というコメントをお送りしたばかりだ。公開するにはややキツイ表現があるものの、本音を書けばこういうことになる。
 人間の身体は千差万別だから、まれには小建中湯がアトピーに有効な場合もあり得るだろうが、あらゆる方向から検討しても、中医学理論的にはほとんどあり得ない方剤である。補中益気湯の場合は、陰火に有効であると言う高度な中医学的な理論からも、脾肺病としてのアトピー性皮膚炎を考える方向からも、体質によってはあり得る方剤であるが、小建中湯となれば、以上の文面中にもあるように、なかなかアトピーには適応が滅多にある方剤ではないと思われるのだが、これに対する説得力のある反論があれば、是非お聴きしたいところである。
posted by ヒゲ薬剤師 at 13:54| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎・酒さ、および各種湿疹類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする