ご意見やご質問はこちらから⇒●●●


クレーマーは絶対にお断り。紹介で来られる人達で、付添い人や代理人によるクレーマー豹変率が最も高いので、ご紹介は不要です!

 

2015年07月26日

漢方製剤の副作用および誤った処方の可能性についてのご質問

2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 お問い合せ内容 】:

 漢方製剤の副作用および誤った処方の可能性についてお尋ねいたします。

当方、3?歳女、身長170cm、体重44kg、アトピー体質(現在は所謂アトピー肌ではない)、疲れやすい人間です。痩せこけて青白く、幽霊のようだと言われます。
よろしくお願いいたします。

7月24日に、パンダ薬局にて中医学講師(中国人の高齢男性)に下記の症状を相談。

・夜になると微熱が出る:今年の1月初旬に酷い喉風邪で高熱を出し、同月下旬にそれが治ってから現在に至るまで、週3-7回、夕方以降に腋窩で37℃前後まで体温が上がる(朝は腋窩36℃弱)。のぼせや関節のだるさが著しいため、本人としては計測温度以上の熱感がある。ただし、口中温の日内変動は0.5℃程度(基礎体温は、低温期36.2-36.4℃、高温期36.7-37.0℃くらい)。

・暑がりになり、少し動くだけで大汗をかく:今年6月に気づいたが、去年の夏に比べると随分暑さに弱くなった。上記の微熱時以外に、体温が上昇していなくてものぼせがあることが多い。ただし、足は冷えがち。今年6月から急に汗かきになった。ただし、掌と足裏だけは生来、暑くても寒くても汗で濡れている。

・陰部ヘルペスが頻発する:初発は8年前で、その後は年に6-8回、主に月経前に再発していた。しかし、今年5月下旬から6月下旬にかけて数珠つなぎに再発しつづけたため、バラシクロビルによる再発抑制療法を開始した。日々薬を服用しているからか、7月に入ってからは水疱は出ないものの、3日と空けず再発の前駆症状(股関節の痛み、陰部のピリピリと発赤)が繰り返される。

・腕や胸元に小水疱が多数できる:6月上旬より、腕や胸元に透明の小水疱が多発した。痒みのないものと痒みのあるものがあり、痒みのあるものは掻くと赤くなる。相当に強く何度も掻かないかぎり、水疱は破れない。ステロイドを塗ると痒みや赤みは取れるが、水疱そのものは消えない。なお、この症状はビール酵母の服用を始めて2週間後に生じたため、ビール酵母に対するアレルギー反応を疑い、途中1週間服用を中止した。しかし、小水疱に変化はなかったので、ビール酵母の効果(便秘解消、寝起きスッキリ、微熱の頻度低下)につられて服用を再開した。

以上を踏まえて、中医学講師は以下の漢方製剤を朝晩の食前に服用するよう指示。

・瀉火利湿顆粒 半包
・大柴胡湯 3粒
・瀉火補腎丸 3粒

また、食養生(魚介類、香辛料、冷たいもの、タバコ等の摂取禁止)を守れない場合には

・五行草茶
・三晶仙

を食前と食後に1包ずつ飲むよう指示された。
 なお、貴サイトを参考に、5日前から自己判断で板藍根を飲み始めていることを告げると、継続を推奨された。ステロイドの塗布については、急にやめるのは無理だろうから最低限であれば可とのこと。バラシクロビルと抗ヒスタミン剤については理解していなかったようだが、辛いなら取り敢えず服用継続とのコメントを得た。
 上記の処方に従い漢方製剤(まだ禁煙できていないので五行草茶と三晶仙も)を2回服用したところ、以下のような症状の増悪と新たな不調が生じた。

 24日晩(服用1回目から3-4時間後):お腹に発赤と痒み。腕の小水疱が増加、痒みも倍増。→25日起床時には多少落ち着く。
 25日昼間(服用2回目から2-3時間後):再びお腹に発赤と痒み。耐えがたく抗ヒスタミン剤を服用。妙に暑い。→発赤と痒みは2時間ほどで沈静化。暑感は増していった。
 25日の夕方(服用2回目から6時間後):日傘を差して外を3分ほど歩いたら汗だくになり、屋内のベンチに座りこんだ。ひと息ついて歩行を再開したところ、やはり多量の汗をかき、5分もしないうちに、これまでに経験のない息苦しさ(何度大きく吸ってもそれに見合った酸素が入ってこないような感覚)とふらつきに見舞われた。→涼しい場所に入ったら徐々に落ち着き、夜遅くには問題なく10分歩行。

 以上の不調に加え、陰部の痛痒さはピリピリからムズムズに変わった。ただし、股関節の痛みは減衰。股が冷たい。

 上記の息切れがあまりに苦しく、恐ろしかったため、25日晩は処方された漢方製剤の服用を止めた。
 26日未明、階段を往復してみると、やはりいつもより息が苦しい。ただし、夕方のように倒れそうにはならない。

 以上が現状です。
 お尋ねいたしたいのは、

・上記の諸々の不調から漢方製剤の服用を止めたが、たった2回の服用で倒れそうになるまでの影響が出るものなのか。(お腹の発赤と痒みは、以前にも経験があるので生薬の副作用と考えています。下記参照。)

・服用開始後の異常な発汗と歩行時の息切れやふらつきが漢方製剤の影響であるとすると、好転反応ではなく生薬の副作用ないし誤った処方の影響なのか。つまり、服用を止めて正解なのか。

・10年以上前に病院でツムラの真武湯を処方されて飲んだらお腹に発疹が出たことを相談時に中医学講師に伝えたが、彼は「大丈夫、私はそんなことしない」と言ったものの、結果はこれである。調べてみると、処方されたものの中には真武湯と重なる生薬も入っている。以前アレルギーの出た成分が入っているかも知れないものを処方されたことに不信感を抱いてしまうが、専門家からすると、真武湯の中の何か(未特定)によって痒みの出る者に上記の処方を行うことはあり得るのか。

 要領良くまとめることができず、長くなってしまいました。ご多忙のところ恐れ入りますが、どうかどうかご回答いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。


2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

>疲れやすい人間です。痩せこけて青白く、幽霊のようだ

 というような、虚弱性が全面に伺える体質の人に、出されている漢方薬の多くはかなり攻撃的な方剤が中心となっていますので、短期間で激しい不快反応が出るのも、大いにあり得る話です。

 あまりに文章が長いので、ざっと読んだ印象だけでも、二度と服用されるべきではありません!
 絶対に好転反応ではありません。

 ヘルペスを中心に考えても、少なくとも五苓散+板藍茶の2種類程度から慎重に様子をみて、虚証部分が問題であれば、その後の様子次第で・・・・、いずれにせよ、虚弱な人には慎重でなければなりません。

 なお、ツムラの真武湯で発疹が生じたのは、もっとも考えられるのは附子によって経絡を過剰に温め過ぎたのが原因である可能性が高いと思います。

 取り急ぎ、お返事まで。

追伸:あくまで頂いたメールの内容だけでの感想ですので、こちらの意見も過信されるべきではありません。
 必ず、漢方薬を出された先生に報告して、今後の指示を仰いで下さい。

2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

迅速なお返事、ありがとうございます。
 薬局は明朝まで閉まっていますし、処方した中医学講師の担当日は●曜のみなので、直ぐにご回答いただけてほんとうに助かります。

 攻撃的な方剤とのこと。
 たしかに処方された時に、「強い薬。体が弱そうだけど、飲んでみて耐えられたらどれも倍まで増やして」という注意を受けました。
 「耐えられそうなら」という表現から、この苦しい反応を我慢しなければ治癒に向かわないのではと悩んでおりましたが、そうではなさそうですね。薬局ないし処方者に相談できるまでは服用中止を継続します。

 また、たった2回飲んだくらいでここまでの反応が出るとは信じられず、薬局に連絡したところで言いがかりだと思われるのも不安でした。
 「短期間で激しい不快反応が出るのも、大いにあり得る話」とのご意見を伺えたので、安心して話ができそうです。

 また長くなりつつありますね。申し訳ありません。
 急激な不具合にひどく動揺していたので、ほんとうに救われました。ありがとうございます。

 たまには応援のクリック、よろしくお願いしますにほんブログ村 健康ブログ 漢方へ

2012年7月26日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年7月26日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲ薬剤師 at 08:44| 山口 ☀| 医薬品(漢方薬も含む)の誤投与 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

胃酸過多でもないのに胃酸を抑制する医薬品が処方されると

 「胃酸過多でもないのに胃酸を抑制する医薬品が処方され」ると、往々にして食欲不振や、胃もたれ感を誘発してロクナコトはない。

 食欲不振で消化器内科を訪れて、胃酸を抑制する医薬品ばかりを数種類投与されて、ますます食欲不振と胃部不快感まで引き起こした誤治療は日常茶飯事。
 最近も、油物やアルコールの過食で胃腸の調子がおかしくなって訪れた消化器内科で同様な投与を受け、却って胃もたれや食臭を伴ったゲップが頻発するようになった人など、枚挙に暇がない。

 いずれも明らかな誤投与であるから、即刻、服用を中止してもらうだけで(漢方薬は適切な一方剤で十分)見事に食欲や胃部不快感は消失している。
 食欲不振で、他の原因疾患が見当たらない場合は、一食抜いてみるくらいのことで、下手な治療よりもはるかに効果的である(苦笑)。
posted by ヒゲ薬剤師 at 21:32| 山口 ☔| 医薬品(漢方薬も含む)の誤投与 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

スタチン製剤の服用を強く奨められる初期ガン摘出後の患者さん

消化器系の初期のガンで摘出後、主治医が開業されたので、そのまま主治医の診療所でお世話になることになった。

痩せ型であるが、コレステロール値が210〜270。

だいたいにおいて240〜250であるが、その主治医からスタチン製剤の服用を強く奨めれら、このために定期健診に行くのがつらくなっている患者さんがおられる。

放置しているとガンで倒れるよりも、先に脳卒中で・・・・・と相当な剣幕で叱られると言われる。

「でも先生、コレステロールは少しくらい高いほうがいいって、新聞にも書いてありましたけど・・・・・」

と恐るおそる言うと、

「新聞なんて〜〜のは、下半分は読んじゃ〜〜イケナイ!」

と意味不明なことをおっしゃって検診に行くたびにお薬を出されて、ちゃんと服用しているかを訊ねられ、服用してないことを告げると会社に連絡するから会社の電話番号を知らせろとおっしゃるのであった。

この方は、なぜ当方の薬局の名前を出して、その薬剤師にもらった文献を見せ、この程度のコレステロールで、スタチン製剤を服用するのは、初期のガンだったとは言え、この時期に敢えて免疫力を低下させるかもしれないお薬を服用する必要がどうしてあるのか、よく相談しないのか、あれほど進言しても、お医者様に(格下の?)薬剤師のことはどうしても言えないらしい。

患者さん自身、迷いぬかれて、これまで長期のコレステロールの推移の表を持参して、お近くの内科医に受診して御相談したところ、やはりコレステロールを下げる薬を服用する必要はまったくないこと。
現在測定すれば210代でもあるし云々とて、今後、何だったらご紹介するからガンの定期健診の病院も変えたらどうか、とのアドバイスであった。

また、これに関連した話で、外科系の某医師がコレステロールが270になったので同僚の内科医に相談したところ、食事療法でいいよ、内服する必要ないですよ、と言われて安心した。
医師同士の実際の会話はこんなものなのである。

2006年01月24日 コレステロールを下げるスタチン製剤による副作用の可能性

posted by ヒゲ薬剤師 at 01:54| 山口 ☔| 医薬品(漢方薬も含む)の誤投与 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする