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2015年10月16日

食欲の秋とはいっても、どうしてこんな配合で食欲が増進するのだろうか?

2011年10月16日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月16日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 食欲の秋とはいえ、不思議な漢方薬の副作用ならぬ副効果!

 ヒゲジジイ自身の熱証の腰痛で、桃仁が過剰にならないように計算して、桂枝茯苓丸の半分量と大黄牡丹皮湯の半分量に、芍薬甘草湯の少量と地竜の配合で、腰痛が急速に治るにつれて食欲が亢進。

 あさからまともな食事を摂るほどで、近年にはあり得ない食欲である。

 専門家から見れば、ちょっとあり得ない副効果ではあるが、疼痛が軽減したお陰で、リラックスによるものであろうと想像するのは容易であるが、決してそればかりとは思えない。

 漢方薬とは実に不思議なもので、しっかりフィットした配合というのは、様々な有利な附録、すなわち好ましい副効果が付随することが多いものなのである。

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2011年10月16日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月16日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年10月16日の茶トラのボクちん(7歳)
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posted by ヒゲ薬剤師 at 08:12| 山口 ☀| 桂枝茯苓丸の副作用・好ましい副効果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

体質によっては桂枝茯苓丸の単独使用は思わぬ弊害をもたらすという現実

 またまた医療用漢方(主にツムラ漢方)における誤投与問題を取り上げるのは、薬剤師の立場としては些か気が引ける問題だが、誰もが遠慮して口を噤んでいる社会風潮に同調ばかりしてはおれないので、最近遭遇した事例を取り上げる。

 子宮内膜症による激しい生理痛は、いまやありふれた疾患だが、桂枝茯苓丸証があっても、あきらかに気血両虚を伴っている若い女性に、ツムラ桂枝茯苓丸の医療用エキス製剤が投与され、このために胃痛と体力減退、生理期間の延長と生理量の増加を来たしたために、医療用漢方を断念して当方に相談に来られた方がある。

 傷寒・金匱の方剤のみにこだわれば、確かに桂枝茯苓丸も間違いではないが、明らかに気血両虚をともなっておれば、少なくとも気虚に優れた効能を発揮する補中益気湯レベルの方剤を併用されてもよさそうなものである。
 しかしながら、体質によっては朝鮮人参の峻補に過ぎるきらいがあるので、今回の相談者の場合は人参のかわりに党参使用のものでなければならないはずである。

 ところで、中国古代の古方に拘れば桂枝茯苓丸ということになろうが、中医学・薬学的に考察すれば、延胡索(えんごさく)などの優れた鎮痛効果のある生薬の配合されたものを投与すべきことは常識である。
 それゆえ、本来なら牛膝散(ごしつさん)や折衝飲(せっしょういん)などを主方剤とすべきであるが、保険漢方ではどうも見当たらないようだ?!

 桂枝茯苓丸は確かに優れた方剤ではあるが、攻撃剤の部類に属する方剤であるから、あきらかな気虚や血虚を伴う人に単独投与すれば、覿面にその弊害が出てくるのである。
 それでも漢方に懲りることなく、自費の漢方を求めて当方に訪れてくれたただけでも幸いで、一歩間違えば漢方嫌いの若者を一人増やす結果になりかねなかった事例である。

 そこで当方では既に副作用が生じているツムラの桂枝茯苓丸を中止してもらい、保険適用外の建林松鶴堂から販売されている牛膝散エキス製剤と党参が配合されたイスクラの補中益気丸の二種類を併用してもらうことにした。

この記事の続報:牛膝散製剤と補中益気丸(党参入り)で正解だった桂枝茯苓丸の誤投与
posted by ヒゲ薬剤師 at 09:30| 山口 ☔| 桂枝茯苓丸の副作用・好ましい副効果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする