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2024年10月06日

ずいぶん面白くない時代になったものだ!

 PCやスマホが必須に近い時代、これらがあって当たり前の時代が続く。

 これらがなかった時代、せめてワープロの時代以前のなんと幸せだったことかっ!

 pcやスマホがなければ暮らしにくい時代とは、なんと不幸なことだろう。

 これらが無かった時代を思い出すと、あの頃はしばしば自然の環境にひたって、コンビニすらようやく目立ち始めた頃、遠くへドライブしても、食堂などを利用せず、小僧寿しで稲荷寿司を買ったり、コンビニでおにぎりを買って済ませていたものだった。

 といってもチヌ釣りに熱中した時期も長く、野鳥の撮影に奔走していた時期も長かった。

 昨今は、自身はスマホとは無縁ながら、PCが無くては仕事にならない時代になって以後、いつも器械に振り回されているようで幸せ感が損なわれている。

 そのいい証拠に、このブログを打ち込んでいるのもPCなのだから、キーボードを叩きながら、不幸感をヒシヒシと感じているのだった(苦笑。
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ラベル:不幸
posted by ヒゲジジイ at 20:13| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月27日

無料ブログは大いに便利で大いに助かるが・・・

 無料ブログは大いに便利で助かるが、投稿を怠っていると、様々なコマーシャル画像が放り込まれる。

 それはそれで当然の約束とはいえ、ときに極めてエッチなものが混じるので、顔が青くなってしまう(泣。

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posted by ヒゲジジイ at 09:07| 山口 | ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

牛黄の仕入れ価格の急激な暴騰は半端じゃない!

2012年02月18日の茶トラのボクチン(7歳)とクロちゃん(1歳未満)
2012年02月18日の茶トラのボクチン(7歳)とクロちゃん(1歳未満) posted by (C)ボクチンの母

 牛黄そのものの急激な暴騰は、従来の2倍近い勢いで、日本の市場では、各社従来の牛黄の蓄えが底をつきはじめているので、必然的に牛黄含有製剤は、軒並み暴騰している。

 村田漢方堂薬局における各種牛黄配合製剤を利用されている人達の多くは、比較的重大な疾患の人達が多いだけに、とても悩ましい問題である。

 従来の在庫が尽きた時点で、必然的に販売価格を上げサルを得ないので、頭が痛い問題である。

 暴騰した理由は、2つのもっともな事情が重なってのことのようで、他サイトで公開された人もいるので、ここては割愛する。

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2012年02月18日の茶トラのボクチン(7歳)とクロちゃん(雄1歳未満)
2012年02月18日の茶トラのボクチン(7歳)とクロちゃん(雄1歳未満) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:牛黄
posted by ヒゲジジイ at 13:28| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

漢方薬の輸入問題で、業界内では激震が走っていても、まだ一般世間には知られてないので

2010年01月28日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月28日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 漢方業界では激震が走っているが、まだ一般には知られてないことなので、うかつにここで書く気にはなれない。いずれメインブログで、具体的に書くのも時間の問題だろう。

 近々、日本国内でも大きな影響が出そうな問題の、ほんのさわり程度を書いておくと、牛黄の輸入価格が暴騰していることと、天津感冒片や涼解楽など、羚羊角含有製剤の輸入が・・・。

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2010年01月28日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月28日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 18:44| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

明け方のサッカー観戦は、年齢的に身体の負担が大きい

2010年11月15日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年11月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 当然予測されたことだが、4時半に起床して2時間の日本代表のベルギーとの試合の観戦、負けたとはいえ、まずまずの内容。

 年寄りの冷や水とはよく言ったもので、仕事にも差し支える1日だが、幸か不幸か、比較的のんびりしているので、昼食後に昼休みができたので、ようやく体力を回復することができた。

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2011年11月15日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年11月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 15:40| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

ストーリが最期まで見通せて面白くない

2009年05月21日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月21日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 最近、どんな映画を鑑賞していても、30分も見れば、その後のストーリがほとんど考えられる3通りの推測のうち、いずれかに、ほとんど該当しているので、最後まで見るに気になれない。
 くだらない映画が多過ぎる。

 小説でさえそうなのだから、むしろ実話の伝記ものの方が面白い。

 ことほど左様に、日頃の本業のほうで、弁証論治の仕事こそ、そうであって欲しいものである(苦笑。

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2012年05月21日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月21日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 12:55| 山口 | ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月13日

これから世界はどうなるのか?

2010年11月15日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年11月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

これから世界はどうなるのか? ⇒ フランスの人口学者フランスのエマニュエル・トッド氏に聞く。

 BS1でもやっていたが、過去、ソ連の崩壊を予言し、英国のEU離脱を予言し、アメリカのトランプ氏の勝利の可能性を予言していたエマニュエル・トッド氏。

 多くの予言が的中していた、すばらしい洞察力の持ち主。

 日本でも出版されている書籍は多いが中でも最近の4冊。

グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書)

問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)

※「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)

グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命 (朝日新書)

 この3冊を読めば、これからの世界の動向が読めるかもしれない。

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2011年11月15日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年11月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:20| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

英国のEU離脱より、これから世界がますますおかしくなるかも

2010年6月24日のボクチン(6歳)
2010年6月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 英国がEU離脱、というよりもDeclaration of Independenceにより、世界が大恐慌に陥らないとも限らない。

 世界の経済は崩壊に向かうのか?

 まさかっ!?

 ではあるが、我が選挙区、我が郷土、長州の誇るべき安倍首相の「やや悲観的な世界情勢に対する予言」は的中した。

 また野党がどんな汚い手を使って、安倍さんを攻撃することやら。

 野党政治家の連中に共通したあの●●しい目付きは、どうしても好きになれない。

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2010年6月24日のボクチン(6歳)
2010年6月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 22:10| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月02日

連休が続くと休み慣れして、仕事をするのがイヤになる

2016年1月2日のシロちゃん(2歳半)
2016年1月2日のシロちゃん(2歳半) posted by (C)ボクチンの母

 あさっての4日(月)の仕事始めが恐怖。
 新規相談の受け入れは5日(火)からなので、まだ救われる。

 若い頃は1週間は休業していたが、昨今ではあまり休み過ぎると、仕事するのがますます億劫になる。

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2011年01月02日の茶トラのボクちん(6歳)
2011年01月02日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年01月02日の茶トラのボクちん(6歳)
2011年01月02日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 12:33| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月30日

都会で病院に通うには健康で体力がなければ無理だ!と嘆く同年代の常連さん

2008年9月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 麦門冬湯で一定の効果があるものの、乾燥咳が気になるので、一度精密検査に行こうとて、しばらく都心の病院へ検査に通ったヒゲジジイと同年代の女性。

 三十年来の常連さんで、関東地方在住である。

 ことほど左様に、都会地で病院に通うのは、相当な体力が必要で、健康でなければ病院通いは無理だと嘆かれていた。

 お陰で体力維持のために、牛黄配合製剤を続けて、余分な経費がかかったものの、病院通いの過労でダウンしそうなところを、大いに救われたと嬉しいやら悲しいやら。

 その苦労の甲斐あって、病気の実態がしっかり診断されて、一安心。

 以上は、常備薬各種の送付依頼の電話を受けた時にお聞きした述懐。

重要関連ブログ: 2015年10月01日 漢方薬で体調が改善したところで遠距離の専門病院に転移癌治療のセカンド・オピニオンを求めに行ったところ

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2010年9月30日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年9月30日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 21:56| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月19日

17日から急にSeesaaブログがGoogle、Yahoo!の検索結果に表示されなくなった原因は?

2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 17日夜前くらいから、急にこのブログだけでなく、メインブログの漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告など、Seesaaブログが軒並み検索で表示されなくなった。

 さては、各ブログに本音を書きまくり過ぎたのが原因か、本音を書くと、もしかしてgoogle様を怒らせてしまうのかと、戦々恐々として、最近の本音をぶちまけたブログを削除したり、修正したり、大慌て!

 ところが、よくよく調べてみると、Seesaaブログを使っているサイトがすべて、平等にGoogle、Yahoo!の検索結果に表示されなくなったということが判明した。

 その原因は、様々な憶測が飛んでいるが、Seesaaさん本社の懸命な対策を期待する以外に、個人ではどうしようもない問題のようである。

 ちょど連休が続くことでもあるし、気長く回復を待つ以外にはないと思う。

 こちらはせっかちだから、慌てて、

漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告サポートサイト

 というHPまで急造したけれど、その必要もなかったのかもしれない(苦笑。

 追記: その後、9月19日の夕刻には、以前の通りに完全に回復した。

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2009年10月19日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年10月19日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 15:32| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月21日

個人経営の一般医薬品の販売店(薬局や薬店)も、減ることはあっても増えることがない現実

2011年8月21日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年8月21日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 某メーカーさんの担当地区(九州や山口県)においては、ここ数年、個人経営の一般医薬品の販売店だけに限定すれば、ここ数年、減ることはあっても、新規開店の個人経営の一般医薬品販売店は皆無だとのこと。

 減少する原因は、経営者の高齢化により、消費税が上がった時期に廃業した所が目立ったので、次回の消費税が上がるときにも、きっと一段と減ることだろうと予測されている。

 一方、新規開業の個人経営店は、ここ数年どう思い出しても皆無であるとのこと。

 あくまで特定のメーカーさんとの取引先に限られる話だが、そうはいっても、同様の傾向は、他のメーカーさんからも、昨今ほとんど同様の情報を得ているので、全国的にこの傾向はかなり似ているようである。

 やはり、この業界も、他業種と同様に、個人経営に関する限りは、減少傾向に歯止めがかからないようである。

 当然、漢方専門薬局や薬店も同様である。

 増えるのは調剤薬局ばかりということらしい。

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2011年8月21日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年8月21日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2015年08月21日のシロちゃん(2歳半)
2015年08月21日のシロちゃん(2歳半) posted by (C)ボクチンの母

2015年08月21日の茶トラのトラちゃん(1歳半)
2015年08月21日の茶トラのトラちゃん(1歳半) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 08:08| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月20日

個人営業の店舗が、いつの間にか消えてゆく

2010年8月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 村田漢方堂薬局の近隣では、一般薬局や薬店はもとより、書店や酒屋さん、果物屋さん、雑貨店、文房具屋さんなど、気が付いてみると、近隣の個人商店さんたちが、いつの間にか激減している!

 そのかわりにセブンイレブンなどのコンビニやスーパー、ドラグストアばかりが目立つ。

 このような現象は下関近辺に限らず、多かれ少なかれ同様な傾向にあるようだが、調剤薬局で高給取りの薬剤師さんが、仕事に生甲斐が持てないので、将来は漢方薬局で開業したいという希望で相談された。

 通常ならそのような相談はお門違いだからお断りするところだが、当方の漢方薬でみるみる健康体になりつつある人だから、無下に断るわけにはゆかない。

 これまでも、当方の漢方薬利用者の薬剤師や登録販売者の同様な相談を受けたことがあるが、その後に個人営業が成り立ちにくい昨今の社会事情を知るにつけ、結局は諦めて、転職しただけに終わっている。

 診療所や歯科医院でさえ、以前に比べれば個人経営が次第に厳しくなっている現実もあるくらいだから、自由主義社会といえども、ほんとうに暮らしにくい社会となっている。

 というのも、会社などの組織に属する勤務では、多かれ少なかれ激務に追われる傾向があり、それがなくとも人間関係のトラブルも多く、ほんとうに暮らしにくい社会となったものだ。

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2010年8月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年8月20日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年8月20日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 10:27| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月17日

イタリアからまだ帰って来れない気分

2015年08月16日のシロちゃん(メス2歳)
2015年08月16日のシロちゃん(メス2歳) posted by (C)ボクチンの母

 あと一時間もすると頭を切り替えないといけない。

 まだまだ、休日シフトの頭のまま、読書中のルネッサンス文化に浸ったまま、心はイタリア付近からなかなか日本に帰って来れないで、後ろ髪を引かれたまま帰路の長い旅路に難儀している。

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2010年8月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 07:18| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

しばらく遠ざかっていた人が来られて、愕然とすることもある

2015年08月03日のシロちゃん(メス2歳)
2015年08月03日のシロちゃん(メス2歳) posted by (C)ボクチンの母

 いったん目的の疾患は治って、遠ざかっていた人が、あらたな病気で漢方相談に久しぶりにやって来られる。

 以前から馴染みの人達だから、多くはスムーズに相談は進むのだが、中には以前とまるで異なって、意思の疎通が困難を覚えるくらいに変貌されている人もある。

 あれほど聡明だった人が、こちらとはそれほど年齢も違わないのに、ここまで意思の疎通が困難になるとはと、久しぶりの対面だけに些か愕然としてしまう。

 止むを得ず、病院でらちが明かないのなら、別の病院に変えてでもなるべく西洋医学に頼るようにお願いして、漢方薬を断念してもらわざるを得ないケースもある。

 繊細な弁証論治にもとづいて漢方薬を利用してもらう方法をとっているので、服用者が一定の知的センスを備えている人でなければ、臨機応変の対処ができなくなるので、以前とは異なって意思の疎通に問題が生じている場合、残念ながら遠慮してもらわざるを得ないのである。

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2010年8月3日茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月3日茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 23:14| 山口 ☀| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月23日

茶トラのボクチンが亡くなって2年半

2010年6月23日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 ふっと思い出しては、胸苦しくなって来る。

 何年経っても、喪失感は大きい。

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2010年6月23日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 23:04| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月25日

いつの間にか、本当のジジイになってしまった

2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 2月25日の茶トラのボクチンの写真が多いので、これらを貼る口実に、いつの間にか本当のジジイになってしまった落胆気分を書いたまで。

 メインブログは毎日更新しているが、このブログはかなり更新を怠っていたものの、考えてみればこのブログにも、口実を見つけては懐かしい茶トラのボクチンの写真を貼って楽しむのは、自身の慰めになる。

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2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:33| 山口 ☀| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月28日

アっという間に過ぎる1週間

2008年11月28日のボクチン(4歳)
2008年11月28日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 連休明けから、新規相談者も混じって、忙しい毎日を送っていると、アッという間に一週間が過ぎる。

 もう金曜日。
 明日は半ドンの土曜日となり、新規相談者は受け付けない日なので、少しはホッとするものの、疲れた身体を土日で回復させて、また終わりなき日常を繰り返す。

 ときどき、何のための人生か、わからなくなる(苦笑。

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2009年11月28日のボクチン(5歳)
2009年11月28日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月28日のボクチン(5歳)
2009年11月28日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月28日のボクチン(6歳)
2010年11月28日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ





 
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2014年07月08日

あの号泣議員を見ていると同じ人間であることが恥ずかしくなる

2010年7月8日のボクチン(6歳)
2010年7月8日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 あの号泣の議員の姿を見ていると、同じ人間であることが恥ずかしくなる。

 あれを見て以来、ほんとうに憂鬱な毎日である(苦笑。

 やっぱり地球という「惑う星(惑星)」に生まれ出る人類の品性は、猫にもはるかに劣るというべきかっ。

2010年7月8日のボクチン(6歳)
2010年7月8日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年7月8日のボクチン(8歳)
2012年7月8日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母


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2014年07月02日

朝から午後三時まで昼食が摂れないで連続は応える

2009年7月2日のボクチン(5歳)
2009年7月2日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 水曜日になれば、通常なら少し時間的な余裕が出来るはずの日に、朝から途切れることなく午後三時近くまで連続となると、心身ともにかなり応える。

 食欲まで失せてしまうので、ようやく時間が取れても遅くなった昼食すら直ぐには取れない。

 これに常連さんたちの発送依頼が重なると地獄の忙しさになるが、幸いにもその後は店頭が閑散として来たので、それからはゆったりとした時間が流れた。

2009年7月2日のボクチン(5歳)
2009年7月2日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年7月2日のボクチン(8歳)
2012年7月2日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 18:55| 山口 | ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月11日

忙しく渡り鳥を繰り返しながら過度に焦りまくる人達

2012年5月11日のボクチン(8歳)
2012年5月11日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 忙しく渡り鳥を繰り返しながら過度に焦りが強い人のケースでは、情緒面で大きな問題があるので、病状に対する意識がますますいよいよ固着するために、主観的な苦痛が加わってさらに病感が増がすばかりのようである。

 そのことを強く指摘すると、お客に対してそんな言われ方するなんて!と反感をもたれることが稀にあって、そうなるともはや万事休す。
 こちらは十分な時間をかけて相当な努力をしてあげた挙句に反感を持たれるようでは、激しい無力感に襲われる。

 過去四十年の経験でも、過度に焦りが強い人で、うまくいったためしは滅多になく、こちらではどんなに十分な時間をかけて説得しようが宥めようが、ほとんど聞く耳を持たないので、終いには強く窘めることになる。

 どのように説得してもいよいよ目には不信感が漂い、その類の眼差しを見るだけでも渡り鳥を繰り返す過度に焦りの強い人ででは、やっぱし相談に乗るべきではなかったと後悔しても後の祭り。

 もっと重大な疾患を抱えていても、焦ることなくひたすら頑張っている人が多いというのに、世の中実に人サマザマなのである。

2012年5月11日のボクチン(8歳)
2012年5月11日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 03:37| 山口 | ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月24日

春の陽気か、ありがた迷惑な電話の問い合わせが続く

2008年8月3日のボクチン4歳
2008年8月3日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

 正月休み中にかかわらず、当然のようにかけて来た同じ声で、本日は漢方薬の処方指名の電話での問い合わせ。

 直接相談してフィットしていることが確認できない限りは販売できません、という受付嬢の返事が言い終わるか言い終わらないかで、無言のままガシャリ!

 これが大阪のおばちゃんたちの標準的なマナーなのだろうか?!

 こんな電話が、関西のみならず九州地方などからも急に増えた昨今、イヤな季節がすぐそこまでやって来たらしい。

 しばらくはまた、ありがた迷惑な電話の応対に、受付嬢の苦労が続くのだろう。

2008年8月4日のボクチン4歳
2008年8月4日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 17:18| 山口 | ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月13日

人間様というのは本当にいやらしい動物だ

2007年12月22日ボクチン3歳
2007年12月22日ボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母

 人間というのは実に陰険でいやらしい動物である。

 そのよい例が、東京都知事の猪瀬直樹氏に対する合法的リンチに似た集団イジメのあの東京都議会議員たちの鬼の形相である。

 彼らがどれほど猪瀬氏よりも道徳的で立派な人物かは知らないが、彼等の鬼畜に似た形相を見ているだけで吐き気がする。

 奥様を亡くされたばかりの猪瀬氏に対する武士のなさけは露ほども見えない。

 彼等がどれほど清廉潔白で、猪瀬氏よりいかに徳の優れた人物であったかどうかは、あの世に帰った瞬間に評価が一瞬にして判明する。

 雨を避ける人の傘を奪い取り、病人の布団を剥がすような真似。

 嫉妬の情念によるイジメを行えば、必ず因果応報の報いが待っている。

2007年12月22日ボクチン3歳
2007年12月22日ボクチン3歳 posted by (C)ボクチンの母



 
posted by ヒゲジジイ at 23:40| 山口 ☁| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月30日

患者様々

    DSC_7284
    ムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 身内の医師がもらしていたが・・・
 大変に心痛して昼夜を問わず不眠不休で出来る限りの面倒を見て差し上げて、ようやく急を脱してほっとしても、御本人はおろか御家族からもありがとうの一言もないケースもあれば、大したこともして差し上げてなくとも、過剰なくらいに感謝されてこちらの方が恐縮するような患者さんもおられる。人様々、患者さん様々であると・・・。

 漢方薬局の漢方相談とて同様で、命に関わる重大な疾患でも、短期間でこれ以上あり得ない最高の結果を出しても、とても空しいこともあれば、何年がかりでなかなか効を奏さず、年余の互いの努力でようやく寛解にこじつけ、申し訳ないほどの出費をさせてしまったケースであっても、最終的には目的を果たしたことに深くふかく感謝されて申し訳ないほど喜んでもらえるケースなど。

 でも、空しくなるような仕事はしたくないし、のみならず慈善事業だけでやってるわけでもないので、いっそのこと廃業してお迎えが来るまで山に籠もってやろうかっ、という厭世気分に襲われることがないわけでもないのだった(苦笑。

    DSC_7338
    DSC_7338 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
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2009年11月13日

明らかな効果が出た途端に漢方薬の服用を怠る人達

    イソヒヨドリ(メス)
    イソヒヨドリ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ

 最初はあれだけ深刻な表情で来られた人達が、効果が出た途端に服薬を怠って1〜2ヵ月後に再発したと嘆いてみても・・・お気の毒だが自業自得としか言いようがない。

 そこで改心されて頑張るならともかく、閉店前に駆け込んで、愚痴ばかり並べて延長戦の仕事となる。
 煮え切らないまま、改心されることもないので、結局は漢方薬を中断することになった。

 子宮筋腫くらいのことだから、悪性腫瘍のように取り返しがつかないケースはあり得ないので、それほど同情する気にもなれないには理由がある。

 毎回来られる度に、愚痴ばかりこぼされるので、悪性腫瘍でもないのだから、その人達に比べれば、遥かに幸せではないかと繰り返し慰めても、あらぬ理屈を並べ立てて、不幸のどん底のヒロインを演じられるのである。

 7cmの大きさの筋腫がせっかく短期間で5cmに縮小した時点で、漢方薬を中止してもそのまま閉経まで持ち込めると侮ったのがそもそも間違いだ。

 それかと言って再度一念発起して続ける覚悟もないまま、閉店時間を過ぎてもただ愚痴をこぼすばかり。
 要するにおべんちゃらを言ってちやほやと慰め勧めて欲しいのかもしれないが、お門違いである。何を仰りたいのか理解できない旨を正直に話すと、憮然として帰られるヒロイン。

 悲劇のヒロインを演じられてばかりおられても、理解不能な女性心理に辟易し続けていたが、これで理解不能な愚痴を聞かずに済むかと思うと安堵の胸を撫で下ろしたのが本音である。
 
 子宮筋腫に限らず、ちょっと効果が出たくらいで一ヶ月以上も服薬を中断すれば、また一からやり直しになり兼ねないことくらいは常識だろう。

 毎年、同様なケースが人を変えて繰り返されているが、転移癌患者さんでも同様なケースがあったときは、こちらの方が青ざめてしまったのだった。

    慌てるムクドリの集団
    慌てるムクドリの集団 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 11:42| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

週末になると疲れがどっと出て・・・

    DSC_4324
    DSC_4324 posted by (C)ヒゲジジイ

 夕食後には疲れがどっと出て、夜中まで寝込んでしまった。
 それほど忙しくもない一週間だったのに、無い頭を振り絞る毎日だから、繊細?な神経疲労が重なるからに違いない(苦笑。

 例年とは異なって、6月には超多忙の毎日が続いた反動で、7月は比較的のんびりした日々が続いたのに・・・還暦にますます近づく年代となり、体力の衰えは如何ともしがたい。

 少年老いやすく、学なりがたし・・・暑い8月の到来というのに、既に秋風がやって来た気分・・・なんだか寒くなってきた(涙。

    平成21年7月30日のお月さん
    平成21年7月30日のお月さん posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 22:31| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

一定の効果がありながらも突然音信が途絶える不思議

    今日は沢山食べたボクチン
    今日は沢山食べたボクチン posted by (C)ボクチンの母

 初回から思うような効果が上がらないケースでは、意外に短期間で来られなくなったり音信が途絶えるケースがある。

 そのような場合はご本人の根気が無いというばかりでもなく、最初から明らかな効果を出せなかったこちらの責任も無いわけではないので、申し訳なかったな〜という気分にもなる。

 しかしながら、多くの場合は最初から一定の効果があり、あとは互いの根気と折々の微調整の段階に入りかけたところで、いつの間にか来られなくなったり音信が途絶えるケースがある。

 昨今はいかにも真面目そうな新人さんが途絶えることなく続いているが、結果的に見掛け倒しだったという人も少数ながら混在しているわけである。
 
 さいわいにも確実な効果が見えて、さあこれからというときに(あれだけ深刻な様子で意を決して来られたと言われたにしては)意外に根気が続かない人だったんだな〜と、音信が途絶えてそのまま忘れていたのが、何かの拍子に突然思い出す。

 確実な効果がありながら・・・実に不思議でならず、そのような首を傾げるようなケースに遭遇するときには却ってひどい無力感に襲われるのだった。

    今日は沢山食べたボクチン
    今日は沢山食べたボクチン posted by (C)ボクチンの母
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 00:32| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

少壮いくときぞ、老いをいかんせん

    だんだんずうずうしくなったカラスが目の前を通っていく
  だんだんずうずうしくなったカラスが目の前を通っていく posted by (C)ヒゲジジイ

 高齢の常連さん達では、ボケたくないな〜と口癖となっている人が多い。
 
 御心配はご尤もで、たしかにどのような立派なお医者さんでも、大学教授でも、高齢になってお戻りになってしまった人達に何人も直接遭遇している。

 昨日の他人事も、明日は我が身である。

 血気盛んな連中も、遅かれ早かれ同類である。

 但し、不思議と言うべきか当然とすべきか、漢方薬を長期服用されている人で高齢になってお戻りになる人は極めて少ない。思い出しても一人くらいしか思い出せないくらいである。

 といっても誰しも百歳以上になるまで元気でボケずにこの世に生存できる可能性は甚だ低い。

 してみると、当直開けに突然死した友人などは永遠に惜しまれて・・・羨ましい亡くなり方かもしれない。

    数日ぶりのムクドリ
    数日ぶりのムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
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2009年06月08日

俺達にはやっぱり明日はないっ?

    曇天の空に舞う蝶の名は?
曇天の空に舞う蝶の名は? posted by (C)ヒゲジジイ

 ばか者を相手にもて遊んでいる間にとんでもないことが起こっていた。

 高校時代からのもっとも身近な友人の突然の訃報である。

 高齢で亡くなった親のときには出なかった涙が、友人の訃報では勝手に流れた。

 本日の夕方、仕事中にパソコンの先生(警察官)から突然、連絡が入ったのである。
 亡くなった同級生も昔からヒゲジジイの暴走を止めるためにいるような存在で、やはり警察官だった。

 先日は大学時代のマドンナの訃報にショックを覚えたばかりだった。数年前には釣り友達の同級生も再起不能に近い病に倒れた。

 昨年には高齢とはいえ、小さい頃から病気の相談に乗ってもらっていた叔父(医師)が亡くなった。

 仕事上では膵臓癌で通って来られていた人が、先日突然亡くなったばかり。

 ただ、せめてもの救いが仕事上の漢方の御相談者では滅多に不幸な出来事が起こらないことである。

 これだけがせめてもの慰めかもしれない。

    雀のボクチンも元気です
雀のボクチンも元気です posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 10:11| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

日本人は働き過ぎ

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    飛ぶのが仕事の雀たち
飛ぶのが仕事の雀たち posted by (C)ヒゲジジイ

 自営の小生でも働き過ぎで、休日には体調が回復するのに、仕事ではない頭を振り絞るので、疲労困憊、治っていた高血圧も再発気味だが、仕事がなければ正常で体調はすこぶるよい。

 サラリーマンの皆さんは朝から晩まで働き過ぎて身体を壊し、病院に行っても流れ作業で十分な相談ができないと嘆く人も多い。

 でもお互いに働かなくてはメシは食えないし、あくせく働き詰めで、あっというまに人生が終わるかもしれない。

 漢方のブログでこんな悲観的なことを書いてはいけないのかも・・・でも、これが現実ですよっ(苦笑。

 厚生労働省のように愚策ばかり連発する行政組織の連中は、天下り先が豊富だから一生涯安泰で豊かな生活を送る。
 国民の血税を吸い取ってノウノウと暮らす連中がいることを思えば・・・最近、三島由紀夫氏が憤死した意味が別の意味からもますます納得できる。

 つまり我が日本国は、いつの間にか中枢から腐り切っている。

    飛ぶのが仕事の雀たち
飛ぶのが仕事の雀たち posted by (C)ヒゲジジイ
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2009年05月12日

急に気温の上昇する昨今、体調を崩しやすい

 連休明けの木曜日は集中的に仕事が重なり、翌日の金曜日にはあれほど体調の良かった連休中とは異なって、気温の上昇も重なりやや体調を崩し気味。

 連日、睡眠時間四時間が祟って、夕食後より先ほどまで寝込んでしまっていた。

 今日は土曜日、半ドンなので気合を入れて頑張るつもりだが、土曜日に集中しやすいお邪魔虫電話に仕事を妨害されないことを祈るのみ。

 何せスタッフが少ない薬局だから、暇人による「ちょっとお訊ねですが」のお気楽電話は最もありがた迷惑。

     欲張りなスズメのボクちん
欲張りなスズメのボクちん posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
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2009年04月28日

春の憂鬱

 裏の畑でひっそりと鳥を撮影していたら、お年寄りの男女が、死すべきものとしての人間の運命を嘆く哲学的な会話が聞こえて来た。

 とっ、我もまた来年は還暦を迎えることを思い出した。

     カワラヒワの直ぐそばをスズメが横切った
カワラヒワの直ぐそばをスズメが横切った posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 21:06| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月17日

毎日がぐったりっ

 ぐったりするほど繊細な神経を消耗する分、重度の疾患でも速効や著効例が続いているのだが・・・

旅から帰って疲れきったボクチン
旅から帰って疲れきったボクチン posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 20:53| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月16日

疲労困憊

 先ほどまで、店頭に千客万来というほどでもないが、途切れずにご相談客が朝から続いたので、疲労困憊の極に達している。

 歳は取りたくないもんだっ。小雨混じりのどんよりした天気がますます身体を重くする。

 飛行機でどこか遠くに逃げたい心境っ(涙

 飛行機がダメならカラスの背中でも乗せてくれっ

日の丸がくっきりと美しい海上自衛隊のプロペラ機
日の丸がくっきりと美しい海上自衛隊のプロペラ機 posted by (C)ヒゲジジイ

カラス
カラス posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:憂鬱
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2009年04月12日

体調が狂いっぱなしの一週間

 先週の一週間は、日毎に仕事量の増減が激しく、体調が狂いっぱなし(苦笑。

 日によっては常連さんの大量補充だけで、それ以外は閑古鳥が鳴き続けても、翌日は朝から追加補充の注文が殺到する最中に、直接来訪する人が重なり続ける日など、両極端な日が交互に続いた。

 最終日の土曜日には新人さんも混じって、疲労困憊の極に達し、仕事が終わった午後、食後にそのままダウンして夕刻まで昏睡したように寝入ってしまった。

 老体には応える一週間だった。

 世間では百年に一度の不況などと言われているが、たしかに一部の若い年齢層の新人さんたちが、早々に無音となった以外は、相変わらず熱心な人が多い。

 幸か不幸か、歯に衣着せぬ毒舌家の当方には不思議と職の安定した公務員さんたちが意外に多いからかもしれない。
 しかもクソ真面目な人達が多いので、プラスとマイナスが引き合うように、折り合いよくうまくいくのかもしれない。

ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 23:17| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

規制緩和によって個人営業がどんどん潰されていく時代

 いつの間にか気が付いてみると、親しかった各種個人商店の皆さんが、どんどん廃業に追い込まれて、そしてほとんど誰もいなくなった。

 すべては小泉首相時代に促進された規制緩和政策による影響に他ならない。

 規制緩和の行き着く先は、個人営業を完膚なきまで叩き潰し、究極的には「家畜の平等」という活気の無いルソー的世界をもたらすに違いない。

 古きよき時代の日本は、既に終わったのである。

ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 20:23| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

眠れない夜

 今週は月曜日が休みだったから、まだ3日しか働いてないのに昨夜は薬局を閉じた後、食後に疲れがどっと出て10時まで寝込んでしまった。
 それからがいけない。眠れなくなってしかたがないのでこのブログを書いている。こんな状態でブログを書いもナンセンスだが、睡魔を呼び込むのによいかもしれないっ?

 昨今の新人さんは淡白な人も多く、最初の熱心さとは裏腹に、速効が出ようが出まいが、いつのまにか早い間に遠ざかる人が目立つ。新人さんが続いているので、一方ではとても熱心な人も多いので、積極的な新人さん達に気を奪われている隙に、いつの間にか消え去っていく新人さんに気が付いて、何じゃこりゃ〜という感慨が湧いてくるのだった。

 この不況時期に、遠方からの新人さんがポツリぽつりと途切れずに続いているので、熱心な人たちへの応対に忙しくしている間に、結果的に淡白で諦めの早い人たちのことは直ぐに脳裏から去っていく時の移り変わりにハッとするこの季節、秋なのである。

ラベル:憂鬱 漢方薬
posted by ヒゲジジイ at 00:08| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

ジジババ漢方薬局の憂鬱

 仕事がなければ血圧は上昇しないのに、仕事が始まるとやや高血圧気味になる。そのような体質傾向にようやく慣れてペースを掴み掛けたところで、電話の受付嬢?が突然、同様な症状に見舞われだした。

 及び腰の煩い電話のお断りで連日神経を消耗しながら、遠方からの追加注文の発送業務の力仕事を一人で背負い込んですべてをこなす。さらには相談業務にも折々に加わりながら、レジ打ちの毎日。
 筆者といえばもっぱら薬局店頭における直接の対面相談業務のみならず、遠方者から常に1日中入って来る微調整のご相談に対するお返事メール。
 また、常連さんやお馴染みさんの電話相談の応対、および代引き注文発送に必要な送り状や伝票打ちの毎日。

 これらの業務をすべてジジババでこなすのは若い頃には苦も無くやれていたことが、近年もっとも煩わしいのはお邪魔虫電話の数々である。このことは再三再四書いて来たことだが、「ちょっとお訊ねですが・・・」の電話にどれだけ毎日時間を奪われていることか。

 だから電話によるお問い合わせはすべてなるべく「感じ悪く」お断りするように厳命されている受付嬢のストレスや並大抵のものではないのかもしれない。
 もともと低血圧気味の華奢な体質であったが、ここに来て高血圧の兆候が出て来て、働き過ぎがとうとうボディーブローのように応えて来たか。
 ますますいよいよもって及び腰や遊び半分の「ちょっとお訊ねですが・・・」のお邪魔虫のもっと能率よい謝絶方法を考案しなければならない。

 それにしても今の時代、電話でお気楽にお訊ねする暇があったらネットという便利な道具があるのだから、そちらで調べた方が遥かに人の時間を奪わずに済むはずのものである。

 そういえば、先日の新人さんが自慢されていた話では、うちの家内は子供たちの様々な病気を常にネットで調べて病名を類推しているが、常々、かかった医師が病名を特定できないのをすべて家内の診断が当たっているというのである。
 多忙な医師は、流れ作業のように多数の患者さんを診るのだから、そばにくっついて観察する母親の力には脱帽すると言われていた小児科の女医さんがおられたが、そのような一般人の自惚れからモンスターペイシェントがこれからも誕生し続ける時代なのだろう。

 この漢方世界でも、なかなか適切な漢方薬が見つからずに四苦八苦している折に、たまりかねた患者さんの方からネットで調べたという方剤を提案されるケースも出て来る時代である(苦笑。
ラベル:憂鬱 漢方薬
posted by ヒゲジジイ at 00:27| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

漢方専門薬局としての我流経営哲学

御相談者:前回と同様

 いつも、お返事有り難うございます。
 これから、漢方薬剤師として、どう生きて行くかとゆう毎日ですが、最近、友人の父(相談薬局薬剤師)から、教えてもらったことですが、一昔前は病院に行く人は少なかったが、今はみんな病院に行ってるでしょ、だから、漢方は病院でも、出しているから、難しいし、しかし、病院のものだけじゃなく、何か飲みたがっている。とのことでした。

 昨日は漢方の販売はゼロでしたが、田七人参は二人売れました。一方は常連でしたが、もう一方は初診で今、病院でツムラの漢方を2種類飲んでいるから、それにプラスして飲めるものを、とのことでした。
 常連の方もC肝で病院から、謎の漢方?みたいな中国製の薬を病院から、未承認のものを理由をつけてタダでもらってるといって、見せてもらったこともあります。

 先日、◎◎の方から、今、漢方は医療費削減の役に立っているとのことで、厚労省は病院の漢方を推進している。と言っておられました。
 このことから、また、やはり、友人の父が申したように、健康食品など病院に持って行かれても、止められたり、ウチで出しておこうかとならないものを販売しないとやっていけないような気がします。
 しかも会とかに入って、安く手に入らないもの。

 それにしても、おかしいと思いませんか、「今まで苦しんだ症状がお陰で良くなりました。」とゆう患者のほとんどはもう二度と来ないなんて・・・・・・・・だったら患者は増えないといけないのに、減っています。

 結局、一昔前、漢方薬剤師がしていたような、食事指導も医者が診療報酬を貰ってしている時代です。
 瘀血(オケツ)の話なども医者から聞かされて知っているとゆう時代です。
 2,3年前に増えるはずであった薬局製剤漢方も増えず、追い込まれる一方で、漢方薬剤師は時代遅れの見捨てられる存在になるのでしょうか。


お返事メール:ブログの材料として最適ですので、お返事するのもギブ・アンド・テイクです(苦笑。

 一昔前とは違って、昨今病院漢方が盛んだから・・・という悲観的なお話しですが、そろそろ小生の薬局の現状と将来像の本音を語っておきたいと思います。

 小生の薬局は体温計はおろかオブラートさえも置かなくなって三十数年が経ちます。すなわち純粋な漢方専門薬局としてひたすら走ってきました。
 以前はあれほど漢方薬を否定して敵意さへ抱いていた医師の先生方が、昨今では手のひら返したように漢方、かんぽうのオンパレードです。

 当初から病院漢方が盛んになれば、当方のような漢方専門薬局は経営上、かなり響くだろうなどとはほとんど想像することはなく、付け焼刃の漢方知識で、しかも偏った製剤ばかりが許可を受けている情況からは、むしろ漢方薬が世間に認知される利点の方が大きいのではないかと予測しました。

 この予測は見事に的中して、病院漢方で効果がなかった人達が、やっぱり漢方薬は専門薬局だよ〜〜〜ということで、むしろ相談客が年々増え続けたほどです。
 その事情は昨今も変わらず、一時、千客万来、ほとんどすべてを受け入れていると、相談時間が短縮するために、やや杜撰な弁証論治が増え始め、著効率がやや減少気味に向かうのと、クレーマーやお邪魔虫まで混じって心身ともに疲労困憊の時期が続きました。

 これでは自分の身体がもたないと考えるに到り、また弁証論治の精度を上げるためにも、お気楽なご相談や、お気軽な御相談、及び腰のお電話でのお問い合わせをすべてお断りすることに徹底してここ十数年以上、現在に到っております。

 漢方薬が氾濫する現代社会であっても、保険漢方は脅威になるどころか、いまだに大変なお得意さんであるのです(苦笑。
 なぜか?

 当方では病院治療で不十分な人たちや、保険漢方も含めた他所の漢方で治らない人達の真剣・真面目な御相談だけに絞り込んだ仕事に徹底しているからです。

 むしろ昨今、影響を受け始めたのは、ネット通販に見られる一部の製品の安売りの方でした。シンプルな疾患であるほど、臨機応変の配合変化が必要がないため、同じ処方を続ければ良い段階になれば、安売り店に浚われかねないからです。
 しかしながら、この問題も親切な患者さんたちの申し出によりほとんど解決済みの問題です。どこよりも安い価格設定を心がけているからです。

 ところで貴方の嘆きは多くの漢方薬局さんも同じ思いであろうかと推察するのですが、それでも当方のような片田舎で、本気でお互いに苦労を共にしようという真剣・真面目な人しか受け入れない方針を早くから打ち出しているために敷居がとても高いと言われながらも、常に一定の御相談客が持続している事実はどう考えるべきでしょうか?

 頑固さでは天下一品と自負するものの、本当に頼って来られる人には意気に感じて徹底的に時間をかけた漢方相談を行ないます

 なお、とても重要なことは古方派時代にはもっぱら煎じ薬中心だった硬直した考えを捨てて、製造するために多大な労力と時間を食う仕事をほとんど減らして、それを弁証論治の相談時間に降り注いでいます。

 たとえ漢方製剤でも、同一処方でありながら、効果に優劣があることは想像以上です。
 たとえば、猪苓湯や辛夷清肺湯、柴胡桂枝湯・五苓散など、当方で出したもので効果があっても、某メーカーの保険漢方では効果がほとんど感じられないと戻って来られたケースは昨今でも多発しています。

 それにもまして、保険漢方では採用されない各種製剤が豊富なのですから、また一定レベル以上の疾患となれば、常に臨機応変な複雑な配合を必要とするわけです。そのための弁証論治は、流れ作業の様な千客万来の情況では、実現することは不可能に近い神業です。
 御相談客を少数精鋭に絞り込み、じっくり腰を落ち着けて頑張れる人だけを対象にした仕事に徹する道こそ、今後の時代を生き残れる漢方薬局の姿ではないかと愚考しています。

 世の中にはどこの病院に行っても、あるいはどこの有名な漢方医院や漢方薬局を歴訪しても寛解できずに苦しんでおられる人が沢山おられます。
 そのような人たちが、直談判の気迫で尋ねて来られた場合こそ、真剣勝負の仕事が始まるのです。

手前味噌ばかり書いて恐縮ですが、今後の打開策のヒントにでもなれば幸いです。

 きっと相談客が来てくれないことが問題なのだと反論されることと思いますが、それは漢方薬の専門家としての自信と誇りの欠如が原因だと推察します。

 日本古方派漢方だけでは底が浅く、中医学理論だけを振り回してもやはり底が浅く、現代社会の疾病像にマッチした配合法則をみずから創造しないことには、漢方薬の氾濫するこの社会では、職業としての漢方薬局は成り立ちにくい時代だと思います。
posted by ヒゲジジイ at 10:05| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月10日

漢方薬局の死活問題━良心的な薬局ほど危ない

 良心的な漢方薬局ほど危ない。廃業の危機である。仁術ばかりにこだわっていると潰れる。解決策はあるのかっ?

 西洋医学治療のみならず保険漢方で治らない。そのような人が集まるのが漢方薬局である。
 適切な漢方処方を見つけてあげるのが、どれほどの苦労を強いられる作業であるかは、素人さんにはなかなか理解してもらえないだろう。

 何度も通ってもらって、ようやく互いの苦労が実って適切な漢方薬が見つかった。たまたまそれが保険漢方にも採用されている方剤と同名処方であったり、あるいはそうではなくてもネットで安売りされている製品だったりすると悲劇である(苦笑。
 たとえ同名処方であっても、実際には品質の優劣が激しいので製品が変われば同様な効果を発揮するとは限らない。白朮を蒼朮に改悪するような杜撰な製剤が多いからである。
 ところがまったく同じメーカーの製剤が安売りされていた場合に起こり得る問題である。

 冷たい現代社会では、恩を仇で返すなど朝飯前。あれだけ喜ばれていた人が、突然無音となる。
 ネットでお宅よりも安く販売している店があったので心苦しい限りだが・・・と申し出てくれる患者さんは現代社会では最高に義理堅い人と祝福すべきであろう。「同じ価格にしてもらえれば不義理をせずに済むのだが・・・」と申し入れる人こそ幸いなれ。

 ところが多くはプッツリと音信が途絶える。かくして真面目な漢方薬局ほど先が危ない。
 初期の弁証論治の苦労を経て、適切な方剤が見つかって以後しばらく続けてもらうことによってようやく利益が出て漢方薬局経営が成り立つのである。

 だから販売する漢方処方を無表示で売る専門薬局が絶えないのは生活がかかっているからである。効果が出だした途端に安売りネットに浚われては、何のための専門知識かと馬鹿馬鹿しくなる。
 夜も寝ずに勉学に励み、書籍代にも相当つぎ込んだのに、ありがとうのお礼も無いまま価格競争の波に浚われて、専門知識もなにもあったもんじゃない。

 仄聞するところによると、上記のようなケースがあまりに続くので勉強する意欲を完全に喪失し、販売戦略の勉強にシフトした薬局さんもあるという。

 筆者の薬局でも同様なことが折々に発生していたが、世間に負けない価格設定にしたのと、うっかり負けている価格があると親切な患者さんが教えてくれるので、直ぐに修正する。
 だから不義理をされる人もうんと減ったが、不義理な人たちこそ治療方剤というのは固定できるとは限らないので、途中で効果が停滞したために、他所では臨機応変の配合変化をしてもらえないからと頭を掻きかき、バツ悪そうに戻って来る(苦笑。

 当然、憂鬱な薬剤師の薬局では、無表示医薬品などあろうはずがない。


医薬品のネット通販について 医薬品のネット通販は全面禁止になるという噂は絶えないのだが、実際にどうなのかその筋にお伺いをたてたが、拍子抜けである。

 以前は内部通達で医薬品のネットによるお誘い販売は危険だから止めるようにと、あれほど内部通達によって警告されていたのが、ココ一年以上、ぱったりと止んでいるので不思議に思い、その筋にお伺いを立てたのである。

 ところが、あまりに拍子抜けの曖昧模糊とした回答で判然とせず、要領を得ない。
 ということはやってもよいということなら、当方もヤル気になれば明日からでも漢方製剤類の写真を付したお誘い販売サイトをオープン出来るが、やっても良いだろうか? 口頭で許可を求めたのである。
 
 ところが、しないほうがよいというお返事である。
 ではどうしろというのだろう?
 ネット上では医薬品の販売サイトは乱立しているというのに、当方にはしない方がよいと言われるのはなぜか?

 実に訳の分からん曖昧模糊とした薬事行政ではないだろうか???
ラベル:漢方薬 憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 21:17| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

漢方薬局のサバイバル地獄

ご質問者:前回と同じ

先日、自分の師匠の一人●●の先生の所に行ったとき、その先生は煎じのアルミパックをするのですが、十全大補湯をつくっていました。かなり、制作に時間が掛かるのにもかかわらず、1ヶ月分9450円です。
 また、◎◎の友人もアルミパックで治打撲一方を一日500円にして、これを二日での飲みなさいと言って、一日分250円になるからと言っていました。

 他の漢方の先生もアルミパックを煎じでサービスにしていました。自分もアルミパックの機械は安く譲ってもらって、持っていても故障中で使っておりません。
 アルミパックは凄く時間はかかるし、手間もかかります。知り合いも手数料を貰うと頼まれないと言っています。

 自分としては、今、アルミパックにすると本来の効き目は出ないとゆう説を信じ煎じ袋をできるだけやぶいて煎じるように指導しています。

 やはり、これからの時代、アルミパックを推奨していく必要が高いのでしょうか、使っている人に聞くと多い人で一日に2回位、少ない人で週2.3回くらいと言うのが自分の周囲でした。

 あの大きい機械の鎌が倒れてきた、ドカンと爆発したら、大火傷で死ぬんじゃないかと恐怖を覚えますが、やはり、アルミパックは今のご時世、必要な機械なのでしょうか。


お返事にならないお返事メール:
 昨今は漢方業界も過当競争の時代。
 煎じ薬をメインにされる漢方薬局では、煎じのアルミパックサービスは当然のように行われていますね。
 ウチダ和漢薬さんがその機械を扱い出した頃、愚妻の友人の薬局から紹介を依頼され、何台か導入されたのも、アルミパックサービスが目的でした。
 かくしてこの漢方業界も、それぞれ薄利多売を目指す以外に生きる道はなくなる様相です。

 勉強熱心で真面目な薬局が流行るとは限らず、都会では無表示医薬品で高額な相談料と高額な薬代がかかるところがステータスとなっているようです。(そこで治らず、田舎の憂鬱な薬剤師のところに救いを求めて来られる人が目立つ昨今ではありますが・・・苦笑)

 昨日も関東から泊りがけで来られた若者に教えられたのですが、同じ薬ならネットで検索して、一円でも安いところを狙うから、そのためにせっかく適切な漢方処方を見つけてくれた薬局さんに戻れなくなるという本末転倒した現象が多いようで、そのようになりたくないからと、各地の安売り店の情報を置いて行かれました。

 ネットのお陰で、せっかく合わせた漢方処方も、処方名を公開しているが為に、あっさり安売り店に浚われてしまう。
 だから多くの漢方薬局では止むを得ず無表示医薬品とせざるを得ない事情は、察して余りあるところです。


 今後ますます漢方界は厳しい情況が待ち受けていることは前回にも述べたとおりですが、四川大地震の影響も、今後は日本にも甚大な影響が出てくるのは必至です。
 来年くらいからは原料在庫が途絶え、漢方薬も急騰するならまだしも、金をいくら積んでも、物がないっ! という廃業にまで追い込まれる事態なしとしない恐れあり。

 話が大分、変な方向にそれてしまい恐縮です。


参考文献:四川大地震により漢方薬に大打撃、価格高騰必至!
ラベル:漢方薬 憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 16:03| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

漢方薬局のサバイバルゲーム

性別 : 男性
年齢 : 30歳〜39歳
簡単なご住所 : 九州地方
具体的な御職業 : 薬剤師・鍼灸師
御意見や御質問をどうぞ: はじめまして、ブログをときどき拝見させてもらっています。

 自分は●●で調剤薬局と漢方薬局と鍼灸院をしている薬局で、漢方と鍼灸をしています。
 煎じ薬はよいのですが、◎◎◎◎など製品を販売しても全然リピートがありません。しかも、これが良かったから、病院で出してもらえないかと言われる始末。
 自分は保険で出してもらえば安いもの、を高く売ってる良くない薬剤師なんでしょうか。

 また、生薬の業者にも◎大や○大でも漢方外来をしている時代だから、薬局漢方は落ち目でどんどん縮小していると聞いています。
 自分は煎じも先月は●万くらいの売り上げでした。去年はもう少し良かったのですが、◎◎◎◎はかなり売れなくなりました。

 国は今、漢方で医療費を削減しようとしているから、薬局の漢方は難しいとゆうのですが、これから漢方薬局には国はなにも権限を与えず自然淘汰を狙ってるのでしょうか。


お返事メール:ご質問の各問題点、それぞれに小生の思うところをかいつまんで論じてみたいと思います。

 病院で出してもらえないかと言われる始末・・・については、調剤薬局と漢方薬局を併設する矛盾が大きな原因の一つだと思います。
 また、ありきたりな疾患では一般処方のみで充分に効き、どこでも手に入る処方で効果が上がりますので、一昔前ほどのような漢方薬の希少性が薄れています。

 あれほど厚生労働省からの通達で、ネットによるお誘い販売は止める様に再三再四警告されながらも、罰則が無いためか?大手ポータルサイトが率先してやらせているほどです。

 現代社会ではもう、漢方の稀少性はなくなりました。ですから、どこの病院でも、どこの漢方専門病院や薬局でも治らない各種疾患に対して充分な効果が出せる腕が無ければ、どんどん淘汰されることと思います。

 また、厚生労働省の矛盾は、医師の数を増やすのならともかく、薬学部ばかりを増やし、おまけに登録販売士という奇妙な制度により、ますます薬剤師による医薬品販売は非常に厳しい情況が出現することと思います。

 今後、漢方薬局で生き残れるのは、無表示医薬品(薬事法違反)を販売し続ける厚顔無恥な連中か、高名な漢方専門病院や薬局でも治せない人達をお得意さんと出来るような知識と技術を磨いた少数の漢方専門薬局のみ、かろうじサバイバルできるものと考えます。

 ちょうど東海地方の女性薬剤師さんから関連したコメントを頂いていますので、ピックアップしてご紹介します。

 アメリカでも、漢方や鍼灸等の中医学が取り入れられてきているようですが、我が国もそのような流れになってゆくのでしょうか・・・?
そうであれば、とても喜ばしいことです。
まだまだエビデンス漢方主流の日本ですが、これでは本当の漢方の力が発揮できませんね。

私が知っているドクターは、中医学を勉強された漢方医で、自費診療で開業されていますが、それでもいろいろな縛りがあるとのことで、”薬局さんが本当に羨ましい”と言われています。

そうかと思えば、来年度より、登録販売士なる資格が施行されると、一般OTCの他に、漢方エキス剤も自由に販売できるようですが、何かとてつもない矛盾を感じますね。
漢方相談といってもその実力にはピンからキリまであるわけで、このような内情をご存じない一般市民はお気の毒としか申しようがありません。

?気と津液の流通ルートとしての少陽三焦について

 以上、ご参考になれば幸いです。
 但し、調剤薬局と漢方薬局の掛け持ちでは、やはり漢方薬販売の成長はほとんど不可能に近いように思えてなりません。
 それよりも鍼灸院にもっと力を入れられた方が得策なような気がします。

 漢方を本当にやるなら、徹底的にのめり込まないと、保険漢方で治らない人達をお得意さんにすることはなかなかムズカシイのではないかと思います。
ラベル:漢方薬 憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 21:22| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

初仕事、新たな難問、各地から



 新年があらたまると、毎年恒例の行事として、しばらくは新しい難問を携えて、各地から漢方相談を求めてやって来られる。

 本日も既に、新たな難問2題。もちろんこの難問を解くのが漢方専門薬局の本業である。いつもいつも難問が簡単に解けるとは限らないので、お互いの根気勝負となる場合も少なくない。

 だから、本気で来られる人でなければ安易にはご相談に乗る気にはなれない。直接来られても懇ろにお断りせざるを得ないケースも既にあった。
 本腰を据えてくれる人でなければ、全神経を集中し、無い頭を振り絞って弁証論治を行うエネルギーとパワーが全開しないからである。
 
 また、年明けには新年の食生活の異変から、治りかけていたアトピー性皮膚炎の人や消化器系疾患の人たちの幾人かが、必ず一時逆戻りしてしまうのもこの頃である。
 さいわいにも、本日初仕事では新年を迎えても、ますます好調のアトピーの人が目立ったので幸いだった。
 ケーキや菓子類を多食して再燃しかかった人もおられたが、上手にコントロールのコツを覚えられていたので、事後報告を受けるだけで済んだ。

 それよりも、やはりここしばらくは、毎日の様に続くであろう新たな漢方相談の人々、西洋医学治療はもとより各地の漢方治療にも失敗されて来られるひとたちが、大多数なのである。

 下司な表現をさせてもらえば、実に因果な商売なのである。
posted by ヒゲジジイ at 00:54| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

慙愧の念に耐えない悪夢の思い出

何十年も漢方専門の仕事をしていると、当然のことながら手柄を立てた経験は枚挙に暇(いとま)がないので、いまさら天狗になって自慢する気にもなれない。

それよりも、いまだに忘れられない役立たずだった苦い思い出ばかりが、折々に思い出されるのであった。

いずれも随分昔のことで、数十年前といった漢方入門当初のことばかりだ。

耳鳴りならぬ頭鳴になやむ初老の男性が、根気良く10日ごとに通われて、病院治療で何をしても無効だから、何とかして欲しいと頑張って下さるが、一向に有効な漢方処方が見出せない。

男性は苦しさのあまり、相当に強い睡眠薬をお医者さんにもらって服用する毎日でもあったが、肝心な頭鳴はひどくなるばかり。

突如、奥様から訃報を聞いたのは間もなくであった。

死因は自殺。

次に、重度の鬱病患者さんをご近所の皆さんが心配されて連れてこられた。

初めての方に今では絶対にしない30日分という大量の煎じ薬をお出しした。

請われるままに利益に頭が行っていた。

処方は「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」だったが、その日のうちに自殺してお亡くなりになった。

当方からお出しした漢方薬は一度も服用しないままだったのが、せめてものこと。

いや、もしも服用して下さっていたら、あるいは自殺を思いとどまってくれていたかも知れない。

ご本人にはお気の毒で申し訳ないことではあったが、この煎じ薬を一度でも服用されてのことだったら、一生涯もっと苦しんでいたかも知れない。

この歳になって、しきりに思い出される。

仕事に疲れてぼんやりしているときに、突然、この方達のことが頭に浮かんで来る。

だから、今度生まれかわったときには、絶対に「医薬関連」の仕事はやるまいと強く決意している。

といいながらも、漢方しかノウがないから・・・・と今生と来世を混同した思考の矛盾を繰り返すばかりだった。

もしかすると、いま、自分自身が鬱病に陥りかけているのかと思ったりもするのだった。
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 08:35| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月16日

やや危険を伴う検査を受けることを迷われる患者さん

循環器系の患者さんで、病名が確定できず、一人の専門医から30分の1の確率で想定される疾患だったら劇的に治るから一度検査を受けて見ないか、しかしながらその検査の危険性は3,000人に一人がその検査のために命を落とす、との説明だそうである。

しかしながらベテランの主治医でもある専門医は、それほど乗り気ではない。

主治医の出される医薬品と、当方の漢方薬でかなり代償できるように回復しているので、ご本人の迷いは大きい。

30分の1の確率に該当しなかった場合、また3,000人に一人の割合の危険性があると言われる検査を受けた場合のリスクと、受けなかった場合のリスク、単純な確率論で片付けられるものではないような気がするが・・・・・・
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 11:50| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月31日

懺悔すべき失敗経験

本年最後の日だから、自分自身の失敗経験も告白して懺悔しておくべきだろう。

かなり前のこととは言え、思い出すたびに独り赤面を禁じ得ない。

といっても副作用を出したとかの大問題ではなく(そんなドジは滅多なことではあり得ないと信じている)、せっかくしっかりした紹介者がありながら、結果的にピントのずれた漢方処方をお出ししていたために、ほとんど効果なく、地元の医療用漢方を出される先生の方剤で軽快したという、なんとも恥ずかしい経験2例である。

いずれも遠方からみえられた方であるが、いつも四逆散証を的確に把握されるある著名人の御紹介で来られた教師をされる女性に、躊躇なく四逆散製剤をお出ししていたところ、それほどしっかりした効果が出ず、しばらく遠方から通ってこられていたが、たまたま地元の主治医さんが、手帳みたいなものを調べながら処方してもらった医療用の「半夏厚朴湯」エキス製剤で、次第に気分もはれつつあるとの御報告があった。

次は、これは鬱病系の男性が、当方の漢方で四逆散と葛根湯加減方の各製剤で極めて順調に軽快したので、遠方の看護婦さんを連れて来られた。

一見しっかりした方であったが、ストレスにより過換気症候群あるいはパニック症候群などと言われているが、西洋医学治療で思わしくない。
そこで、柴胡加竜骨牡蠣湯エキス製剤とともに方剤はわすれたが2種類くらいお出ししていたが、それほどピンとは来ない。
直ぐに音信が途絶えたので、どうしたかな〜〜と少し心配していたところへ、紹介者の報告があり、あれから地元の医師により、甘麦大棗湯エキス製剤をもらったところ、現在かなり軽快しつつあるとのことだった。

どんないい方剤と思ってお出ししたところで、ピントがしっかり合っていないとこういうことになる。

当然、漢方薬は効かなければ意味がない。
意味がないが、的確にその方に適した方剤を見つけるのは、簡単そうでも、そう簡単ではないのだ。

ここで、言い訳になるが、若い頃、まだ小生が30歳になる前だったか、中央の漢方の大家の先生ところに通い詰めて、結局まったく改善せずに、当方の薬局に来られることで軽快していった方が何人もおられた。
(現在ももちろんだが、きっと逆のケースもあるはずだ。)

それにしても、いまだに慙愧の念に耐えない2例であった。

大晦日、最終日を迎えての懺悔としたい。
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 12:28| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

主治医の交替にいつも戦々恐々の患者さんたち

内科系以外の特殊な疾患で、大きな病院で無いと検査設備等の必要性から、また定期的な諸検査の必要上もあって、主治医がそれらの大きい病院の場合にやや困った問題が常にある。

1〜2年毎に主治医がすぐに交替するために、気のあった先生の場合はホットするのだが、再燃時に飛び入りで診てもらいに行くと、もう主治医が交替されていて、

「前のことは私は知らないんですからね!」

と患者さんにとってはショックな言われ方をされ、しょげ返って当方に訪れる患者さんも後を絶たない。

難治性疾患だけに、折々の再燃を繰り返すのを、少しでも緩解に導くお手伝いとして漢方薬をアドバイスしているものの、調子が良いと人間、ついつい漢方薬の服薬を怠ってしまうもので、そんな時に限ってといおうか、案の定と言おうか、再燃して急性炎症が勃発してしまう。

そういうときはステロイド剤等の医療を受けざるを得ないわけで、久しぶりに訪れた病院では、すでに気心の知れた主治医が交替されているというわけである。

一生付き合わないといけないかもしれない疾患に、主治医がコロコロと交替されるのに、一喜一憂の繰り返しを十年以上も繰り返しているのであった。

(もちろん、そういうことにならないためにも、もっと漢方薬を真面目に服用しましょうよ、というのも当方の本音ではあるが・・・・・・・・・・・・)
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 17:29| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月11日

せっかく緩解していても・・・・

病院治療だけでは、思わしくないたくさんの患者さん。

ようやく当方の漢方薬局にたどりつかれ、さいわいにかなり緩解状態に持ち込めていても、経済的な理由があるのは、ごもっともだが、次第に服用量を減らされたり、一時中断することで、ひどく再燃してしまうことも多い。

かといって、調子が良い時に、油断は禁物ですよ、ということをあまりに執拗に言い続ければ、儲け主義の薬局だと思われるても、却って逆効果、と思案するうちに、いつの間にか、気がつけば来られなくなっている。

半年後に、ひどく恐縮されながら、再来される方も多い。

気を入れなおして、しっかり再開されれば、緩解レベルにまで、回復される場合も多いが、時には、どうしようもなく、当時の同じ漢方薬配合では、まったく効果を示さなくなっていることがある。

こんな時の、悩ましい思いは、どこに鬱憤を持っていけばよいのやら・・・・・・・
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 11:51| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

漢方薬は、直ぐに体質に合った配合が決まる訳ではない

病院で、どうしても治らない、あるいはもう一歩、思わしくない。
病名は診断がついても、特別にお薬がなく、症状がひどく悪化した場合のみ、対症療法薬がある。検査と経過観察ばかりで、何の治療もしてもらえない。

一番深刻なのは、やはり、悪性腫瘍やがん。転移がんで来られる方も大変多い。

我が薬局では、ご本人が漢方治療を望まれ、一度はご来局願える人のみ、ご相談に応じるやりかただから、お電話でお問合せがあっても、遠方で来られない、という方が多く、それは、すべてお断りしている。

本当にこちらの漢方薬を望まれる方は、どんなに遠方であっても、一度は必ず来て下さるからだ。

もちろん、病院に行くのがイヤだから、という理由の場合は、100パーセント、お断りである。
もしも、重大な疾患が隠れていた場合、困るのはご自分である。

と、このように、漢方薬治療を求められる、もっともな理由がない限りは、ご相談はお受けしない方針にして、もう15年以上はなるかもしれない。

それだけに、漢方薬の配合が、簡単に決まるとは限らず、いわゆるお薬のピントあわせに苦労することが多い。

軽症の場合でも、重症の場合でも、苦労は同様である。

いま、軽症と書いたが、慢性疾患の中には、症状は軽くとも、持病として一生涯付き合わなければならないかもしれない、そういう疾患が数あるものである。

古人がいったように、なるべく3回目くらいには、ほぼ適切な漢方薬配合が決まるよう、努力をしているが、何十年この仕事をやっても、そうそう簡単に喜んでいただける配合が、1回や2回で可能、というわけではない。

かと思えば、2〜3回目で、すんなり決まってしまう人、1回目で決定ということも、しばしばあるのだが。

なかなかピントが合わずに、何度も何度も足を運んでもらわなければならないケースでは、お気の毒でしようがないが、なかなか、縺れた糸を、解きほぐす糸口が、直ぐ直ぐには見つからないこともある。

そういう方のことが、いつも頭から離れず、ひどい場合には、ピントが合うまでに10ヶ月もかかったことが、何度かある。

よくぞ、あきらめずに頑張って下さったものだと、思わず涙が出たことさえある。

こんな、神経の消耗することの多い仕事だが、まだまだ、大病院の第一線で活躍されるお医者さんたちのご苦労を思うと、やっぱり、薬局での漢方相談は、楽な方だろう、と自分を慰めている。

本当は、もっと気苦労なケースも多いのだが、それは今後、おいおい書いていくことだろう。

(なんだか、ヤッパリこのブログのタイトル通り、沈うつなブログになりそうで、気が引ける。愚痴と泣き言のブログが続くのは、間違いないので、誰も読んでくださらないかもしれないけれど、それでも、いいと思っている。このブログにでも、鬱憤やジレンマを吐き出せば、少しは気が休まったり、気を取り直せるかもしれないので・・・・・・?)
posted by ヒゲジジイ at 11:51| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

少壮いく時ぞ、老いをいかにせん

先日のこと、

事故以来、入院している老母を見舞って、子供の頃によくお世話になった、内科医のご夫婦がお見舞いに来てくださった。

久しぶりにお会いした先生も、今では医院も廃業して、広い庭いじりに精を出されているとお聞きしていたが、めっきり歳を取られているのに、驚いてしまった。

それはそうだろう。

前にお会いしてから、3年くらいは経つのだろう。

こんな言い方は失礼な話だが、高齢者の方の3年は、考えれば相当な「経時変化」をもたらすものだ。

お帰りするチョットの間をとらえて、奥様が耳打ちされた。

「最近、ボケが少し出てきちゃって、目が離せなくなりましてね〜〜」

と、その時、ご帰宅の準備に玄関に向かわれたはずの先生が、とんでもない方向に進まれていた。
ラベル:憂鬱
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2005年09月24日

患者と家族の板ばさみに類似したご苦労は、大病院に勤務する医師こそ、シバシバとか

以前投稿したカテゴリ「患者と家族の板ばさみ」の記事を見た医師の愚息に言われてしまった。

僕等の方が、もっとひどい経験は、再々のことダヨ、っと。

長い闘病期間中には、何の音沙汰も無かった親族が、いよいよの時にやって来て、騒ぎ立てるものだから、身近な家族の方が、何とか止めてくれて、ホッとしたことが最近もあったばかりだが、お互いに疲れきった家族がかばってくれたので、直ぐにおさまったが、一番困難を覚えるのは、やはり、本来はもっと早く会いにやって来ておくべき身近な家族が、いよいよになってやって来て、攻め立てられる時が、一番辛いし、腹も立ってくると言われる。

結局、自分等の不人情を、彼らは医師を攻め立てることによって、これだけ親身に心配している、というポーズをとらざるを得ないのだろう、と皮肉な考えも、持たざるを得ない、という意見では、まったく一致した。

人間って、きれいな部分も、きたない部分も、親族、あるいは家族の生死に関わる時には、本当にモロダシになる、ということか。

いよいよになって、医師を攻め立てる家族、あるいは親族の気持は充分理解出来ない訳ではないが、日頃、見舞いにも来なかったような連中に、いよいよになって騒ぎ立てる人が多いのは、事実のようで、それは当方でも同様のことだった。

いずれにせよ、第一線の医師たちは、それらの困難に落ち込みながらも、不眠不休で頑張っている、という現実は、直視する必要がある。

戦後に、家族制を崩壊させ、何でもどこかの国のマネばかりして来たヒズミが、こんなところに出てきたのかもしれない。
ラベル:憂鬱
posted by ヒゲジジイ at 08:05| 山口 ☔| ちょっと憂鬱な話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする